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郷 (さと) 鎌倉 居酒屋

君たち女の子、僕たち男の子、ヘヘへイ ヘヘヘイ…。
気が触れてしまったわけではない。
55歳の誕生祝なのだ。
そういう気分なのだ。

       

「居酒屋」という店ではない。
「郷」という。
“ごう”ではなく、”さと”と読む。

鎌倉駅東口を降りて、東急デパートを過ぎて右の道を行く。
突き当たりに、丸七商店街という狭くて屋根のある、昭和の闇市にタイムスリップしたレトロな商店街がある。

鰻の寝床のようなところに、まさしく鰻屋、揚物屋、花屋、雑貨屋、パン屋、魚屋などが軒を並べる。
その、入り口に羅生門のごとく鎮座するはこの店だ。

       

入る。
相当勇気がいる。
まあ、この一画は鎌倉という街のイメージから完全に浮いている。

僕もこの町に来ると浮いているが。
この店も然り。
汚い。

でも、僕にとっては中の上くらいか。
黒光りしたカウンターがそれなりにいい。

       

では、まずは生シラス。
シャキシャキしている。
生シラスは鮮度が命である。
横浜ではこのレベルは食べられない。
さすが地元。

一枚目の写真を見て欲しい。
「地物生シラス定食」とある。
この店、昼は定食屋なのだが、オバちゃんによると昼はもっと鮮度が良かったとのことだ。

      

では、酒をもらう。
店構えとは相反して、魚は良いのだが、酒がちとねえ…。

良いものを出す店なのに酒がダメな店はいくらでもある。
けっこう良い寿司屋でも、日本酒がねえ…、という店も沢山ある。

一升2,000円もしない酒でも、美味い酒は沢山あるのに。
なのに、どうしてこう不味い酒をわざわざ置くのか居酒屋・寿司屋七不思議の一つである。

まあ、飲めないほどではないが。

       

ヤリイカ。
小型だが、地物である。
柔らかく甘みのある烏賊だ。
美的にはイマイチだが。

店構えで判断してはいけない。
人は見かけによらない、とも言われているではないか。
そういう意味では、僕なんてきっと仕事も出来るし良い人のはずなんだが。

               

さて、飲めばトイレに行きたくなる。
入り口からではなく、奥のドアから出ると市場の通路に出た。
暗い。
何かいる。
張り紙だった。

実は、この戸の向こうがトイレなのである。

      

げっ、外に出てしまった。
しかし、「御手洗」との表示がある。
まるで、沖縄のおでん屋のトイレのようだ。
千葉にも似たようなのがあったような気がする。
しかし、両者よりも遥かにこちらのが格上のような気がする。

       

右が小便器。
左が個室。
個室はベニヤか。

鎌倉の駅の近くにもこういう店が残っていること自体、奇跡的かも。
このトイレはいつまでもあって欲しいな。
彷徨える鎌倉武士の亡霊たちもホッとする場所かもしれない。

こんなこと書いてたら、背筋が寒くなってきた。
実は、お化け大嫌いなんです。

しかし、カメラを持ってトイレにいくのはやめましょう。
(ちゃんと人が入っていないことを確認してあります。)

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Author:chromodoris
ダイビングと海遊び、街歩きとグルメ、自然観察と庭いじり、魚釣りと素人料理、そして映画と音楽の日々。プレ前期高齢者が日々に翻弄されながら、人生の仕舞に向けての彷徨いを綴ります。

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