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がま親分 ホルモン焼 日ノ出町

京急日ノ出町を降りて、桜木戸塚道路を戸塚方面に向かって左側を歩くこと1分。
やや暗がりになりかけた辺りに忽然とオアシスのように灯りが点っている。
ホルモン焼き屋である。



11外観0711090051
ここは、僕が敬愛する作家の中島らもさんが、生前「せんべろ探偵が行く」という著書の中で紹介している店だ。
ベン・ジョンソンも訪れたことがあるらしい。
ちなみに、「せんべろ」とは、千円でベロベロになれる店、という意味である。
一万円でベロベロになるなら当たり前だが、千円でその状態になれるところがすごい。
ただし、一万円の場合は略してはいけない。
そういう店を飲み歩く、おもしろおかしのリポートものだ。
中に入る。



22内観40711090035
まだ、口開けで客は少なく、煙っていない。
今のところ店の中の透視度は10mはある。
ちなみに、そんな広くはないので、どんなに澄んでいてもそれ以上は計測不能である。
獣の部位がたくさんあり、何から頼むか悩む。
酒は健康のためホッピーにする。
別に痛風が治癒するわけではなく、進行が遅くなる程度だが、気は心だ。
肉は好物の、ハラミとホルモン。
だいたい500円くらい。



33ハラミとシロ0711090033
結構量がある。
この店はセルフ七輪で肉を焼く。
店内は、煙がもうもうと沸き上がり、外まで煙る。
混雑時、店の中は透視度30cm以下となる。
トイレに行くためには、ダイビングのナビゲーション技術を身につけていなくてはならない。



44 0711090044
当然、まっとうな格好をして入れない。
少なくともこの店で、カシミヤのコートとミンクのコートを着たカップルは見かけたことがない。
あえて行くなら、ビニール袋を持参し、入口手前30mでコート類をしまいこみ、シャワーキャップを被りゴーグルをして、煙を避ける準備をしなければならない。
ただし、シュノーケルをくわえる必要はない。
食べられなくなるし、そもそも煙だらけの空気を集中的に吸い込むことになりかねない。
では、食べる。



55 0711090043
うん、タレも独特のタレだ。
通常の焼肉屋のタレのように、べたっと甘ったるくない。
スパイシーで色々な旨味が絡み合っている。
そして、ホルモン焼き屋に来たら、ホルモンは食べたい。



66 0711090045
レバ刺し。(これはまだ法律で規制される以前のものです。)
健康管理上、あまり食べちゃいけないんだけど、やはり止められない。
どうせ、もう食べられないし。
ごま油に塩、という絶妙な取り合わせのタレがたまらない。
ここで、飲んでちゃんとした肉を食べたら千円ではとても済まないが、店の雰囲気と煙が染みついたいい気分になれる。
値段は、他の焼肉店などと比べたら、安い。

ちなみに、ここのご主人はホルモン焼き屋のマスターであると共に、ダイビングのダイブマスターでもあり、僕も神子元島などに同行させていだいたこともある、ダイビング仲間である。
だから店内をナビゲーションですいすいと闊歩できるのだ。

なお、店名の由来はまだ聞いたことがない。
僕が思うに、ご主人のMちゃんが、ちょっとガマ蛙に似ているからだと思っている。
ごめん、Mちゃん!!!


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がま親分




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テーマ : こんな店に行ってきました
ジャンル : グルメ

さつき 石垣島 郷土料理

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やいま家庭料理と称している。
やいまの人たちが普通に食べている料理を出すということだ。
こっちの人は、普通に良いもんを食っているんだなあ…ということだ。
市役所から、離島ターミナル方面に向かった横筋の通りにある。

けっこう探すのに手間取ったが、何とかたどり着いた。
途中、猫とヤモリしかいなかったので、道を尋ねたくても尋ねられなかった。
ここ、地元の人が通う、コストパフォーマンスの高い店らしい。

          
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入ると店は広い。
椅子席とカウンターと宴会用小上りがたくさんある。
カウンターではオッちゃんが話して飲んでいたが、やいま弁なのか理解できなかった。
酔いのせいだけではないようだ。
耳が遠いのかもしれない。
たぶん、ダイビングのせいだ。

       

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メニューの表紙。
デザインがちょいと粋だ。
この箸は好きだな。

       

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では、オリオン生。
凍りつくような美味さだ。
凍っているではないか。
沖縄ではオリオンに限る。
横浜で飲んでもそんなではないのは、気の持ち様か。

店は、いつのまにか一杯になっている。
僕らと、隣の中年オヤジと若い美人女性のカップル以外は、どうも、やいま人のようだ。
しかし、隣がどういう関係なのか悩んでしまい、僕たちの会話は上の空だった。

    

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では、刺身から。
左から、きはだ (まぐろ)、コブシメ(でかい甲烏賊)、めばち (まぐろ)、シマダコ(南のほうに棲んでいるタコ)、イラブチャー (アオブダイ)。
合っているかな?
確認をしていないのでかなりいい加減。
味と活きは普通だ。
ただし、アオブダイは身がコリコリしていた。
新鮮。

       

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長命草の豆腐和え。
この草、島ごとで呼び名が違うらしい。
和名は、ボタンボウフウという。
ボタ雪暴風雨と覚えれば忘れないかもしれない。
でも、ボタ雪暴風雨は出てきても、その先の正式名称は出てこないと思う。
僕の記憶術なんてこの程度のもんだ。
漢字は、牡丹防風らしい。

コレ、万病に効き毒消しにもなるという。
ビタミンEなどの抗酸化作用のあるものを多く含み、一株食べると一日長生きするとも言われている。
今更手遅れか。
与那国や波照間じゃ雑草のように生えているらしい。
明日葉みたいなもんだ。
苦いんだよなぁ。

       

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これがメニューの中身。
アカヒトデのような赤いマークがお薦めのようだ。
モズク酢、ジーマミ豆腐、ラフティ、やいま牛のタタキなど…。

    

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じゃ、やいま牛のタタキ。
筋っぽいが、味のある牛だ。
サシのとろける様な脂と旨味があるわけではなし、赤みの良いところのような甘みと柔らかさがあるわけではないが、なんも加えない普通の牛食ってる、っていう感じの味。
シンプルで、けして悪いもんじゃない。

       

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揚げ出しジーマミ豆腐。
ジーマミって、ピーナッツのことなんだが、コクがあって美味い。
でも、揚げ出しにしてもしつこくなく美味しい。
ビールが進むがそろそろ切り替える。

       

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では、飲み物変更。
メニューを。
石垣島は、請福酒造の直火請福・やいま、八重泉酒造の八重泉、高嶺酒造所の於茂登、そして、菊の露…あれ、こりゃ宮古島だ、久米仙もある。

    

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じゃ、於茂登。
こりゃ美味しい。
香りが良くてまろやかだ。
角がないから、リラックスできる酒だ。
僕もこの酒のようにいつになったら角が取れるのだろうか。

於茂登岳に思いを馳せ、酔いは石垣上空を駆け巡るか。
こちらで言えば、大衆酒場といった感じの店で、気軽に飲むには悪くない。
寿司は未食。


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きしや 新子安 居酒屋

11きしや(新子安)0701260047
新子安では、40年もやっている老舗である。
リニューアルして、上品な灯が点り、一見高そうなお洒落っぽい店になった。
しかし、中身は、濃い味で煙草モウモウでオヤジがいっぱいで(昔は驚くほど)安い価格の、まさしく大衆店である。
しかし、いつのまにか、キリン一番搾りの大瓶が630円になっていた。
でも、安いか。
この辺は、キリンビアビレッジが近いせいか、どこの店もキリンで、しかも一番絞りを置いている店ばかりだ。
日本酒もワインもある。




22きしや(馬刺し)0701300026
まずは、馬刺しを。
キリン刺しはさすがにない。
馬刺しは美味いなあ。
見よ、この綺麗な色を。
しつこくなくて甘くて、極上である。



33きしや(穴子天麩羅)0701260056
さて、アナゴの天麩羅などという、海の近くならではの逸品もある。
刺身類、焼き物・揚げ物、お惣菜など、料理も豊富な店だ。

新子安には、ビクターの本社工場があった。
NHKのプロジェクトXでも紹介されたエピソードだが、家庭用ビデオでVHSとベータで争っていたころに、ビクターの技術系社員が、技術開発の議論をしたり疲れを癒したりした店でもある。
安っぽい言い方かもしれないが、「戦う男のロマン」の名残を残した店だな…。
今はその工場もない。
兵どもが夢の跡。



44きしや(モツ鍋前)0701300029
ここで必ずたのむのはモツ鍋だ。
ここの牛モツは、実に美味い。
いろいろなところでモツを食べているが、相当のもんだと思う。
特に、腸の部分は下処理がきっちりしていて脂もあり、大衆店では最高の質だ。
しかも、これで一人前780円だ。
値上げ前は680円だったような気がする。
しつこいか。
それでも、安い。
こんなことを書いているうちに、鍋が出来てきた。



55きしや(モツ鍋中)0701300031
醤油味の鷹の爪がピリッと効いた出汁で煮込んだモツ鍋だ。
嫌いな野菜も取れるし温まるし、今の時期は毎日でも汗を滝のように流して食べたい逸品だ。
食べ終わった後は、ご飯を入れて、牛モツスープが効いた美味しい雑炊だ。
満腹感と至福感に満ちて、店を後にする。
味付けがやや塩っぱいのと、化調がやや多めな点は、京急沿線下町に免じて許そうと思う。


66きしや(新子安)0701260049
これは、新子安側の入り口。
料亭かと思った。
大衆居酒屋割烹って何だ?
たまに無性にここのモツ鍋が食べたくなる。

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きしや




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In The Still 野毛 Bar

11●071002P9280022
野毛といえば、飲み屋街。
ここは、夜な夜な、オヤジたちが繰り広げる、酔っ払い饗宴の街であった。
30年近くお世話になっているが、随分店も変った。
最近は、若者向けの御洒落な店も増えた。
ブロガーが闊歩するようにもなった。
自分もか。
オヤジはずいぶん減ったような気もする。
オヤジではなく、老人になったからか。

それはそれで寂しいが、こんな店もある。
「栄屋」で、生牡蠣を10個も食べていい気持ちで歩いた帰りに、ふと仕上げをしたくなった。
野毛を歩いて桜木町方面へ。
打ちっぱなしのコンクリートで、周囲の煌びやかなネオンとは対照を見せている。
間違って周辺の店に入ってはいけない。
In The Stillという。

                



22●画像 015
中に入ると、右側に10席程度のカウンターがある。
ハーパーの12年をストレートで、それとチェイサーを頼む。
       
バックグラウンドは、ColtraneのSay Itだ。
サックスのマウスピースが不調でブバブバできないので、仕方なくバラードを録音してみたら、それが珠玉の名盤となってしまった。
といういわくのあるアルバム「Ballads」の第1曲目。

             





33●画像 017
おつまみは、チーズだ。
カマンベールにブルーチーズ。
ブルーチーズ大好き人間としては、嬉しい。
ところで、In The Still とくれば、In The Still of The Night なんていうDoo Wopの名曲があった。
本当に涙が出るくらい名曲だったなぁ、なんてツラツラ考えながら、グラスを傾ける。

          






44画像 006 ワイン
ここの店はワインもあるし、なんと葉巻まで揃っている。
僕は日頃から人を煙に巻いているので、煙草類は吸わないが、こんなバーでシガーを燻らせて、なんてのはやはり粋だ。
ハンフリー・ボガードを気取ってみても、お笑い系なので様にはならない。
価格設定はかなり強気の店だが、ほんの軽く一杯飲んで、この気分を味わえるなら多少はお釣りが来るかもしれない。
野毛は奥深い。

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Bar In The Still




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プロフィール

chromodoris

Author:chromodoris
ダイビングと海遊び、街歩きとグルメ、自然観察と庭いじり、魚釣りと素人料理、そして映画と音楽の日々。プレ前期高齢者が日々に翻弄されながら、人生の仕舞に向けての彷徨いを綴ります。

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