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KEEL 野毛 バー

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伊勢佐木町から来て、野毛は都橋を渡り、たもとの交番を過ぎる。
信号無視して渡った横断歩道の先の左側、2階にあるバーである。
お巡りさんが見ていた。
KEELという。
ハワイっぽい。
ダイバーとしては、お酒とヤシの木があればスススッと惹かれてしまう。
足りないのは美女の膝枕か。
こういう雰囲気のバーが野毛には増えてきて、なんとなく楽しい。



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なんと階段はウミガメではないか。
カメの背に乗り、ユラユラと竜宮城に導かれていく。
カメが酔っぱらっているのか自分が酔っぱらっているのか、階段を左右と与太って登る。
落ちたらこの世の楽園から地獄だ。



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店内は、入ってカウンター席、その向こうは寝転がり自由なロフト風小上がり、左前側はカーテン仕切りの個室マッサージ風(行ったことはないが)、写っていないが左は勉強部屋兼物置だ。
実に個性的な、多様な用途で使えるお店だ。



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では、と勉強部屋兼物置に入る。
本当は個室マッサージが好みだったが、昔から勉強が大好きだったのでこっちにした。
当時、村では不世出の天才と言われたが、今はただの人だ。
宿題やらなくちゃと思ったが、そういう雰囲気ではないので酒を飲むことにした。
勉強部屋というよりも趣味の悪い彼女の部屋に通されたようなものだ。



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じや、灯りを点けてと。
やっぱり宿題やるか。



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でも、呑みたいので乾杯。
呑んでから宿題はやろう。
いつもこうだった。
テレビ見てから。
ご飯食べてから。
お風呂入ってから。
マンガ読んでから。
結局何もせず寝てしまった。
今の自分があるのは、この結果である。
悔やんでも仕方がない、
ギネスでも飲んで過去は忘れよう。



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ここの名物である。
手作りコンビーフ。
なかなかつまみには良い。

ここ、一人でも仲間とでも落ち着いていて良い。
ちょっと、呑み足りない時、語り足りない時、時々利用している。

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KEEL




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石松 桜木町 立ち飲み

桜木町駅の野毛方面、国道16号線を渡るとビルがある。
昔は、桜木町ゴールデンセンターと言ったが、今はピオシティという。
そんなに可愛らしいビルではない。
ゴールデンセンターの方が場末っぽくて、魚屋から八百屋から立飲み屋から100均まで入っているこのビルに相応しいのではないかとも思うのだが。



1石松(立ち飲み・桜木町地下)s-
石松という立飲み屋である。
ゴールデンセンターの地下二階?にある。
浜っ子だってねぇ?
飲みねえよ、えっ、まあ飲みねえよ、
ということで、名前のセンスが、いかにもゴールデンセンターっぽい。
いや、ピオシティだった。
僕が、今の勤め先に入った頃からあるので、もう30年以上は間違いなくやっている店だ。



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仕事帰りにたまに寄る。
ここ、知り合いはいないし、なんとなく、間口が奥行に比べて広いので開放感もあり好きなのだ。
ビールとつまみ。
だいたいこんなんで帰る。
これで家に帰って何も食わなきゃ太らないのに。



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これ、マグロの中トロと称するマグロである。
そんなに食えないものではなく、ワンコインでおつりがくるのでグーである。
脂もあってつまみにゃかなり宜しい。



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イカ。
ゴードーイカとかムラサキイカとか呼ばれる肉厚のイカだと思う。
はっきり言って大味だし、上等のものではないが、もろみ漬けとか醤油漬けや安い天麩羅素材としては普及している。
イカ独特の旨みはないが、ネットリとはしているし、歯ごたえは悪くはない。
山葵を溶かした醤油で食べると、それなりだ。



石松(まぐろぶつ)s-
5お替りは日本酒。
今日はこの店での注文の限度は超えている。
つまみの注文もまたマグロではないか。
しかし、赤身なのだ。
森の石松が生きていたら、おめえさん、江戸っ子だってぇのにトロだなんて無粋なもん食うんじゃねえよ。
赤身食いねえ、え、赤身。
と言われそうなので。
てやんでぇ、江戸っ子と言っても京急沿線の場末の江戸っ子だい。

水でといだ粉わさびを醤油に混ぜる。
こういう食べ方は、本来はしてはいけない。

トロが一般に食べられ始めたのは戦後で、それまではほとんど捨てられていた。
沢山は食えないが、トロって美味いのにねえ。
昔の江戸っ子は、鰹も脂のない初鰹を好んだ。
父親も本当はトロは好きなのだが、やせ我慢で未だにめったに食べない。

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石松




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喜多八 奄美大島 郷土料理

奄美大島にセルフダイビングとアマミノクロウサギ面会ツアーに行ったときに、食べた郷土料理はどれも美味しかった。
毎日朝早く起きて車であちこちのポイントを潜り歩き、昼は道中グルメで夜は名瀬市で宴会、そのうち一日は夜のウサギ(いわゆる綺麗どころのバニーちゃんなのではなく、夜行性のアマミノクロウサギちゃんなのである。)探索と、奄美を満喫してきた。



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その中で、一番洗練されていて、美味しかったのはここだ。
喜多八という。
地元の人に、観光客には、まずここだな、と推薦された。
他にも、ジモピーしか行かないような味のある店を紹介されたが、それはまた別途。
奄美の料理は、沖縄の料理ともちょっと違う。
ソーメンとか煮物とか、沖縄のものよりも味が日本的な感じがする。



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では、奄美名物黒糖焼酎。
ここは、飲み放題、コース料理で4,000円だ。
これ、奄美がある、ではなく甘みがある。
ただ、ペトッとした甘味ではなく爽やかな残らない甘みだ。
香りも良く美味しい。
日本酒以外で何を飲む?と言われれば間違いなく黒糖焼酎。
それくらいお気に入りだ。
ビールもウイスキーも飲むか。



3DSCF0822シマウリs-
島ウリのお漬物。
この店のウリなんだろうとは思うがカブみたいだ。
旬は6月くらいかららしい。
調理前は、キュウリかズッキーニの化けモンみたいだ。
島キュウリとも言うらしい。
想像がつかない。



4イカ墨汁DSCF0826s-
何が何だかわからないが、イカ墨汁。
かなり美味しかった記憶があるが、なぜ美味しかったのかは記憶が跳んでいる。
写真もピンボケなので、多分かなり酔っ払っていたのかも。
飲み放題は要注意だ。




キハダ・ブダイ・シマダコの酢味噌DSCF0812s-
キハダマグロ・ブダイ・島ダコの酢味噌和え。
奄美近海で獲れたキハダは瑞々しい。
南の魚は脂はないが、獲りたては美味い。
ブダイは一般に「舞鯛」と書く。
舞う様に泳ぐからか。
「不鯛」とも書き、鯛ではないからか。
タイとつくがタイ科ではない魚は五万といる。
不細工だから、という説もある。
上品な白身で伊豆辺りでは冬が旬。
ちり鍋がいい。
島で獲れるタコだから島ダコだと思っていたが、シマダコというタコがいるらしい。
これが、何ダコなんだかは、さっぱりわからない。



6ソーキ・サトイモ・フサンダイDSCF0817s-
ソーキとサトイモとコサンダケを炊いたもの。
コサンダケだが、島の言葉で聴いたら「フサンダイ」と聞こえた。
調べたらそんなものはなかった。
見るからに竹の子ではないか。
鹿児島でよく食べるようで、やはり奄美は沖縄よりもずっと本州に近いのだなあと思う一品である。


7厚揚げDSCF0813s-
厚揚げである。
僕は厚揚げが大好物だ。
甘く煮たのが特に好きだ。
なぜ好きなのかと考えたが、豆腐と揚げ物両方が好きだから当然の帰結であった。
しかし、叉焼も胡麻ダレも好きなのだが、豚シャブは好きじゃない。
鰻と梅干は好きだ。
当たったことはない。



8島らっきょとツランコ(豚の顔)DSCF0810s-
島らっきょとつらんこ。
島らっきょも大好物で、こりゃ酒が進むわい。
つらんこ…沖縄だとチラガーか。
豚のお顔を茹でたものである。
奥様お嬢様泣いて喜ぶコラーゲンの塊。
しかし、沖縄の市場などで顔そのものがならべてあると、ちょっと引く。
僕が横に並んでいても違和感はない。



9油ぞーめんDSCF0818s-
油ぞうめん。
要は、茹でた素麺を油と出汁で和えたもんである。
具の野菜は端切れのようで実にシンプル。
ソーメンというよりもきし麺の様な感じだ。
奄美の代表的な郷土料理である。
そして、美味しい。


10テビチDSCF0814s-
テビチ。
沖縄のものよりも和のテイストがする。
何だろう。
醤油かな。
味に癖がなく食べやすいし美味しい。
唐辛子がアクセントだ。
骨までしゃぶってしまった。
これで、日に焼けたお肌も回復するなと言ったら、現状維持がやっとだろうと言われた。



11島瓜の酢の物DSCF0808s-
シマウリの酢の物。
この鰹の生節がメチャンコ美味しい。
僕は鰹が大好物で、若い時から毎日食べていて、19歳で痛風を発症したくらいだ。
そういえば、大好きな筋子も〆鯖も鯵の干物もカタクチイワシの天ぷらもみんな痛風には悪い。
なるべくしてなっている。
言い訳がましいが、決して贅沢な食い物ではない。
酢も甘からずさっぱり目で出汁も効いていて美味しい。



12卵お結びDSCF0823s-
〆は、卵おむすびである。
具は鰹節などを和えた醤油味。
卵も美味しい。
こりゃいいぞ。
家でも作ってみようと思う。

奄美大島の郷土料理は、沖縄とはちょっと違う。
何が違うかと言われれば、オリオンビールがない。
当たり前か。
泡盛でなく黒糖焼酎だ。
そもそも料理ではないではないか。

沖縄料理は決して嫌いではないが、奄美の方がはるかに僕の口に合う。
いずれ、紹介するが、地元の人が通う郷土料理店や刺身屋もなかなか捨てがたい
大満足なお店です。


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chromodoris

Author:chromodoris
ダイビングと海遊び、街歩きとグルメ、自然観察と庭いじり、魚釣りと素人料理、そして映画と音楽の日々。プレ前期高齢者が日々に翻弄されながら、人生の仕舞に向けての彷徨いを綴ります。

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