アミメニシキヘビ 捜索 名瀬町の森 その1
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僕が住んでいる横浜市郊外の高級戸建住宅街周辺はまだ緑が多い。
とは言ってもゴルフ場やら福祉施設やら資材置き場だのと散在しており、斜面緑地と畑くらいしか残っていないが、まあ散策するには楽しいし、深山の雰囲気のあるところもある。
こども自然公園(大池公園)、戸塚カントリークラブ、横浜カントリークラブ、名瀬町の森、上矢部町の森、南本宿市民の森一帯は、僕の散策コースで、その日その日の気分で場所や順路を替えて週に1~2回3時間ほど歩いている。
しかし、ゴルフ場は、google Mapで見ると、禿の大発生みたいで醜いな。
ゴルフはやらないから言うが、自然破壊も甚だしい。
今は、こんな野アザミがよく咲いている。
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5月7日の金曜日は、名瀬町のナセグリーンゴルフ裏手の一帯の森を散策しようと思っていた矢先、大変なニュースが飛び込んできた。
集合住宅で飼っていた3.5mの黄色いアミメニシキヘビが逃げたという。
友人らから、捕まえて食おうだの、囮になれだの、蛙を持って歩けだの、という心温まるLineが来た。
出歩かないようにという、まともなのも来たが、一通だけであった。
で、出かけたら捜索のおまわりさんとも遭遇。
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まあ、こんな日にそんなところに行くことはないだろうという意見もあるが、世のため人のため。
ボランティア意識を発揮して、見つけたら捕まえて蒲焼にでもするかと出かけて行った。
でも、よく考えたら、捕獲道具もないし持ち運ぶ手段もないので、写真を撮って110番するしかない。
この山には、今日は、西連寺の裏手から入る。
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この辺は、山に入る途中に湿地があって蛍も生息する。
名瀬川の源流の一つでもある、水路もある。
これ、水芭蕉に似てるな。
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へびいちご。
蛇が好みそうな環境、例えば水辺とかに多い。
昔騙されて食べたが、味がなく甘くもなく不味い。
食べられなくはないが、好んで食べるほどではない。
ジャムとかに加工すれば何とかなるかな。
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ヒメジャノメ
湿地と樹林地の境にいた。
草原に多く生息する。
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カルガモのペア。
名瀬川に棲みついているみたいで、よく見かける。
写真を撮ろうとすると、ケツを向けるので回り込んで前に出ると、またケツむける。
そんなカモとのイタチごっこの末撮った一枚。
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キショウブ。
植えているのだろうけど、群生していた。
これって、繁殖力が強くて丈夫らしく、水辺の至る所に生えている。
ちなみに、明治時代に入ってきた外来種でヨーロッパ原産らしい。
ショウブ2点。
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山の中に入ると、ちゃんと柵もある。
だいたい里山の尾根道や畑伝いの道(道と行っても路らしくないのも多々あり。)は、公道が多く、横浜市が管理している。
そして、斜面に沿って民地の竹林や畑が低地に伸びて里山を形成している構造だ。
本当に都会の身近なところに、深山を思わせるような光景もあるのだが、行政もあまり広報していない。
多分、有象無象が訪れ、植物を根削ぎ持って行ったり、筍を持っていったり、畑を荒らしたりするのを懸念してのことなのか。
まったく、山からの恵みを観て感じて楽しむだけで良いのに。
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いろんな植物が生えている。
名前を知らないのが残念だ。
植物図鑑買いに行こうかと考えている。
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山の尾根近くの畑に白い花が散っていた。
風情があるのでパチリと一枚。
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人里近くに降りてきた。
緑園都市から西連寺を入って名瀬小学校方面に抜けるところに出た。
この辺は、アミメニシキヘビが逃げた名瀬グリーンゴルフ周辺の反対側の谷戸。
釣り堀やアーチェリー場がある方面。
何と、東戸塚駅西口の東急ストアが入っているマンションが見える。
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山王社という祠。
ひっそりと山の上にある。
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頂上から。
手前は介護施設の駐車場、その上はアーチェリー場、その向こう側の谷戸が名瀬グリーンゴルフ場。
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こんな祠。
中に御本尊の収納箱があった。
何なのか開けて見たい欲求にかられたが、祟られても困るので止めた。
こういうの結構フラスト溜まるんだよね。(笑)
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こんな石碑もある。
万延元年とあった。
1860年くらいか。
これでフットボールやったら罰が当たるな。
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庚申塔。
あちこちにあるので、珍しいものではないが。
江戸時代の初めころから建てられたようで、村の外れや村と村の境に多く、村や辻の守り神と言われている。
江戸時代なんて、この辺はどれだけ寂しい田舎だったのか想像もつかない。
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ハチによく似ているこの虫。
多分ベッコウガガンボの仲間かなあ。
よくわからない。
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可愛そうに。
羽が少し千切れている。
ヒメウラナミジャノメ。
蛇の目模様が、1番目2番目3番目と連なっているのだが、3番目の3つ目が切れていて、1つ2つ2つとなっている。
名前は、羽の裏に波のような皴のような模様があることが由来か。
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ハナムグリの仲間?
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オニグモ?
毒はない。
人はだいたい蛇かクモが嫌いという。
どっちもという人もいるな。
僕はどっちも平気だが、ゴキブリだけは大嫌い。
手でつかめるけどね。
って自慢するようなことじゃない。
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タンポポの綿帽子。
子供の頃よく吹いて種を飛ばしてなあ。
鼻の中に入ってクシャミが止まらなくなったことがあった。
昔も今も馬鹿だ。
死ななきゃ治らない。
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ヒルガオ。
カトリーヌという名の娼婦を思い出す。
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「夏は来ぬ」という唱歌がある。
子供の頃、夏はなぜ来ないのかと色々考えた。
夏が来た、という意味だった。
で、最初の出だしが、♪卯の花の匂う垣根に♪だった。
卯の花ってなんだ?
硫黄温泉の結晶と勘違いしていた。
湯の花だ。
卯の花とはウツギの花。
白い花に黄色い花弁、ごく普通の山木なんだが、これ初夏の象徴なんだな。
で、畑と山裾の間に咲いていた。
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この花、歌われている通り、かぐわしい香りがする。
上品で奥ゆかしい上品な香り。
山を歩いてきて、まず香りが鼻をくすぐり、そして目がその方向に向いた。
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これ分かりません。
見かけたことは何度かあるんだけど。
可愛い花だ。
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これは、いわゆる雑草で、コンクリートの割れ目とかに密かに花を咲かせている。
私って日陰の女なの、ってなこたぁないが、名をユウゲショウ(夕化粧)という。
名前はユウゲショウだが、咲くのは昼。
一日だけしか咲かない。
夕化粧をして、たった一夜の逢瀬を、なんて色があるねえ。
明治時代に入ってきた外来種らしい。
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ヤマツツジ?
赤がお見事。
曇りだったのであいにくだが、晴れていれば空の青さがスコーンと抜けるのになあ。
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椿まだ咲いてるの?
ってくらい、かなり開いた椿。
もう散り際ですね。
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これも良く分かりません。
白いモジャモジャにワイン色が混じる。
落ち着いた色合いで綺麗だ。
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紅葉って春に花が咲くことを知っている人は多くない。
これ、イロハモミジの花。
この根元に2つの玉のような種が収められている。
そして、秋になると花がプロペラの役目をして種を遠くに運んでいく。
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種はこれ。
7月頃のもの。
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ということで、アミメニシキヘビは見つからなかった。
全く見つかるとは思わなかったが。
何処かの薄暗い穴倉とかでじっとしているのかな。
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パトカーが行きかっていた。
早く見つかるのがいいのか、このまま自由を謳歌するのがいいのか、僕にはよくわからない。
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