FC2ブログ

神谷バー 浅草 バー 

11PB140093.jpg
神谷バーである。
明治13年開業の一杯売りの酒屋が明治45年にオープンした、バーという名の超老舗の西洋風食堂兼居酒屋だ。
今は、近代的なビルとなり、1階はバー、2階はレストラン、3階は割烹だ。
が、都営地下鉄浅草駅にこんな、看板がある。


22神谷バー(地下鉄の看板)0609220263
「変わらないものが、ある。」
「が」の後の点の打ちかたが気になるが、電気ブランだ。
「変わらない、ものがある。」
のが、インパクトがあるのではないか。
「ある」と「変わらない」のどちらに力点を置くか、僕の趣味でスマン。
ブランデー、ジン、ワインキュラソー、薬草の入ったカクテルである。
その配合が、どうやら秘密であるらしい。
まあ、養命酒みたいなもんだ。
と学生時代に友人が漏らしたことを思い出す。


33PB140098.jpg
じゃ、まずはビールでも。
バス ペールエール。
きめ細かいクリーミーな泡立ち。
いいねえ。
香ばしい香りとジェントリーなキレ。
さすが、紳士の国のビール。
ここのウエイターさんと同じだ。
ここのウエイターさんの爺さんたちがやけにかっこいい。
紳士で背筋が伸びて、ホテルの老給仕さんみたいなのだ。
学生時代の彼女に、こういうふうに歳を取れと言われた。
なんだ、歳を取った今の姿を見てくれなかったくせに。
見なくて良かったか。
お客さんも昼から爺さんとか婆さんが多い。
当たり前だ。
昼間っから暇なのは、元気な爺さんか婆さんだけだ。
超高齢化社会の象徴のような店だ。


44PB140099.jpg
さて、ビールも飲んだし。
出ました、電気ブラン。
きれいな琥珀色だ。
キリッと冷えているぞ。
甘い香りと40°の強いアルコールのコラボレーションが、実に新鮮だ。



55神谷バー(煮こごりと電気ブラン)
そして、煮こごりで、飲むのもおつなもんだ。
チェイサーの水を添えて飲む
戦前は、煮こごりっていうのは、駄菓子屋さんでも売っていた大衆的な逸品だ。
って、戦後の生まれだが。
明治・大正・昭和の人は、間違いなく、こうやって飲んでいたと根拠のない確信を持っている。
酒自体が甘いので、塩っぱいつまみよりも煮こごりのような甘いものの方が、口の中で、酒の味が柔らかく感じる。



66神谷バー(電気ブラン)-2
もう一杯行ってしまおうか。
2杯ではないか。
左はデンキブラン、右は電気ブラン<オールド>。
アルコール度数の違いがあり、デンキブランは30度、電氣ブラン<オールド>は40度。
何で、電気を漢字とカタカナで書き分けするのかは未だ不明。
値段は、オールドが100円高く、360円。



77PB140103.jpg
僕はここのチキンライスが大好きである。
そもそもチキンライス自体が大好物であるのと、これの美味しい所を食べ歩いているので、必然的に余計好きになるのである。
〆は大抵これだ。
この陣笠みたいなへんてこりんなオムレツが面白い。
変に甘くなく酸っぱくなく、まろやかな美味しいチキンライスだ。



88神谷バー(浅草)
明治の昔から、永きに渡り、浅草の灯とその変遷を見てきた神谷バー。
食券を買って中に入れば、まだまだ現役の粋な爺さんウエイターが出迎えてくれる。
うーん、いいなあ。
ちなみにここの地番は、台東区浅草一丁目一番一号である。


食べログへ
神谷バー

夜総合点★★★☆☆ 3.5

昼総合点★★★☆☆ 3.5



関連ランキング:洋食 | 浅草駅(東武・都営・メトロ)浅草駅(つくばEXP)田原町駅


関連記事
スポンサーサイト



テーマ : こんな店に行ってきました
ジャンル : グルメ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

chromodoris

Author:chromodoris
ダイビングと海遊び、街歩きとグルメ、自然観察と庭いじり、魚釣りと素人料理、そして映画と音楽の日々。プレ前期高齢者が日々に翻弄されながら、人生の仕舞に向けての彷徨いを綴ります。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
最新コメント
最新トラックバック