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杜記 伊勢佐木町 火鍋 中華料理

今回の記事の鶏に関する記述の中で、一部に不快と思われる表現があると思われる方は思われるだろうし思われない方は全然思われないとは思われますが、思われるといけないと思われ、十分注意されるよう念のため申し添えます。

             
“とき”と読むんだろう。
中国なのに、Nipponia nipponか。
「刀削麺」で有名な”杜記”の3号店である。
1号2号店は中華街にあり、何度か訪れたが、ここはお初。
小麦粉の塊を紐のように削って、熱湯の鍋に落とすあれだ。

ここも、ついこの間まで、刀削麺の店だったように記憶していたが、今は火鍋+中華の店となっている。
どうやら、華隆餐館にコックさんが移ったので、ここは刀削麺をやめて、火鍋の店になったらしいという噂を聞いた。
真偽は定かではない。

       
店内は昔ながらのディープな上海を表現したという。
上海飯店は知っているが、上海は知らない。
行ったことはないが、綺麗なオネエサンが沢山いるという歓楽街のなんちゃらサロンもこんなような光の具合だったと友人から聞いたことがある。

確かに、店の人は中国人、客も僕ら以外みんな中国人。
あとは、葉巻と拳銃とボルサリーノか。
ディープ。
デブではない。
でも、お客さんはインディアンみたいだ。

       
まずは、エビスの黒生。
ん???
そんなもん頼んでないなあ。
僕が注文したのは、サッポロ”黒ラベル”だ。

しまった、日本じゃなかった。
サッポロの黒がエビスの黒に化けていた。
油断していた。
注文を取りに来た小姉が、やけに、うんうん、と頷くので信用してしまった。
まだまだ僕は未熟だ。
でも、小姉、なんか、この黒生、酸っぱくねえあるか?

             
メニューである。
読めない。
しかし、写真と大体の漢字の感じで理解するよう努める。
テーブルの端を見ると日本語のメニューもあったので、ホッとした。
でも、何がいいのか分からない。
島んちゅの宝か。

       
で、壁に写真入りで貼ってあったのでこれにした。
おっと、情報喫茶ではない。
行ったことはないが、大人の常識としてこういう店があることは知っている。
地鶏の重慶麻辣鍋だあ。

鶏と大根とにんにくとたまねぎがドッチャリ入った鍋だ。
デフォルト2人前で2,500円。
しかし、この量だ。
3人でも食えるだろうか。

       
で、さっき間違われたビールの仕切り直しをした。
今度は、ゴチャゴチャ言わないで、黙ってメニューに指を刺した。
角度とかで間違われないように、縦と横で両腕の指を駆使して示した。
かくなる努力の結果やっとこれが飲めることとなった。
大好きな黒ラベル。

    
鍋に火が回ってきて、スープが対流することにより、下の具が上に浮いてきた。
ん?
何だ、この黒いのは。
げっ!!! げげげ!!!!!
鶏の足だ。
いわゆる、もみじ。
僕は鶏の足のこの鱗みたいのが大っ嫌いだ。
しかも、黒い。

こんなのが入っているなら初めから言ってほしかった…
って、店の人は僕が鳥の足を嫌いなことは知らないのに勝手な言い分である。
ましてや、生まれも育ちも中国人だ。
僕の屈折した過去なんか知るわけがない。

屈折した過去1 昔、祖父が庭で飼っていた鶏を、”今日はご馳走だぞ”とつぶしたのを、血抜きから解体まで一部始終呆然と見ていて、お腹が痛いと言って夕飯は抜きだった。

屈折した過去2 昔、秋吉久美子が主演した映画”赤ちょうちん”で、主人公が狂って鳥をムシャムシヤ食べていたのを一部始終見て呆然となり、彼女のヌードシーンが記憶から飛んでしまった。

屈折した過去3 昔、手塚治の漫画”火の鳥”の1シーンで、親切にしてくれた鳥人間を殺して、主人公がその足をムシャムシャと食べているのを一部始終呆然と見て、ケンタが食べられなくなった。

という忘れていた3重のトラウマが鮮やかに蘇った。

    
だんだん、出来上がってきた。
小姉が途中まで鍋捌きをやってくれる。
しかし、しっかり、黒い鶏足は上に常駐していた。

もみじにはゼラチン質が多く含まれ、コラーゲンたっぷりのコクのあるスープが取れる。
ラーメンなどの出汁でも御馴染みだ。

美味いのはわかるが、黒い足の方は苦手。
嫌なものには変わりないが、せめて、白いのにしてほしいし、見えないところでやってくれればなあ。
そっと、鍋底に押し込んだ。
怖かった。

       
では、毒消しに紹興酒。
毒消しではないか。
こういう辛いモンにはビールがいいが、鍋の量からすると腹一杯になってしまう。
で、これ。
割と安くって、1,800円。
ん?まだ高い?

       
でも、なんだかんだ文句を言いながら食べた。
鶏は気持ち悪いが大好きだ。
なんだ、かなり美味いじゃん。
当たり前か。

コラーゲンたっぷりのスープに、麻と辣と赤唐辛子のスープ。
辛くてピリピリするがいい。
鳥は多分輸入の冷凍物だろうが、確かにブロイラーの臭いはしない。
もう少し解凍に注意すれば、もっと美味いかもしれない。
体はあったまるし、滋養にも良い。

       
この通り。
ニンニクがゴロゴロである。

この鍋を食べて家に帰ったら、いいからとにかく風呂に入れ、と言われ、翌朝は、窓を思いっきり開けられるのは必至だ。
鍋を食べる汗とともに、体中からニンニク汁がほとばしっているだろう。
15個くらいは食べた。
小さくて目立たないが、鍋の底には足の踏み場もないほどニンニクが敷き詰められていたのだ。

    
さあ、〆は麺だ。
美味しいぞ。
鍋の〆は麺かご飯だ。
コクのあるスープは麺に限る。

    
ちょっと煮込むと、また、つまみになる。
これで、残った紹興酒を楽しむ。
コッテリとした料理にホントに合う酒だと思う。
ゲッ!!! 鍋底にチラリと鶏足らしきものが伺える。

ところで、滋賀県は近江に鶏足寺(けいそくじ)という寺がホントにあって、紅葉の名所なのである。
この期に及んで僕への嫌がらせのオヤジギャグとしか思えない。

なお、あんなにニンニク漬けとなったのにもかかわらず、この3日後に風邪を引いてしまった。
残念ながら、鶏足寺のご利益はなかった。

杜記 伊勢佐木町店中華料理 / 伊勢佐木長者町駅日ノ出町駅関内駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0


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No title

ブログ拝見させていただきました。 杜記関係者でございます。
今回、エビスビールにて不手際があったとのことですが、
この場をお借りしてお詫び申し上げます。
今一度、従業員の教育を徹底致しますので、
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
当日は重慶麻辣鍋を召し上がっていただいたんですね。
ありがとうございます。 
私も唯一の日本人なので、鶏の足はちょっと苦手です。
美味しいのはわかっているんですが。。。
さて、新しく、当店主が研究に研究を重ねた「上海焼餃子」が
メニューに加わりました。
こちらは、見た目は「餃子」ですが、中から肉汁のスープがあふれ出す、小龍包の餃子バージョンとなっており、当店の一押し!です。
asakichisengyo様も必ず喜んでもらえる一品となっておりますので、ぜひ機会がありましたらお試しくださいませ。

では、またのご来店をお待ちしております。

@杜記関係者

No title

ありがとうございます。
不手際だなんて、ぜんぜん気にしていません。
何だかんだ書いていますが、美味しかったです。
すみません、芸風なんで。(笑)
絶対にまた行きますよ。
上海焼餃子…
そそります。
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Author:chromodoris
ダイビングと海遊び、街歩きとグルメ、自然観察と庭いじり、魚釣りと素人料理、そして映画と音楽の日々。プレ前期高齢者が日々に翻弄されながら、人生の仕舞に向けての彷徨いを綴ります。

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