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太田なわのれん 日ノ出町 牛鍋

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1関内からオデオンを過ぎて、伊勢佐木通りを一本大岡川側(言いにくい)に入ると若葉町。
さらに、その先の通りは末吉町だ。
この辺、昔は、南米人、もっと昔はロシア人、さらには韓国人や中国人など、様々な国のお姉さんたちが屯している街だった。
何でそんなに詳しいの?と聞かれても答えに窮する。
世の中には、聞いてはいけないこともある。
そういうことで、地元の人もなかなか立ち入り難かった。
しかし、そんな中、ポツリと明かりが灯るここは、知る人ぞ知る横浜の老舗、太田縄のれんなのである。




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創業明治元年。
さすが進取の気質を持つ横浜人。
開港と同時に、真っ先にこの国に肉食文化を定着させたのであった。
この店、明治の半ばまでは、太田縄のれんという名前ではなかったらしい。
その頃、道路の改修で一時「太田」(横浜のどこだかは知らない)というところに仮移転していたので、太田にあった縄のれんの店ということで、この名がついたと店のHPに書いてあった。
この店のシンボルマークはフクちゃん。
早稲田大学との関係は不明。




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では、まずはビールでも。
こういうところで飲むビールは美味いが、市場価格と比べるとお高い。
味わって飲もう。





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まずは、口取り。
蛤のエスカベッシュみたいのが美味しかった。
なかなか彩も綺麗だ。
季節感もあり、さすが老舗。





55DSCF9256あいなめ葛
椀物。
アイナメの葛あんかけ。
実にすっきりとした出汁で、上品。
アイナメのシャキシャキとした身と噛んだ後に広がる旨みと甘み。
美味しい。
こういう料理は良いやねえ。





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これは穴子を白焼きにして握りにしたものを柿の葉で包んだもの。
穴子という、ちょいと癖のある魚を柿の葉の香りで包む。
これも美味しい。
香りが捨てがたい。
もともとは、柿の葉寿司は保存食で、柿の葉には抗菌作用があると言われており、保存効果を高めるものなんだと。
ちなみに、葉っぱは、渋柿の方が良いらしい。
抗菌作用の元であるタンニンが渋柿に多く含まれているとのこと。





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では、ワイン。
シャトー・メルシャン・長野メルロー 2012年。
市販で3,000円以上するワインだ。
だから、ここで飲むと6,000円以上する。
いつもは市販価格 数百円のワインを飲んでいる身。
今日は、清水の舞台から飛び降りて、太田縄のれんに着地した。
もともと高い店なので、ワインの価格くらい麻痺して気にならないのだ。
後がヤバい。
濃い赤紫色で、ふくらみのあるどっしり感ワインだぞ。
果実やスパイスの複雑な香りもする。
長野県産のメルローで造られた逸品だ。




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さあさあ来たぞぉ。
牛鍋。
もうこのレイアウトを見ただけで十分満足じゃ。
さあ、帰るか。





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そうはいかない。
鍋の行く末を見届けなくてはならない。
最後は、トイレでの今朝の健康状態観察の指標とはなるが、どれが牛鍋だかわからない。
こんなことを書くと、また食べログで記事の強制削除となるかもしれない。

僕は多分食べログのブラックリストに載っていると思われる。
これまで、記事の強制削除を3回ほど受けている。
トイレネタ一回、お客批判一回、寄生虫ネタ一回。
しかし、そんなたちの悪い投稿者にもかかわらず、食べログ事務局から横浜でオフ会をするので参加しないかとお誘いを受けた。
ブラックはブラックなりに恥じらいはあるので、もちろん参加はしていない。
しかし、食べログの懐の深さを感じざるを得ない。
と、今後のこともあるので胡麻を擦ってみた。



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こんなことを問わず語りしているうちに、鍋が煮えてきた。
味噌の良い匂いがしてくる。
この店、高いなりにそりなりのことはある。
鍋の段取りとオペレーションは、昔はさぞかし美人であったろうお姉さんが全部やってくれる。
僕は煮えたのを食うだけである。

しかし、よく「美人の年寄」と「若い美人でないの」とどっちがいいかという議論になる。
多分僕の仲間内だけだろうとは思う。
吉永小百合と渡辺直美だったら吉永小百合だが、通常なら僕は絶対に若い美人でない方だ。
寄る年波のせいか、渡辺直美もそれなりに最近は可愛いとは思うが。
また、食べログで強制削除になる気がする。





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では、いただきます。
これ、実に美味い。
素晴らしいお肉だ。
柔らかく、甘く、旨みがある。
十分価格に折り合う上等な肉を使っている。
それでもこれは、「特上」ではないのだ。
参りました。
恐るべし、太田縄のれん。







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お新香なぞも出てきた。





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では、〆のご飯。
へへへ、牛をのせて食べるのだ。
この味噌、色が濃いので辛そうに見えるが全然そんなことはない。
ご飯のおかずに、実に合う。
こりゃ、何杯も食べちゃうぞ。
舐めながらの日本酒もいい。






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ということで、鍋に残った味噌でさらに飯を食う。
牛の旨みがたっぷり混ざった味噌が美味い。
これが、醍醐味。





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では、お口直し。
メロンは、小さいときに病気をして以来だ。
貧乏だったわけではないが、機会がないとなかなか食べないものだ。





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先割れスプーン。
給食のとき以来だ。





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トイレの絵タイル。
開港記念会館…ジャックである。
横浜の老舗ってこういう演出がしてあるところが多い。
横浜、いいな。

ちなみに、本日のコースは、「梅」で10,800円。
牛鍋の量の多いコースだ。
最後は、肉はもういいというくらいなので、値段以上にお得だ。
15年ぶりの太田縄のれんだった。
満足。

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太田なわのれん

夜総合点★★★☆☆ 3.5



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ダイビングと海遊び、街歩きとグルメ、自然観察と庭いじり、魚釣りと素人料理、そして映画と音楽の日々。プレ前期高齢者が日々に翻弄されながら、人生の仕舞に向けての彷徨いを綴ります。

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