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八十八 割烹 吉田町 

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住吉町に鰻の名店と呼ばれた老舗があった。
社用族が減ったためか、平成13年に閉店した。
が、今年3月吉田町に復活した。
そもそも、浜っこにとって鰻屋と言えば、「わかな」か「八十八」である。
「わかな」は甘めで「八十八」は辛めと言われるが、場末の江戸っ子にとっちゃ、相対的にはどちらも辛めだ。八十八という。



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新規開店間もないこともあって、胡蝶蘭が店内にも飾ってあった。
本物かどうか触る癖があるが、よく「お止めなさい」と言われる。
だって、知りたいではないか。
ましてや、花びらに「祝 開 店」などとスタンプが押してある。
さらに、変な模様のスタンプまで押してある。
ますます触りたいではないか。
で、趣味が悪すぎることも相まって、ついつい触ってしまった。
本物の胡蝶蘭だった。



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まずは酒でも飲もう。
店内は、高級感漂い、サービスの方々もどう見ても、玄人さんである。
やはり、老舗というのはこういうところからして違う。
堅気のもんではない。
菊正宗は、大関とともに大手の日本酒の中では、飲める方である。
すっきりしていて、木の香りがしてわりと好き。
2合徳利1,000円は、こういう店にしては、良心的だ。


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本日は、ホワイトデーということもあり、奮発した。
と言っても奢ったわけではない。
たまに美味い物でもと、なんと5,900円の御膳料理で、鰻重とステーキ重にする。
最初は一の膳。
口取りだの小鉢だのお造りだのが並ぶ。
温物の海苔巻しんじょは美味しかった。
上品な餡がかかっており、さすが割烹、と言った感じ。
お造りは鮪と鯛。
めでたく紅白か。


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はい、二の膳。
ステーキ重である。
サラダに赤出汁、お新香が付く。
ちょっとしょぼいかなあ、と思って食べてみた。



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なんと、美味い。
鰻屋でステーキという掟破りだが、割烹でもある。
実に、良い肉だ。
柔らかいし、シャキッとした噛み心地だ。
肉の旨みもジワーッと伝わってくる。
葱を絡めたソースも和風で、薫り高く美味しい。
侮れないぞ、鰻屋。


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鰻重は、肝吸いとお新香が付く。
この店、放生会と称して、南区の光明寺で鰻供養をやっているそうな。
他の生き物から命をもらって命をつなぐということだな。



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さて、どれどれ。
確かにタレは辛い。
シャキッとした感じのタレである。
うちの父親のような、場末の江戸っ子には、多分駄目だろう。
鰈だってアイナメだって、これでもか、こりゃスイーツかと思うほど砂糖を投入して煮る。
当然、鰻のタレも甘くないといけない。
ところが、そんな偏った環境に育った僕だが、鰻のタレは辛い方が好きだ。
そう言えば、ご飯の炊き方も父親は柔らかめ、僕は堅めだ。
だから、堅気のサラリーマンになったのだ。
ただ、この鰻、獲れない影響もあるのか、身が薄くイマイチふくよかさにかけるかな。
でも、身の甘みとタレの辛味が、よい塩梅にはなっている。
なお、このタレは、店を閉めた後も、当時のベテランの板前さんが、保存していたものだそうだ。
鰻のタレって、店が火事になった時には、これだけは唯一持ち出すという。
火入れしながら大事に育てた我が子のようなもんかもしれない。


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三の膳。
水菓子と蕨餅。
シロップ漬けのリンゴは抜群においしかった。

やはり、料亭。
総合的に大した実力だと思う。



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八十八 吉田町店

夜総合点★★★☆☆ 3.6



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ダイビングと海遊び、街歩きとグルメ、自然観察と庭いじり、魚釣りと素人料理、そして映画と音楽の日々。プレ前期高齢者が日々に翻弄されながら、人生の仕舞に向けての彷徨いを綴ります。

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