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一扇 阪東橋 寿司 日本酒

横浜市営地下鉄「阪東橋」を降りて(階段を上って?)横浜橋商店街と反対に市大センター病院方面に行った左側のマンションの2階にあるお店だ。


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一扇という。
「おいしい日本酒を用意してございます」だとぉ。
実は、ご主人の手をかけた肴とお寿司と日本酒のお店だ。
こんなことが書いてあって入らないわけにはいかないではないか。
嬉しい罠である。



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入口には酒瓶が並んでいるではないか。
壮観だなあ。
僕の部屋みたいだ。
そうなると壮観とは言わず雑然というのだ。
で、中に入る。
左側にLの字のカウンター。
右側にテーブル席があるが、事実上は物置となっている。



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では、日本酒を。
見ると銘酒の数々が短冊に書かれて張り出してあるではないか。
この店で、日本酒を頼まない奴はとんでもないバカだ。
と腹の中では思っているが、僕は気が弱いので言えない。
ご主人に、そっと言おうと思ったが、止めた。
カウンター隣に、場所柄かその筋風の親が子と煙草を吸いながらレモン酎ハイを飲んでいた。
で、僕は、澤屋まつもとだ。http://isa1014.blog.fc2.com/blog-entry-17.html



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酒造好適米である雄町の無濾過純米吟醸である。
まろやかな中にキンとしたキレがある素晴らしい酒だ。
だめだ、止まらない。



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ちょいと突き出しを。
エビにトマトにキュウリと。
こんなのをつまんでクイクイ飲っていると本当に幸せな時間が流れる。
大体そういうことで、調子に乗って飲んでいる。
後で苦痛の時間が怒涛のように押し寄せてくることもしばしばある。



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さて、次の酒じゃ。
すっかり、時代劇口調になってしもた。
山形県は村山市が誇る高木酒造株式会社の銘酒、十四代だ。
両方とも飲ん仕舞いやした。
美味かった。
この酒独特のメロンのような香りが口腔に目いっぱい広がる。
しかし、これがいつまでも残るようなことがなく、引き潮のようにサーッと溶け込んでいく。
これだけ独特の香りがあるのに、まったく肴を邪魔しない素晴らしい酒である。
これ2本丸々飲みたいと思ったが、酔っぱらうし、そもそも一杯でも高いのでやめた。
何事もほどほどだ。
って、守られたことがない。



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タコブツ。
近海物のいわゆる地ダコだ。
佐島で採れたものだと言う。
柔らかいが味のないアフリカ産とはまったく別の食い物だ。
濃厚な旨みと香り、そしてこの歯ごたえ。
タコファンのタコオヤジは止められない。



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どんどん行くぞ。
静岡県は掛川市の、毎明治5年(1872)創業の蔵元、土井酒造場がおくる「開運 純米ひやおろし」だ。
戦国時代に徳川と武田の戦いがあった天神城の涌き水と55%まで磨いた山田錦から造られている。
この、ひやおろしは、前冬に仕込んで低温貯蔵した純米酒を熟成させ、この秋にタンク2本分だけ蔵出ししたものだそうだ。
米の美味さと豊かな味わい、柔らかな香りと風味がマッチした実に優しい酒だ。
やっぱり静岡の酒は美味いなあ。



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つまみにどうぞと。
サービスだが、人によっては、ゲッとか思う人もいるかもしれない。
アナゴの頭の煮たやつである。
僕は、アナゴの頭を見ると招き猫ダックを思い出すので、これだけ出されるのは良い気持ちがしない。
でも、当たり前だが、食ったらものすごく美味いぞ。
ゼラチン質も含めチューチュー音をたてて吸ってしまった。
介錯というか、活き〆の跡が生々しい。
くわばらじゃ。
でも美味いのじゃ。



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綿屋である。
宮城県栗原市の金の井酒造がおくる銘酒だ。
左が、「綿屋 純米原酒 雄町六十 ひやおろし」。
実に旨みのある酒だ。
しかも、果実香りが清々しい。
しかし、かと言ってけして料理とは喧嘩をしない爽やかさがある。
右は、純米吟醸。
こちらも香りが実に良い。



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では、カニとモズクの酢の物。
カニはズワイの爪。
ちよいとレモン香で。



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山形正宗純米吟醸の生酒。
創業明治38年、山形県は天童市の水戸部酒造がおくる銘酒だ。
どっしりとした旨みと酸味、しかし、呑み飽きのしないキレがある。
やっぱり山形の酒は美味いなあ。
この店、ご主人が日本酒に独特のルートがあるようで、実に良い酒がある。
ちなみにここのご主人の趣味は盆栽である。
しかし、そんなに年寄ではない。



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アサリの煮たの。
多分値段のほとんどが手間賃だ。
大粒のよく太ったアサリを丁寧に剥いて、薄味で煮付ける。
大好物の食べ物の一つである。
こんなのを一つ一つつまみながら、美味い酒をチビリチビリとやる。
最高だねえ。
チビリチビリならばそんなに飲み過ぎないし。
って、すでに相当飲んでいるではないか。



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秋鹿の純米吟醸の古酒である。
1998年のもの。
大阪にある明治19年創業の秋鹿酒蔵のものだ。
やや酸味が強く、もともと古酒は好きではないのでこんなもんかなと。
ちなみに、これサービスで頂いた。



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鰹が食べたくなった。
脂の乗った良いのがあるということで頼む。
古酒とか飲んでいると、鰹のように味のどっしりとしたようなものの方が合うな。
平目だと負けちゃう。
コチなんかだと惨敗だろう。
それなら、つまみなんか取らない方が良い。



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今度は山形正宗の生酒が出てきた。
こりゃ、ストップがかからなくなってきたぞ。
明日はどうにでもなれの気分になってきた。
こうなると本当にヤバイ。



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少しお腹に入れましょう。
ここ、よく考えたら寿司屋であった。
鮪赤身、ダルマイカ、平貝である。
鮪はネットリとしており、イカは甘みと歯ざわりが良く、平貝はシャキッとしていて活き貝である。
飯はやや柔らかめ。



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本日、鯵がお薦めだと言う。
酔っ払っていてどこの産だか聞き漏らしたのか、単に忘れたのか分からないが、脂が乗っている。
脂が乗っているだけではなく、身がしっかりとしていて味も凝縮している。
最近、新鮮でも水っぽい鯵が多いと感じているので、こりゃヒット。
しかし、そういう店って季節感のない仕入れをしているのだろうか。


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煮ハマ。
ラッコといい勝負くらいの貝っ喰いである僕としては、必然的にこういう選択になる。
これを肴に、酒が飲みたかった。
今度良い蛤を沢山買って来て煮て食べようかと真剣に酔った頭で考えていた。
この夜ハマグリを煮ている夢も見た。
これは、早く作れというお告げに違いない。



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酒の〆だ。
兵庫県は、山陽盃酒造の播州一献無濾過原酒ひやおろし。
どうも、日本酒の名前っていうのは、色々ごちゃごちゃと戒名や寿限無のようでいけねぇや。
これ、兵庫の「夢錦」つていう米を使用し、4月に造った酒を5カ月間土壁の貯蔵庫で熟成させたそうで、やや酸味はあるもコクのあるお酒だ。
が、自分としては、やっぱり山形と静岡の酒が好きかな。
外れがないやね。


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最後に出してくれたお味噌汁。
大好物のナメコである。

この店、病院が近いせいか、その筋の客が多い。
高齢者や患者とかヤクザという意味ではない。
時折カウンターで聞こえる話を伺うと、ドクターやナースか。
ドクターで煙草を吸うやつがいたら、救いようのないアホだと思うのでどうでもいいが、ナースは吸う人が多い。
仕事が大変だからなあ。
ヤクザもそれなりに仕事は大変だとは思うが。
でも、寿司屋のカウンターの煙草はご法度にしてもらいたい。

この店、肴も酒もそれなりのレベルだ。
しかし、値段もそれなりのレベルなので調子に乗ってはいけない。
後は煙さえなければなあ。

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ダイビングと海遊び、街歩きとグルメ、自然観察と庭いじり、魚釣りと素人料理、そして映画と音楽の日々。プレ前期高齢者が日々に翻弄されながら、人生の仕舞に向けての彷徨いを綴ります。

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