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いづう 祇園 鯖姿寿司・鱧姿寿司

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いづう
変な名前だが、そういう店の名前なのである。
1781年創業の老舗で、初代が「いづみや卯兵衛」というそうな。
略したか。
伊豆の宇佐美のことではない。
創業の年がどんな年でどんなことがあったのかさっぱり判らないが、この年に生きていた人は今この世には誰もいないほど、伝説的な店でもある。
京都祇園にある、言わずと知れた鯖姿寿司の名店である。




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祇園祭の最中、ちょいと足を延ばしてこの店に来た。
シックな店内である。
酒を飲みながら、鯖姿寿司と鱧姿寿司を待つ。
元々は、祇園のお座敷に寿司を運んでいたのが、1970年頃に店でも食べられるようにしたらしい。




32P7170068 2430円

で、来ましたよ。
鯖姿寿司。
昆布が巻いてあるが、食べるときには、必ず「あ~れ~。ご無体な」「いいではないか~」と言いながら外すのがしきたりである。
嘘である。
この昆布が鯖もご飯も更に美味しくする。
北海道産の真昆布である。
6ケで2,430円。
値のこと言うなよ、無粋な。




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では、いただきます。
見よ、この鯖の輝き。
この時期、脂いっぱいというわけではないが、魚がものすごく品も活きも良いものを使っている。
食べる。
こりゃ、美味いや。
元々、鯖自体は旨味の宝庫のような魚だし、それに昆布の旨味と香り。
さらに、滋賀県産の江洲米は固くなく、ほっこりとした感じである。
いいねえ。
お値打ちです。




54P7170070 7452円

次は鱧。
夏季限定で、やはり京の夏、祇園祭りと言えば旬の鱧。
「鱧祭」とも呼ばれているくらいだ。
これは産卵前で、脂の乗りがいいという理由もあるが、昔は魚の保冷技術が発達していなくて、夏に日本海から山を越え、京都まで活きの良い魚を運ぶのは相当困難だったらしい。
で、夏に鮮度を保てる魚は?となった時に、蛇のごとく生命力の強い活きの鱧が重宝されたらしい。
受け売りである。
当然、鱧は秋から冬にかけても脂が乗ってくるが、粋な京都のちゃんとしたお店で鱧は出てこない。
夏の魚なのである。

ただ、魚と言っても、脂があればいいってもんじゃない。
河豚に脂があるかー、馬鹿者め。
初鰹の爽やかな旨味に脂があるかー、馬鹿者め。
魚は脂が乗れば旬、脂が乗ってて美味しいですねー、なんて、魚=脂がすべてじゃない。
クソ食べログ投稿者の、ああいうコメント読むとムカつくんだよね。
たまに参考にするけど。
ちなみに、トロは大好物だが。
成分的には、僕の腹と大差はない。





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さて、お味は。
うーん、タレで焼き上げた鱧は美味いねー。
タレは辛からず甘からずで、淡白な鱧の旨味を上手に引き出している。
穴子も鰻も大好物だけど、個性の強いクセのあるこの子たちに比べると、遠慮深い奥ゆかしさを感じさせる味だ。
そしてほっこりとしている。
また、鱧は骨が多いが、骨切りをすれば歯や舌に当たらない。
3.3cmの間に24回もの包丁を入れるという。
恐るべし、京料理の技。

ちなみに、鱧姿寿司は、6ケで、何と7,452円である。
一つ、1.200円を超える。
これを高いとみるか安いとみるかはあなた次第。
年に一ぺんは食っても罰は当たらないし、食べたいな。
値のこと言うなよ、無粋な。
でも、高いな。





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トイレに向かう道中で。
鉢にオシッコしてはいけない。



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冬なので、暑い夏の話題。
また、来年も行きたい。
鱧食いたい。

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ゑびす 金沢 おでん

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金沢おでんって、ご当地グルメで有名らしい。
なんでも、夏でもおでんを食わせるとか。
金沢でなくても僕は夏でも食べている。
夏でも、ホットコーヒー飲むだろう。
夏におでん食って何が悪い、
と怒ってはいけない。
年寄りは被害妄想が激しいからなあ。
で、金沢でおでん屋に入った。
金沢おでんって、明確な定義はないらしいが、汁が塩ベースであるとか、カニや車麩とか地元の素材を使うところに特徴があるらしい。
で、夜の街を彷徨い歩いて見つけた店だ。




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すでに、飲んで食ってきているので、あまり食えない。
で、それでも食うのかという言葉が耳に痛うございますが、まずはカウンターのおばんざいの中から、ガスエビの煮たのを。
ガスエビとは、この辺で獲れるトゲクロザコエビ(こんなエビ知らないが。)という和名のエビのことだと読んだ。
どうも、黒っぼくて見栄え悪く、鮮度も落ちるのが早いとかで、カスのエビ が訛ってガスエビと呼ばれているとの説がある。
しかし、食べたら甘くて美味いらしい。
でも、何で「ザコ」とか付けるのさー、ってお姉言葉になってしまった。
何でも、昨日までは刺身で出していたようで、それを頂く。
普通である。




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大好物の身欠きニシンの煮たの。
美味いんだよなー。
甘く煮るのがよろしで、注文通りの味でした。
しかし、腹はいっぱいである。




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手取川なんてチビチビと飲りながら。
本醸造であるが、米の味が割と出てくる酒だ。
イマイチ好みではないが、甘ったるい酒よりはよろし。
石川県の酒だ。
本当に手取川という川もある。
相撲取りがいたかどうかは寡聞にして知らない。
最近相撲見る気しないんだよなー。
特に、相撲協会の執行部の連中の顔見ると、胸糞悪くて手取川が進んでしまいそうだ。



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で、おでん。
注文したのは。大根と爆弾。
爆弾ってぇのは物騒だが、茹で玉子が入ったさつま揚のこと。
丸のままだと、ただの丸いさつま揚げか何だかわからないし、食べにくいので、大抵半分に切ってある(んだと思う)。
腹がきついなんて言いながら爆弾はないよね。
丸いから爆弾というのか、中に「かやく」が入っているからなのか、よく分らんが、さつま揚げも茹で卵も大好きなので、二度美味しいという代物だ。

地元の方々と談笑したり蘊蓄語ったりと、それなのに旅先の飲み屋を楽しんだ。





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実はこの店に来る前にこんな店にいた。
金沢は南町にある割烹「島路」。




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で、食べたのは、車麩とつぶ貝のおでん。
また、おでんかとお嘆きのあなた。
正しい。
あまり、おでんのハシゴはしないわな。
車麩っていうのは、小麦からとったグルテンを長い棒にぐるぐると巻いて焼いたもの。
棒を抜くとその部分が穴になって車輪のように見えるので、車麩か。
つぶ貝は刺身でもいける生とのこと。





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自家製つみれ。
魚の味がする。
当たり前か。

おでん三昧の一夜だった。
地元の人しかいない店で、調子に乗って盛り上がってしもた。


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つじ半 日本橋 海鮮丼

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安くて量があって美味しい丼モンを食わせる店があるという。
誘われていってみた。
そもそも丼モンなんて、僕が子供の頃は、白い飯に醤油をかけて食べる醤油丼、煮魚の骨に残った身をこそぎ落として汁とともに飯に書ける煮汁丼なんてぇのを食べていた。
どんな貧乏してんだ。
と改めて自分の人生を振り返ってみた。
さて、来て見ると何とこんなに並んでいるじゃないですか。





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近所のデパート、といっても高島屋だが、デパ地下で高級日本酒とホヤの干物を買って来て、立ち飲みしながら並ぶことにした。
高級日本酒と言っても、たかが「獺祭」だが。






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酒も飲んだし、つまみも美味しかったので、さて、帰ろうかと思ったが、ここまで並んで悔しいので、待つことにした。
しかし、口寂しい。
ということで、近くにある和菓子の名店、「長門」でくず桜を買ってデザートにした。
さて、帰るか。
帰ってはいけない。
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ぜいたく丼。
990円。
だと。
醤油丼とか煮汁丼とかは、けして「ぜいたく丼」とは言わないと思うので、これは期待できる。
しかしだな、醤油丼だって煎餅の原料みたいなもんだし、煮汁丼だって鰻のタレと言えなくもないので、食えないものではないのだ。
念のため。





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グレードがある。
酒もあるではないか。
こりゃ天国だ。
と思ったが、すでにデザートも食べているような気がする。
何を食べたかは忘れたが、食べたことはかろうじて覚えていた。





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つじ半という。
実は、つけ麺の『めん徳 二代目 つじ田』と、天丼の『金子半之助』がコラボした店だとか。
そういえば、双方あちこちにあるが、確かに日本橋界隈にもあるな。
店名のつけ方の構造からすれば、つじ田と金子で、キンタでも良さそうだが、大冒険的でもあり、お下品だしなんとなく高級感ないからな。
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まずは、酔い覚ましのビールで。






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山盛りだ。
いろんな魚の切れっ端といくらだ。
イナダの刺身もついている。
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山盛で食べにくいので、まずは潰す。
これに、黄身を溶かした醤油をかける。
醤油かけご飯よりも高級だな。
おーっ、こりゃ美味しい。
パクパク食べてしまった。
こういう混沌としたものは美味しいんだよね。
食のカオス。
冷や飯に、刻み海苔とゴマと鰹節を振り掛けて、卵の黄身を落とし、熱々の玉葱の味噌汁をぶっかけてグジュグジュにかき混ぜ、薬味に茗荷と長ネギを添える。
こりゃ美味いだろう、と。
で、あっという間に食べちゃった。





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そしたら、空の丼をくれといわれた。
何だ、セルフサービスだったのか、と思ったが違った。
これに新たにご飯と出汁を入れてくれる。
ご飯の量もいってくださいね、と言われたが、今更大盛りというのも気恥ずかしいので不通に、と心にもないことを言ってしまった。






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で、京都は祇園の黒七味を加えるのだ。
だんだん、刻み海苔ゴマ鰹節黄身乗せ玉葱の味噌汁ぶっかけ・茗荷・長ネギ風味ご飯に近づいてきた。






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取り出したるはイナダの刺身である。
かつて、国会のイナダは失言も度重なり活きも悪かったが、これグー。
普通に山葵醤油で食べて美味しいのだが、味噌ダレがかかっている。






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では、出し茶漬けに。
エクセレント。
いやー、毎日でも食べたい。
深みのある味わいと甘みとコク。
イナダのサクシャキッとした食感と旨み。
いいねえ。






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いやー、満足して店を出ると、まだ並んでいるではないか。
たまには、遊びがてらに並んで、路上立ち飲みしてスイーツ食べて満腹になるのもいいなあ。
立ち飲み中のトイレはどうするって?






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店の前にある看板のこれか。
こんなとこで、小便していくヤツがいるんだな。
本当は、トイレは近くに山梨県のアンテナショップが入っているビルがあるのでそこでね。
時々ワインの試飲もやっているので、その時ゃラッキー。
プロフィール

chromodoris

Author:chromodoris
ダイビングと海遊び、街歩きとグルメ、自然観察と庭いじり、魚釣りと素人料理、そして映画と音楽の日々。プレ前期高齢者が日々に翻弄されながら、人生の仕舞に向けての彷徨いを綴ります。

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