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アンダンテ 戸塚 レストラン

こんな人間なので、そもそも学校の先生とは折り合いは良くなかった。
よく叱られ、立たされた。
昔は、立たされても体罰ではなかった。
それはそれで、良い時代だった。
立たされた方はたまったモンではなかったが。
そのおかげで、今でも、苦行の葉山でのビーチダイビングをし、立ち飲みで4時間以上飲み続けられるほどの体力を養えた。

義務教育期間は、小学校5年の時の、たった3ヶ月間の産休代替の担任以外には、興味が沸かなかった。
それは、彼女がえらく美人だったからだった。

高校生の時、僕を可愛がってくれた男の先生が一人だけいた。
別に、好みのタイプだったわけではない。
その人は、今思えば新左翼系で、組合活動をやっていた。
ちなみに僕はバリバリの右翼とも呼ばれるリベラリストだ。

思想信条はさておき、しばしば、夜中にバイクを駆ってアパートを訪ねていったりもした。
単に僕が暇だったからだ。
夜の階級闘争だった。
たまに、先生の彼女が来ていて追い帰されたこともあったが、突然の訪問にも嫌な顔ひとつせずに歓迎してくれた。
30年以上前のことだ。
それ以上細かく書くと年がばれる。
少なくとも、推定48歳は間違いない。
その先生が、たまに飯を食わせくれた店がある。


    
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アンダンテという。
当時は、旧国道一号線の戸塚駅の大踏切の側にあった。
店名はアンダンテじゃなかったような気もする。
この店の名物料理にちなんで、”ピカタライスの店”と呼んでいたので、正式名称は覚えていない。

こじんまりとしていて、入って右側にテーブル席がいくつかあって、左が壁、奥が厨房の細長い造りだった。
と思う。
それが、戸塚駅西口の再開発の掛け声とともに、いつの間にかなくなっていた。

何年か前に、高校時代の友人と戸塚で酒を飲んでいたら、ピカタライスの店なら、駅から(移転前の)戸塚区役所の前を過ぎて、国道一号線の方へ右に入ったところにあるよ、と聞かされた。
さっぱり分からん。
でも見つけた。
で、通うようになった。

    

22PA230082.jpg
まずは、ビール。
ご存知の通り、僕は洋食屋で飲むのが大好きである。
日本の洋食屋っていうのは、洋食という日本独特の料理なのだ。
飲むのに同じ3,000円を使うなら、つまらない居酒屋よりも美味しいものを食べたほうがいい。
エビス・ザ・ホップが500円。
良心的。

    

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ハムサラダ。
何の変哲もないように見えるが、その通りだ。
650円は、この店の他の料理と比べると、一番コスパが低いと思われる。
ただ、手作りのドレッシングが美味い。
これだけでビールが1本飲める。



44ジャーマンステーキPA230080
ここのメニューは昔とほとんど変わっていない。
と思う。
これは、目玉焼き。
ではなくて、ジャーマン・ステーキという。
ハンバーグの上に目玉焼きの半熟が乗っただけのものだ。
ぜんぜんハンバーグが見えていない写真だ。
かろうじてソースは見える。


ハンバーグは、硬めでシンプルでアキが来ない。
ソースは、独特のブラウンソース。
イタリーノにしても、老舗の洋食屋のソースは美味い。


    

55鳥サラダ・しょうが焼きPA230088
これはチキンサラダ。
ぜんぜんサラダじゃない。
鳥の生姜焼きである。
野菜の付けあわせを称してサラダという料理だ。

「紙兎ロペ」というタイトルだが、主人公はロペでなくアキラ先輩のようなものだ。

鳥が良いから、嬉しい。
醤油味の香りのよいタレだ。
美味しいぞ。



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では、ワインを。
ここのは、普通のテーブルワインで軽いが、すっきりした後味の良い飲み口だ。
クイクイ行っちゃう。

昔は、おじちゃんが厨房でがんばっていた記憶がある。
今は、誰だろう?
フロアには、ちょっと耳の遠いおばあちゃんがいる。
当時娘さんだったに違いないと思う。
今でも、娘さんではあるおばあちゃんである。
しっかりされていて、いつもどうもありがとうございます、と必ず挨拶される。



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ポークカツ。
洋食屋のポークカツだ。


勝烈庵はいかにも豚カツだ。
豚カツは衣がしっかりしていていかにもガッチリとした豚カツ。
洋食屋のは衣が上品でしっとりとしていて、いかにもポークカツ。
どっちも美味いが、洋食屋のはソースも皿を舐めたくなるうまさだ。




88チキンカツPA230084
チキンカツ。
揚げ物連発かよ。
脂が軽いのでもたれないのである。
って、別の日に食べたものだ。
サクサクで香りが良い。
鳥も美味しくスパイシー。
ブラウンソースも美味しい。
優しい洋食の味だ。


    
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では、ワインお替りを。
これは、チリ産のフルボディだ。
スパイシーでなかなかおいしい。
おばちゃんに、冷やさない方が美味しい、と言ったのだが、聞こえていないようだった。



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マカロニインディアン。
うどんのカレーソース和えである。
というのは嘘で、長細いが、ちゃんと真ん中の穴は開いている。
正真正銘のマカロニである。
それを薫り高いカレーソースとコンビーフで炒めたもの。
この味、クセになるのだ。
悪魔の誘惑、マカロニインディアン。



1111P6050020スパゲティ イタリアン
これはスパゲティイタリアンという。
東京ぼんたとかカナディアンロッキーとかいう世界だ。
ナポリタンではないのだ。
これもちなみにクセになる。
ソースが同じだ。



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さあ、これを食べないと終わらない。
これを食べにずっと通っているのだ。
高校生の時はいつもこれだった。

ピカタライス
という。
絶品である。

目玉焼きにしては崩れているし、ピカタにしてはよく溶いていないし、ハイブリッドな雰囲気が漂う。
要は、ご飯の上に、ふんわり半熟目玉焼きとセロリだの野菜を乗せたものだ。
味付けは和風醤油だが、一味違う。
何が違うんだろう。
僕は、卵大好きな初老のお兄さんなので卵料理に評価は甘いが、それを割り引いても美味い。

    

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実は、この味に何度も自宅でチャレンジをしている。
野菜をブイヨンとか醤油味で煮だしてみたり、いろいろとやってみたが、遠く及ばない。
似たような味にはなるんだけど、これほど美味くはない。

複雑な調理はしていないのだが、江戸時代から継ぎ足している秘伝のタレか何かがあるはずだ。
さすが、宿場町戸塚だ。

なお、このピカタライス、注文してから、ビールを一口飲む間に出来てくる。
速さは、吉野家と同じくらいでマクドよりは上。
恐ろしくファスト・フードだ。
でも、味と伝統は、超スロー・フードでソウルフルフードである。
日本の洋食よろしくかなりの常習性がある。



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ハムサラダ650円。
ジャーマンステーキ700円。
チキンサラダ700円。
ポークカツ700円。
チキンカツ700円。
マカロニインディアン700円。
スパゲティイタリアン700円。
ピカタライス600円。
ビール500円。
ワイン1700円×2=3400円。
〆て、9350円。
これだけ、二人で食べたとしても、一人4675円。
そんなに一度では食べないが、極めて良心的だ。
やはり、居酒屋から足が遠のくなあ。

このほか、カツカレーなどもお勧め。
また、次回にでも、

なお、小学校時代の産休代替の先生も高校時代の先生も、とっくに退職はしたが、今もお元気である。


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アンダンテ

夜総合点★★★★ 4.0

昼総合点★★★★ 4.0



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Author:chromodoris
ダイビングと海遊び、街歩きとグルメ、自然観察と庭いじり、魚釣りと素人料理、そして映画と音楽の日々。プレ前期高齢者が日々に翻弄されながら、人生の仕舞に向けての彷徨いを綴ります。

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