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イタリーノ 福富町 伊勢佐木町 洋食

横浜は福富町である。
僕も含めて、怪しげな人たちが闊歩する町だ。
関内駅から伊勢佐木通りを下り、ブックオフを右折する。
ネオン溢れる東南アジアの裏通りに迷い込んだような錯覚を覚えながら、3分ほど歩くと右側にある。
      
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ここも、この辺りでは昔から通っている店の一つである。
また、B級グルメブロガーにとっては超有名店である。
まず、量が多い。
安い。
そして、ノスタルジックな味付けである。
下味からソースから、まったく洗練されていなくて、しかし実に美味い。
イタリア料理のラインアップなのだが、味付けはまったく日本の個性的な洋食だ。
日本人オールキャストによるマカロニウエスタン映画を観ているような店なのである。

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ここは、ランチもめちゃ安くて量があって美味しいのだが、昼にこんなに食べたら午後の仕事に差し支える。
ただでさえ、コックリコックリと仕事をしている状態なので、居酒屋代わりに夜通っている。
午後5時を過ぎると目が冴えるからである。
で、ビールの後はワイン。

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つまみはピザだ。
皮も厚くもったりしているが、ここのピザはザ・ピザではないが美味い。
全体的に柔らかでふくよかな味わいだ。
ここのピザは思い出しただけでよだれが出てくる。
要は、イタリアンスタイルでなく日本のピザなのである。

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このどっさりとしたチーズの使用量。
たまらん。
実は、僕はピザをあまり食べない口。
その訳は、若いころに端を発する。
学生時代に、シェーキーズがアメリカから上陸した。
物珍しく、友人たちに付き合ってよく食べに行ってたが、だいたい食べ放題の後、胃痛に悩まされた。
純日本人体質の僕としては、免疫機能がイタリヤ人ではなくアメリカ人の食い物に対する拒絶反応を示していたのだ。
さらに、友人が美味しいというほど美味しいとは思わなかった。
それで、ピザがダメに。
後年、相生町のシシリヤで食べて、ピザアレルギーは解消されたが、いまだにピザを見ると胃がチクリと痛むというトラウマを引きずっている。
でも、ここのピザは大好きだ。

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次のつまみはコレ。
ビーフステーキ。
見よ、この厚さとボリューム。
ピザはあまり食えないとかアメリカの食い物は免疫機能がどうのこうのと言うわりには、こういうのは食べられるところが人体の不思議である。
しかし、紹介しておいてなんだが、はっきり言って、ここの安いステーキは美味しくない。
お勧めはしない。

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ポークチャップ。
肝心の中身がよく見えないところが僕の仕事らしい。
肉は脂身の好きな人にはお勧め。
僕はダメ。
ただ、このお手製バーベキューソースは思わず鉄板まで舐めたくなる味だ。
舌を火傷した。

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こうなると、つまみの趣向も変えながらワインのお代わりだ。
今度はコレ。
銘柄とかまったく気にしていないから解説はなし。
ヴィンテージとは書いてあるな。

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お勧めの一つはコレ。
ポークヒレカツ。
このドミグラがまた美味い。
肉も美味しく柔らかい。
こういうので飲む酒は美味い。

       
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これパルメザンという。
パルチザンだと食い物じゃなくなる。
一ヶ月に一度は食べたくなる食い物の一つだ。
大好物。
ポークカツにトマトソースとチーズが乗っている。
トマトソースとチーズ、絶妙な取り合わせだ。
最期に、キャベツにかかっている激旨ドレッシングで衣がグチョグチョになって、B級グルメの真髄を見る思いである。
これがまた美味いんだよな。

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仕上げは、ミートボールスパゲッティ。
ここでは、パスタなどとは言わない。
麺はうどんかと見間違うほどで、茹で方は極柔。
要は肉団子うどん。
こんなのイタリア人が見たら怒ると思うけど、美味いんだよな。
イタリア料理じゃないから、別にいい。
正調ジャパニーズスパゲティ。

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で、仕上げをしたのに、さらにナポリタンを。
魚介類の旨みを活かしたトマトソースを絡めたうどん麺が美味い。
ここのソースはぜんぜんきつくない。
柔らかなんである。
癖になるような、柔らかな旨みというか味わいというか香りというか風味というか。
僕はここのナポリタンは週に一度は食べたくなる。
これの禁断症状もたまに出る。
ラーメン二郎の中毒患者をジロリアンというが、イタリアンだ。
なんか変だ。

なお、場所柄、近くの事務所などのお兄さんやそのゆかりのお姉さんたちが晩餐をしていることもあるが、人間、飯を食っているときはいい顔をしている。

横浜のお宝の一つと言ってもいいような店だと思う。
ちなみに、これらは一人で一回で食べたものでは絶対にありません。

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この店の前の歩道。
どういう訳か割れている。
負荷がかかるのか…。

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イタリーノ 洋食 / 日ノ出町駅関内駅桜木町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


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John John (ジョン・ジョン) 伊勢佐木町 ダイニングバー

かなり昔っから伊勢佐木町にあった。
僕が高校生くらいからだろうか。
凄い昔だ。
当時は、普通の不良少年であった。
今は不良熟年にスクスクと育った。
1971年開店だそうだ。
大阪万博の翌年だ。
タイムカプセルを開けてみたい。


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場所は、伊勢佐木町を下って、ブックオフを右に曲がったすぐ左である。
普通の露天のホットドッグ屋さん、っていうイメージだったのだが、いつの日か酒も飲めることがわかった。


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店内はこの通り。
ちょっと雰囲気を出して、暗めに撮影。
ご覧の通り、…よく見えない?…おじさんばっかしだ。
ロックがガンガンかかり、画面に画像を流す。


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では、ビール。
ハイネケン。
好きなビールだ。
650円。
画面でお分かりの方はお分かりだろうしお分かりでない方はまったくお分かりでないと思うが、バックにはジミヘン様が映っておられる。


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ミートボール。
ちゃんと頼むと520円だが、お通し。
しかも、このお通しは無料だ。
こんなのをつまみながら、Foxy Ladyなんぞ聴いちゃう。
狐目の女なんて言わないでね。


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これは牛タンのビール煮。
520円。
“手間と圧力”を売り物にしている。
粋なマスター自慢の逸品だ。
まあ、それほどでもないとは思うが、ここは伝統と心意気で食わされてしまう。


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これが当店自慢の”横浜ホットドッグ”。
230円だ。
昔はえらく美味い、と思って買って食べていた。
年とともに、性格にあわせ舌まで驕ってしまい、”まあ普通”などとのたまっている。
でも、ここのホットドッグは、なぜか懐かしい味がする。


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はい、お電気付けますよ。
明るくするとコレだ。
ジミヘン様はまだプレイされている。
あたかも、まだ彼が生きているような錯覚におちいるような店だ。
この狭い店内で、月2回ほど、投げ銭ライブと称して生演奏が行われている。
入場料はお志。
立ち見も出るほどの盛況である。
そもそも店が狭いからだ。


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店名の由来はすでにお気づきだと思う。
いまだ健在のロック世代のマスター。
なかなか渋い人である。
いつまでも、続いて欲しい横浜のお店の一つだ。



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横浜市中区伊勢佐木町2丁目8-1
電話番号 045-251-5382
[#PARTS|USER|29908#]

営業時間12:00~深夜2:00 (水曜18:00~ 日曜/祝祭日~24:00ランチタイムサービス 12:00~15:00 定休日なし)


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ジョンジョン ダイニングバー / 関内駅伊勢佐木長者町駅日ノ出町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0


澤屋まつもと酒道場  希望が丘 おでん

相鉄線の希望が丘駅に、美味しい日本酒とおでんの店がある、と友人から聞いた。
日本酒とは、京都伏見の「澤屋まつもと」とのこと。
好きな酒だ。
そして、なんとこの店は、松本酒造株式会社澤屋まつもと企画室長である松本庄平さんが、調理人として腕を振るう店なのだ。

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希望が丘の北口を降りて、厚木街道に向かう。
時計屋さんのところを右折してTの字を左折。
再び厚木街道に向かって左側にこの店はある。

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まずは空きっ腹にビールだ。
京都は北山、羽田酒造が造る地ビール「周山街道ビール」のケルシュである。
まろやかな口当たりとフルーティな香りが嬉しい。
幸先良しのスタートだ。

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ここは、料理がおでん懐石のコースになっていて、3,000円、2,000円、1,500円、1,000円とある。
以前3,000円のを頼んだら、食べきれないほど出してもらったので、今日は2,000円のコースにした。
まずは、八寸。
いわゆるオードブルだ。

左から、
岩のり…味付けが上品で全然塩っぱくなく香りが良い。
ゴリの佃煮…ゴリという名前の魚がいるわけではなく、ヨシノボリとかチチブとかトヨノボリとかナガトロとかの、ハゼ科の淡水魚の総称である。佃煮と言っても東京風の味の濃いものではなく、あっさりとしていて僕のような疑高血圧症にはよろしい。
スッポンの肝とキンカン…初めこれ鶏じゃないの?なんてテキトーなこと言ったらスッポンだと言う。肝の濃厚さと言ったらない。素晴らしく美味い。
ホタテの白和え…甘からず辛からずでふくよかな胡麻の香りがいい。
キュウリ…甘塩になっていて、爽やか。

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では、お酒だ。 
まずは、澤屋まつもと 特別純米 愛山。
酒好適米の『愛山』を65%まで磨き上げたものだ。


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穏やかな香りの中にも、けして肴を食わず肴にも食われない食中酒である。
まろやかだ。

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では、おでん懐石の始まりだ。
左・大根によく出汁が滲みている。柔らかすぎることなく良い歯ざわりだ。
右・魚のすり身を揚げたものか。こういう練り物は大好物。

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ここのスープは、鰹節の香りの高い濃い味わいのものだ。
京風の上品さというよりも、むしろ力強さを感じさせる。
鰹節はしっかり削って使っているのだ。
左・鱧を練り物にして揚げたもの。普通かな。
右・旬の牡蠣である。絶妙な火の通りだ。これ以上生でもこれ以上火を通してもいけない。

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澤屋まつもと 純米大吟醸雫酒だ。
10月初旬出荷の超限定品である。
実は、小売一本10,500円(税込)もするらしい。
それが、グラスで500円と、かなりお得。
仕込水は、蔵元の井戸より湧き出る水で、米は兵庫県産の山田錦と富山県・福井県産の五百万石を使っているという。
大吟醸にありがちな妙な華やかさはなく、いかにもこの蔵らしい控えめだが深い香りの逸品だ。
落ち着いた味わいという表現がぴったりの酒である。
大吟醸は特に肴を選ぶが、これはどの料理にも合いそうだ。

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左・ひき肉レタス巻き。
食べて、おっ、という感じ。
肉と出汁の旨みにレタスが爽やかな彩を添える。
右・卵。
温泉卵の固いやつ、といったものか。
なぜ、ゆで卵ではないのか聞くのを忘れた。

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左・鮟肝だ。
ややコクと脂は少な目か。
右・穴子。
こういう食べ方をしたのは初めてだ。
別の魚を食べているような錯覚に陥った。

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左・塩辛。
実に塩辛くなく臭みのまったくない、そしてワタと味の濃厚な塩辛だ。
美味い。
良い烏賊と良い腕がないと出せないな。
ちなみに、僕が作ったのよりも遥かに美味い。
当たり前か。
右・カラスミ。
ご存知ボラの卵である。
口に含めば、塩も甘く濃厚な旨みが伝わってくる。
それに、日本酒を流しこむ。
これぞ、酒の肴である。

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澤屋まつもと 純米酒。
この店を知る前は、「澤屋まつもと」はこれしか飲んだことがなかった。
クセのない飽きのこない爽やかな飲み口で大好きな酒だ。
いかにも、食中酒である。
富山、福井県産の『五百万石』を使い、これを65%まで磨いて醸された純米酒だ。
柔らかく暖かな飲み口がとても良い。
世の美味しい寿司や魚をウリにしている店主の皆さん。
ぜひ、こういう酒を置いてください。
一升小売でも2,000円程度なのだ。
一合500円だって十分に儲かるではないか。
550円でもいいから。

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タコである。
丸で煮ているのだ。
フックに吊るすと壮観だ。

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タコ串とナスである。
タコは、デカイが柔らかくて美味しい。
徹底してヌメリを取ったと言う。

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これはスッポン。
このスープを飲んでいて、手がスッポンと滑ってこぼしてしまった。
そしたらもう一杯注いでいただいた。
ありがとうございました。
けして、酔っ払っていたのではありません。

スッポン鍋は、ご主人の得意料理なのだ。
なんとも味わい深いスープだ。
細かい脂一つ一つが旨みの素だ。
ここに、旨みという旨みが凝縮されている。
絶品。
次回は、スッポン鍋をお願いしてみようか。

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これは、以前来たときにいただいた出汁巻き卵とラーメン。
出汁の効いた卵は、卵好きとしてはたまらない。
ラーメンは良い鶏がらスープだった。

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これが松本さんの似顔絵である。
色黒にすればそのものだ。
毎年7~8月は店を休んで、酒の販売店巡りと美味いものの探求のために日本中を旅する「幻の調理人」である。

所在地  横浜市旭区東希望ヶ丘97-17
[#PARTS|USER|29510#]

TEL:   090-9973-9783
営業時間 月~土 18:00 - 21:00
定休日  日祭日、7・8月

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澤屋まつもと酒道場 日本酒 / 希望ケ丘駅

夜総合点★★★★ 4.0


Star Dust  スターダスト 東神奈川 横浜  Bar  

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タバコを吸っていた若い頃、この店は大好きだった。
ジッポーで火をつけたタバコの煙が似合う店だったからだ。

でも、タバコをやめてからは、我がままにも髪の毛や衣服に付く匂いがたまらなく嫌だったので、バーのようなところは遠ざかっていた。
でも、ある日、お目当ての店がいっぱいで、久しぶりに行ってみようかという気になった。
いまさら語るまでもない、あまりにも有名な店である。

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東神奈川から海へ向かってのんびり歩く。
行き先は瑞穂埠頭だ。
別名ノースドックという。
米軍の物資を陸揚げする供給基地だ。

国道15号線の歩道橋を渡る。
そうすると橋がある。
村雨橋という。
ベトナム戦争の頃、道路交通法違反の戦車を輸送する米軍に対し、当時の飛鳥田横浜市長が座り込みをやって止めたという、思想信条はともかく由緒ある橋だ。
左手に下水処理場を見てさらに歩く。
コットン・ハーバーのマンション群が見えてきた。
遠く、みなとみらいの土筆ん棒、NTTのタワーも見える。

そして、店内へ。

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凄く混んでいる。
そして、やっぱりタバコ臭い。
運悪く男ばかりの団体客の二次会にぶち当たってしまった。
おじさんは嫌いだ。
でも、扉も窓も開いていて、気持ちがいい。
店の中のタバコの脂の何ミリかは、昔僕が付けたものであることは間違いないかもしれない。

ハイボールを飲む。
ハイボールは角でなくてはならない。
なぜか、昔からそうなのだ。
羊羹は虎屋、初めてのネックレスはオープンハートでなくてはならないのと同じだ。

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このお姉さんたちは年を取らないな。
昔、米兵たちがこれを見て故郷に残してきた恋人に想いを募らせていたかもしれない。
そんなことを考えながら、この美人たちを相手に飲む。

兵(つわもの)どもが夢の跡、か。

この店の先は、米国である。




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ちなみにお目当てだった店は、東神奈川駅前の「根岸家」である。
ここも換気が悪くて、かなりタバコ臭いんだけどいい店なんだ。
県の禁煙条例の遵守徹底。

帰りには、もちろんここに立ち寄った。

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バー スターダスト バー / 仲木戸駅東神奈川駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


イタリア酒場 L'isola del Brio (リソラ・デル・ブリーオ) 野毛 宮川町 イタリアン

最近の野毛はイタリアンが増えた。
野毛を歩けば酔っぱらいではなくイタリアンに当たる。
オヤジの街がまさしく変貌してきた。
オヤジも変貌しなくちゃなあ。
「ビフォーアフター」出ちゃおうかなあ…。

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さて、このお店、リソラ・デル・ブリーオという。
すまん、舌噛んだ。
10月2日にオープンしたニューカマーだ。
ローマ出身のブルーノさんとエミリアロマーニャ州やマルケ州で働いていたというユリさんがやっているお店である。
別に僕の知り合いというわけではない。
また、舌噛んだ。
同じとこだ。

店名は「陽気な島」という意味らしい。
店を島に例えて陽気な仲間の集まる場所にしたいということか。
「妖気な島」でも面白い。
どうせ、イタリア語わかんないし。
日本語的には「妖気漂う島」か。
失礼しました。

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店内は、入って喫煙可能なテーブル席があり、突き当りがキッチン。
イタリアン食いながらタバコ吸うなって思うのだが、酒場だしな。
突き当りを左に行くと4人掛けと2人掛け2席の空間がある。
ここは、禁煙だろうか?
確認するのを忘れた。

この店は、たまたま飲み歩いていて見つけた。
“酒場”と書いてあるだけで反応してしまった。
かなり飲んでいたので、どこにあったのか定かではなく、後に探すのに苦労した。

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さて、お料理である。
まず、バニャ・カウダ。
オリーブオイルにアンチョビやニンニクなどを入れて熱々にしたソースが、この痰壷の子分のようなものに入っている。
これに野菜を付けて食べるのである。
野菜料理っていうほど料理はされていないが、ソースが美味しい。
付けて直接食べたら舌を火傷した。
ワンクッションおくべきだった。
真似しないように。
酒盗のように、ソースだけでもつまみになるな。
火傷するか。
学習能力がないな。

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砂肝のエスカベッシュ。
まあ、南蛮漬けというところか。
この砂肝、実に柔らかいし臭みもない。
コリコリというよりサクサクである。
ニキ・ラウダじゃない、バニャ・カウダのソースに付けてみたが美味しかった。
このことは店には内緒である。

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オリーブのフライ アスコリ風。
アスコリって、イタリアの地名らしい。
どうやら、この地方の郷土料理のようだ。
アカスリなら知っている。

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これがアカスリの中身。
かじったので汚くてごめん。
実は大きめのオリーブの身の中に挽肉を詰めて揚げてあるのだ。
こりゃいいぞ。
オリーブの身に肉を詰めたと聞くと、しつこいかな?と思ったのだが、全然そんなことはない。
むしろ、肉と衣の重みをオリーブの実が和らげてくれるような感じだった。

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では、酒でも飲もうかな。
イタリア料理には、日本酒の吟醸が合うと思うので頼んだ。
えっ、そんなもんない?

で、カサーレ・ヴェッキオ モンテプルチャーノ・ダブルッツォ 2008 フルボディの赤。
一気に書いたので息が切れた。
舌もさっきと同じところを噛んだ。
まったく学習能力がない。
このワイン、アリエ産フレンチ・オーク新樽で4ヶ月間熟成させた、イタリアはアブルッツォ州のファルネーゼが送り出す逸品だそうだ。
モンテプルチアーノ・ダブルッツォとは葡萄品種のことだ。

実はこれ、普通は1本の葡萄の樹に8房の実をつけるところ、僅か2房に制限して造られているとのこと。
他に行くべき栄養がこの2房に凝縮されるのか、味わい円やかなとっても美味しいワインだ。
僕の頭にもこれくらい栄養が欲しかった。
値段もお店で4,000円程度とお手頃。
絶対にお勧めである。

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ホタテのパンチェッタ巻き 香草クロスタ。
帆立貝を、自家製の塩漬けした豚バラで巻いて、パン粉と香草をまぶして油で焼いたものか。
美味しいぞ。

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これが、中身。
パンチェッタの塩味とコクにホタテの甘みがマッチする。
複雑に手が込んでいるというわけではなく、ここの料理は素材の良さをそのまま活かしてシンプルに仕上げている。
高級店の派手さはないが、イタリアの家庭料理といったところか素朴な味だ。

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牛スネ肉のコトコト煮。
柔らかく円やかな味だ。
素直な美味しさ。
ただ、居酒屋料理なのか、全体的にやや塩味が効いている。
従って、その分、ワインが美味くてまた進んじゃう。
とっても手ごろで良い店だ。
仕事帰りに通っちゃうと思う。

あっ、生パスタ食い損ねた。

イタリア酒場 L'isola del Brio (リソラ・デル・ブリーオ)

所在地  [#PARTS|USER|29096#] 横浜市中区宮川町2-29宮川町ビル1F

電話    045-251-5522
営業時間 17:00-24:00
       17:00-26:00(金・土)
休み    火
hp     http://isoladel-brio.ciao.jp/

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イタリア酒場 L'isola del Brio (リソラ・デル・ブリーオ) イタリアン / 日ノ出町駅桜木町駅関内駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5



金陵 中華街  中華料理

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金陵は、焼き物の美味しい店である。
焼き物だけではない。
ソバも美味いし酒もいい。

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トカゲマークのお酒である。
馬髪蛇酒という。
読み方は寡聞にして知らない。
マーファシェジュかな…。
棒読みだ。

米焼酎らしき味。
この酒、キノボリトカゲのオスとメスのペアを漬けたスタミナ酒なのだ。
惚れ合っていれば、キノボリトカゲも本望であろう。
そうでなければ、あの世の果てまで悔いが残る。
罪作りな酒造業者だ。

しかし、美味いモン食ってこんな酒飲んでるのに、よく風邪を引くのはなぜ?
それ以上の荒れた生活か。
心臓に悪いので、読者にはトカゲは見せない。

僕って配慮が深い。

アルコール度数は、37度。
全然トカゲの味なんかしない。
ってか、トカゲの味なんて知らない。
埃臭い味。
      
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こんな酒を飲みながら、まずはキュウリだ。
トカゲの吸盤が口の中にペチャペチャ付くのを、サッパリさせてくれる。
そんな訳はない。
韓国の蛸食ってるんではない。
これ、ごま油の香りがするタレとニンニクが効いて美味しい。
      
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ピータンだ。
ピータンほど、当たり外れのある食い物はない。
過去に中華街で買った中で、醗酵寸前の湯気の出そうなやつがあった。
これには仰天。
多分食ってたら、病院行きだった。
でも、すごい臭いだったので、100人中100人が気づくと思う。
でかい銀杏かと思った。
ここのピータンは、ツンとせず、甘みがあって美味しいぞ。
      
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この店に来たら、これを食わにゃ。
絶品叉焼。
炭火焼なのだ。
こんな美味い叉焼は他にはないと思う。
噛むと、肉の旨味、ジューシーな肉汁とタレの香り、甘みが口の中に広がる。
厚く切ってあって最高だ。
     
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これ、蛤蚧酒という。
ハーカイ酒。
徘徊酒ではない。
それは僕のことだ。

桂林の薬草だけを食べるというトカゲを一匹入れた酒だ。
「落ち着いた深みのある香りは心を爽快にする」という能書きを読んだが、そんなはずはない。
強い焼酎といった感じ。
これもなんか埃臭い感じ。
単に古いのか。
そういえば、この酒、棚に置いてあるのだが、僕がこの店に通い始めてからほとんど減っていないような気がする。

一応、美容、滋養と健康、病後の体力低下に効果があるらしい。
37度もある。
が、グイグイ飲んでしまった。
何かビンの中に見える?
うん、気のせいだ。

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焼き鶏。
焼き鳥ではない。
違いはわからない。
串に刺してないことか。
皮が香ばしいこと。
この照りがたまらない。
身は、淡白だが味がある。
      
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また、叉焼?
これは、叉焼丼だ。
下にご飯が隠れている。
大好物の味玉も美味しいし、青菜もサッパリとする。
お昼のメニューにちょうど良い。

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これが、絶品。
汁なし葱そば(葱油伴面)という。
これが時々無性に食べたくなるのだ。
独特のタレに、そばと叉焼と葱を和える。
アクセントにパクチー。
横浜に来たお客さんには、ぜひ食べてもらいたい逸品だ。
ただし、カップルなら二人で食べること。
葱臭くなる。

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はい、サービス。
蛤蚧酒の中。
これ、飲み終わった後どうするんだろう???
剥製にする???
まさか、喰う???

何が配慮が深いだ。
ごめん。

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カフェ・マニマニ (Cafe Manimani)  葉山

ずっと、この前を通っていた。
しかし、まったく気づかなかった。
狸か狐に騙されたような気分だ。
地味なのである。
森戸神社の参道のまん前にある。
でも、元々注意力も観察力もない、とは昔から言われてきた。

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最初は床屋かと思った。
グルグル廻るやつがないので違う。
ちなみに、あれ、サインポールというらしい。
田舎の洋品店かなあ?
前はなんの店だったのだろう。
とんと記憶がない。
こんなんで、見つかるウミウシたちが可愛そうだ。

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車道から入った道沿いが入り口。
ちょっと、早く来すぎたかな。
まだCLOSE。
グリーンに白抜きの店名が入った庇がシンプルでいい。

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店内だ。
アトリエ・カフェといった感じ。
湘南で活躍するアーティストたちの作品が展示・販売されている。
製作者の名前が書いてあるが、寡聞にして誰も知らない。
値段はなかなかだが、センスの良いものがある。
僕には絶対似合わないかなあ。
女物だった。

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中には、ソファ席もあるが、カウンター席に座る。
ソファ席では、そのまま寝てしまう。
ダイビングに疲れた年寄りである。
目の前には、森戸神社の鳥居が見える。

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ランチを頼む。
まずは、ポテトのスープ。
美味しい。
変な旨味がなく、さわやかなスープだ。
生クリームがアクセント。

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地鶏のチキンカレー。
これは美味い。
かなりのレベルのカレーだと思う。
まずは、たくさんの野菜が融けて優しい味に仕上がっている。
かと言って、物足りなさはなく、十分コクがある。
そして、チキンが美味い。
素材が美味いということは一番だ。
これはかなりのハイレベル。
       
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これはロコモコである。
六穀米らしきご飯とハンバーグの上に目玉焼き。
そして、野菜。

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グジュグジュにして食べる。
ハンバーグはチキンに豆腐入り。
極めて、ヘルシー。
酒のつまみにはならないかも。
ちょっと僕には物足りないかな。

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食後にアール・グレイのアイスを飲む。
スープ、カレー、アイスティーで1500円。

食後、ダイビングのログ付けタイムだ。
積んであるのは、伊豆の海洋生物図鑑と本州のウミウシ図鑑である。
サングラスをはずし、カメラの画像を見ながら今日のダイビングを振り返る。
かっこつけているわけではない。
老眼なのに、遠近両用のサングラスではないからだ。

まったりとした時間が流れる。
静かで落ち着いた店内と焼け付くような夏の葉山の海辺。
まったく別次元の葉山がここにある。

お勧め。

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段葛 こ寿々 鎌倉 蕎麦

鎌倉は好きな街だ。
上品だが、力強さがある。
僕のようだ。
とは誰も言ってはくれない。

だいたい寺社・仏閣は廻り尽くした。
そもそも学生時代、地方から出てきた女の子をデートに誘う口実は、鎌倉案内するよん、だった。
今は、オジサン相手に、安い居酒屋知ってるよん、だ。
鎌倉の歴史に一時詳しくはなったが、一夜漬けの受験勉強同様、今は全部忘れてしまった。
僕の頭にだって限界はあるし、使っていない残りの脳細胞もすでに酒でやられてダメになっているはずだ。

でも、今でもたまに鎌倉をぶらぶら歩く。
そして、〆はやはりここだ。

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「段葛 こ寿々」という。
有名店だ。
段葛を八満宮方面に歩き、中ほどの右側、海へ向かう車線を渡ったところにある。
自家製粉した蕎麦を毎日手打ちする蕎麦屋である。
大正末期のものを改装したという建物も風情がある。
            
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本日の〆を飾るには反省が必要である。
反省をするには酒がなくてはならない。
それもちゃんと反省するためには良い酒がなくてはならない。
で、冷酒一つ。

この蕎麦味噌がいけるのだ。
これを肴に酒をチビリチビリ舐めて、蕎麦を待つ。

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まだまだ反省が足りないので、お酒お代わり。
ついでに板わさも。
こういう柔らかな弾力がある蒲鉾はいいねえ。
味もふくよかだ。
安いやつは弾力があっても冷たい感じがして、ガム食ってるみてぇで、どうもいけねぇ。

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そうこうしているうちに、蕎麦がきた。
もりである。
細めの腰のある香り高い麺。
そして、辛めの汁。
ここの蕎麦は美味いねえ。
いくらでも食えちゃうかも。

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これは、こ寿々そば。
同行者が頼んだもの。
天かす、紫蘇、海苔、三つ葉に大根おろしのトッピングだ。
ちゃんと別に、つゆとさらし葱と山葵が付いてくる。

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それに汁をかけてグチャグチャッとやる。
天かすのコクと旨み、紫蘇・海苔の香り、三つ葉の香りと歯ごたえ、大根の辛味。
コレが一体となって、絶妙のハーモニーを醸し出す。
一口頂戴。
美味い。
お酒お代わり。

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と思ったが、十分反省もしたので、甘味を。
これ、わらび餅である。

実は甘いモンはほとんど食べない僕なのだが、ここのわらび餅は別腹。
プニプニの弾力ととろけるような食感はたまらない。

わらび餅の原料は、わらびの根から取れる澱粉から作るわらび粉なのだが、コレを作るのにものすごい手間がかかるそうな。
しかも、ここのわらび粉は生産量の少ない国内産を使っている。

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段葛を歩く。


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武蔵屋 野毛 居酒屋

武蔵屋よ、永遠なれ

野毛の武蔵屋。
ここは野毛のはずれ
元々横浜では名の知れた店ではあったのだけれど、ネットやマスコミで紹介されてすっかりメジャーになってしまった。
お酒のみのオジサンかそのオジサンの上司に連れられた僕のようなひよっ子しか来ない店だった。
時代は変わって、最近では若い人や女性も多い。
ぜひ、日本の文化である日本酒をもっと飲んでもらいたいな。

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普通の民家のようであり、灯りがついていればやっている。
年がばれるが、上司に連れられて通って以来、30年。
まだ、銀蔵爺さんが生きていた。
そして、僕を連れてきてくれた上司も鬼籍に入ってしまった。

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その後は、二人の娘さんが継いだ。
といっても写真は今のお婆ちゃんたちの若い頃のものではない。
バイトの子である。
渋い店の造りだ。
酒飲みどもが夢の跡。

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変わらないのは酒とつまみ。
燗の櫻正宗である。
べっとりしていて美味い酒ではないのだが、ここで飲む熱燗はどういう訳か美味い。
まずは一杯目。
つまみは玉葱酢とおからだ。
昔は口が臭くなったが、最近はたまねぎの臭みがちゃんと取れている。
おからは変わらない味だ。
最後に残ったおからに甘酢をかけて食べるのは僕だけ?

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2杯目。
納豆に鱈チリである。
この納豆の葱も臭かった。
鱈チリは体が温まって美味しい。

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そして、最後の3杯目。
おしんこである。

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これは、別の日に出てきたきぬかつぎ。
オプションである。
このほかに身欠鰊の煮たのもあり、なかなか美味い。

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これは、幻の切干大根。
レアモノ。

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今年の七夕、姉のキクさんの米寿を祝う会があった。
和菓子を手土産に飲み仲間と訪ねた。
この日ばかりは、3杯までではなかった。

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武蔵屋の後は、「どこへでもいいから」、とにかくまっすぐ帰りましょう。

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みのかん 神奈川 横浜 居酒屋

一人静かに文庫本を片手にハイボール

「横浜」という駅名は誰でも知っていると思うが、「神奈川」という駅名を知っている人はそう多くはないかもしれない。
京急線の上り各停で、横浜の次にある駅である。
駅を降りると、山側にJRと京急をまたぐ橋が架かっている。
青木橋という。
渡ると国道一号線(第二京浜)、渡らないで、国道15号線(第一京浜)が走る海側に行く。
そうすると、宮前商店街の入り口になる。

ここは、「神奈川宿歴史の道」の中で旧東海道の面影を残す数少ない場所のひとつだそうだ。
かつて、商店街の右手、横浜駅方面は海で、荷揚げ場もあって栄えたという。
通り沿いには、うっそうとした木々に囲まれた、もともとは源頼朝創建と言われる重厚な州崎神社がある。
今は、商店街も櫛の歯が抜けたようになっていて、寂れている。
商店街を抜け、第一京浜に出て、道沿いに鶴見方面に向かう。
幸ケ谷小学校の前を通りしばらく行くと、「滝の橋」の信号に出て、そこを左折。

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左手角が「みのかん」である。
神奈川駅からは、10分程度の道程であろうか。    
ご覧の通りの風情である。
このレトロ感漂う店は、午前中から営業している市民酒場なのだ。
おっちゃんとおばちゃんとで、店を切り盛りしている。

この時間帯設定は、近くに、横浜中央市場があるからだろうか。
河岸が引けた後に一杯引っ掛けて帰るのか、はたまた京浜工業地帯全盛の頃の名残なのか。
店内にはいると、右にカウンターとその奥に厨房、左にテーブル席が3つほど。
全体として、田舎のじいちゃんの家の土間にいる雰囲気だ。
         
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メニューを見ると、何の変哲もない。
が、しかし、よく見ると、
ハイボール180円、酎(チウ)ハイ240円、清酒180円、ゆどうふ150円、ゆでたまご100円、きんぴらごぼう180円などなど…この価格。
(現在若干ですが値上げしています。この写真は平成8年当時のもの)
立ち呑み屋ではない。
ちゃんと座れる市民酒場なのである。
             
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ハイボールのダブルを注文する。
炭酸は、Mission of Californiaという。
Hotel Californiaを口ずさみながら待つ。
突き出しにおでんが付く。
ちなみに、この突き出しはサービスだ。
でかいジャガイモとちくわ。
見たとおりの味である。
素朴。
湯飲み茶碗には、練り芥子がたっぷり入っている。

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これで帰れば、ハイボール代で済むが、それじゃあ、お店に申し訳ない。
ゆでたまご、ゆどうふ、きんぴらと豪華ラインナップを注文する。
ハイボールをもう一杯。
これで、2,000円はしない。

一人で黄昏れるも良し、あるいは友人とヒソヒソおしゃべりも良し、この雰囲気の中で、遠く昭和を想う。
そんなお店だ。

みのかんや 兵どもが 夢の跡 か…

国道から一歩入った昔ながらの住宅街。
ここだけポツンと薄明るい。
ハーンの「むじな」を思い出して、一人ニヤリとする。

ちなみに、ここは「座りみの」という。
東神奈川の神奈川区役所近くに、ここの親類がやっているという酒屋の立ち呑み「立ちみの」があるらしい。

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魚佐 葉山 魚

絶品!!! 葉山の海の幸
美味しい魚を食べさせる店はたくさんあるが、質が良く量もあり、しかも安いという店はなかなかない。
質は抜群でもチョコっと盛って、ん千円とかいう料亭みたいなところは山ほどある。
こんなところには絶対にいかない。
僕の好みだと森下の季助かここである。

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夏も終わろうとするある日、訪れた。
この店、開店は16:30。
すでに昼から相当飲んでいる一行は、開店と同時に雪崩れ込んだ。

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まずはヒジキとお揚げの煮たの。
ヒジキなんて昔は食べなかった。
しかし、髪の毛が薄く、じゃない細くなってきた最近は好んで食べる。
春の大潮の干潮時に、山となったヒジキが葉山の海岸に姿を現す。
釣り人が絶対おしっこしないようなところから採集して食べたが、写真のひじきみたいにもっと芽が細かいほうが美味しかった。
育ちすぎ?

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自家製塩辛。
僕も良いイカが手に入ると作る。
良い塩に良い味醂だけ。
父親もよく塩辛を作るが、僕のより美味い。
聞けば、同じような作り方だが、絶対何か隠していると思っている。
多分隠し味に味の素か。
父と息子の永遠の戦いである。

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昼間っからワインとビールをしこたま飲んだので、日本酒だ。
ここは良い酒もある。
山形県は寒河江の蔵元、千代寿。
しかも、本数限定の純米生原酒だ。
いまや酒処といえば、山形県だ。
この原料米の豊国は、弱くて収穫の少ない米だったので一時は作られなくなっていたらしい。
それを復活させたのが、この酒だ。
上品な香り、口に含むと広がるふくらみとコク。
実に、美味しい酒である。

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こんな酒を飲むとつまみも美味しいものを食べたい。
こりゃ、カンパチの塩焼き。
僕は、魚の塩焼きは大好きだ。
刺身も好きだし、煮魚も好きだし、結局は魚ならみな好きなのだが。
夏は塩焼きだな。
鍋は、牡蠣のどて鍋と鮟鱇肝鍋以外は、好きじゃない。
なぜなら、美味いものをわざわざ水で煮る必要はないからだ。
天然物としての、品の良い脂の乗りがうれしい。

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これは、オニカサゴである。
カサゴに鬼がつくくらいだから、よっぽどひどい魚だと思うだろうが、まあ、それなりである。
びっくり顔で割りと可愛い。
通常100mを超える深い海の底に住む魚だ。
オレンジがかった赤色の体色で、釣り上げると体中の鰭という鰭を張って威嚇する。
背鰭には毒があるので、注意しないと大変だ。
僕は調理していて二度ほど刺された。
普通に痛いが飛び上がるほどではなかった。
味は白身で淡白、刺身や鍋で普通食べるが、小型のものは姿ごと唐揚げが美味い。
で、これだ。
紅葉おろしとポン酢で食べる。
美味である。

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では、揚げ物ついでにフライだ。
酔っ払っていて良く覚えていないが、アジにカマスにエビにイカにホタテだ。
5人いたので、どれが好きかを聞いて、重なったらジャンケンによる争奪戦だったような。
ちなみに、僕はホタテを選択、無競争だった。
結局、みんなに頼んで、全部一口ずつかじらせてもらった。
ホタテはかじりにくいのであげなかった。
僕の性格が見える。

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葉山に来てサザエの刺身を食べないわけには行かない、とわがままを言うやつがいた。
団体行動を乱すやつは困る。
仕方がないので注文した。
僕は、サザエの刺身はそんなに好んでは食べないのである。
また、サザエを卵でとじたサザエ丼なるものを売り物にしている店もあるが、話の種に一度だけ食えばよろし。
サザエはつぼ焼だろ、つぼ焼。
葉山の海には山のようにサザエがいる。
素潜りだけで、一時間もあればでかいのを軽く20個くらいは採れると思う。
が、絶対にはやってはいけない。
海の幸は金を払って食べよう。
ちなみに葉山の名物、永楽家の「あわび最中」は好物である。

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〆で刺身を食べたわけではないが、豪華絢爛なので最後に持って来た。
僕はこれまで、紅白のトリは美川憲一と小林幸子にすべきだ、とずっと主張してきた。

上左から、
鮪大トロ。
絶句。
美味いじょー。
以上。

カンパチ。
美味いなあ。
いつも書くが魚っ食いの味がする。
そういう意味では、食感の違う上等なシコイワシの刺身に油をまぶして食ってるって言う感じもする。

中央は、イナダ。
ブリのお子様で身が柔らかいのだが、こりゃ絞まっていて美味い。
でも、コリコリではなく、上手な料理人が上手に寝かした刺身だ。
脂も程よく乗って、年寄りにはこういう魚が嬉しいな。

下左は、平目。
これも、上手に寝かしてある。
言うことなし。
僕は、単に平目は大好物なのである。

最後は鯛かなぁ?
これは食べた記憶がまったくない。
で、ノーコメント。

この刺身盛は、2,000円で造って、と言った覚えが微かにある。
わざわざ、葉山まで刺身を食いに行く甲斐のある一皿だ。
絶対に損をしない店だ。

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ラグーン 川崎 洋食 -贅沢な病院食-

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川崎駅東口を下りて、さいか屋が面する大通りを海方面に向かう。
新川橋交差点の左角にある病院が「総合新川橋病院」である。
ギリシャ神殿ではない。
病院の食堂というと、たいていは味気なくそんなに美味しくはない。
また、学食や会社の食堂を思い出してしまう。
あまり良い想い出はなかった。
しかし、驚くなかれ。
この病院の食堂は、見晴らしの良い最上階8階にある、安くて美味いフレンチレストランなのだ。
“食堂”と言ってはいけない。

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さて、本日のランチ。
1,050円が、黒豚のロースト、ローズマリー風のソースである。
1,575円が、オキタカベのポアレ、トマトのなんちゃらソースである。
スープはコーンポタージュ。
デザートは、桃のムースだ。

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突き当りには庭園もある通路を抜けて店内へ。
さすが、病院。
手すりやスロープが設置してある。
もうすぐお世話になる。
スロープの脇には、ワインが無造作に箱に入っていた。

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では、サラダ。
手作りドレッシングがさわやかだ。
野菜がみずみずしい。

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コーンスープ。
懐かしいシンプルな味だ。
あまり僕はコーンスープは好んでは食べないが、これなら美味しい。
後味が良い。

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これが豚さん。
ローストした豚のコクにはトマトか。
リブ肉は脂もあって、良い肉で美味しい。
トマトソースがさわやかだぞ。

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これは、オキタカベだそうな。
ウメイロのことである。
伊豆七島などでは良く獲れる魚だ。
淡白な白身で、刺身にもなる。
ただ、ソースなどの味で食べたほうが風味があって美味しい。
絶妙のソースだ。
トマトとハーブが絡み合って、素敵なハーモニー。
骨ファンの方には申し訳ないガ、食べた後の残骸は割愛させていただく。

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ランチなので、一応デザートがつく。
桃のババロア。
桃の餡も美味しい。
僕は、野菜ともに果物は滅多に食べないが、宮古島産完熟アップルマンゴー、木で熟してもいだ佐藤錦、そして、福島産の腐りかけの桃は満腹でも食べる。
何?贅沢?
ミカンはすっぱいし、コタツもないので滅多に食べない。

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杜記 伊勢佐木町 火鍋 中華料理

今回の記事の鶏に関する記述の中で、一部に不快と思われる表現があると思われる方は思われるだろうし思われない方は全然思われないとは思われますが、思われるといけないと思われ、十分注意されるよう念のため申し添えます。

             
“とき”と読むんだろう。
中国なのに、Nipponia nipponか。
「刀削麺」で有名な”杜記”の3号店である。
1号2号店は中華街にあり、何度か訪れたが、ここはお初。
小麦粉の塊を紐のように削って、熱湯の鍋に落とすあれだ。

ここも、ついこの間まで、刀削麺の店だったように記憶していたが、今は火鍋+中華の店となっている。
どうやら、華隆餐館にコックさんが移ったので、ここは刀削麺をやめて、火鍋の店になったらしいという噂を聞いた。
真偽は定かではない。

       
店内は昔ながらのディープな上海を表現したという。
上海飯店は知っているが、上海は知らない。
行ったことはないが、綺麗なオネエサンが沢山いるという歓楽街のなんちゃらサロンもこんなような光の具合だったと友人から聞いたことがある。

確かに、店の人は中国人、客も僕ら以外みんな中国人。
あとは、葉巻と拳銃とボルサリーノか。
ディープ。
デブではない。
でも、お客さんはインディアンみたいだ。

       
まずは、エビスの黒生。
ん???
そんなもん頼んでないなあ。
僕が注文したのは、サッポロ”黒ラベル”だ。

しまった、日本じゃなかった。
サッポロの黒がエビスの黒に化けていた。
油断していた。
注文を取りに来た小姉が、やけに、うんうん、と頷くので信用してしまった。
まだまだ僕は未熟だ。
でも、小姉、なんか、この黒生、酸っぱくねえあるか?

             
メニューである。
読めない。
しかし、写真と大体の漢字の感じで理解するよう努める。
テーブルの端を見ると日本語のメニューもあったので、ホッとした。
でも、何がいいのか分からない。
島んちゅの宝か。

       
で、壁に写真入りで貼ってあったのでこれにした。
おっと、情報喫茶ではない。
行ったことはないが、大人の常識としてこういう店があることは知っている。
地鶏の重慶麻辣鍋だあ。

鶏と大根とにんにくとたまねぎがドッチャリ入った鍋だ。
デフォルト2人前で2,500円。
しかし、この量だ。
3人でも食えるだろうか。

       
で、さっき間違われたビールの仕切り直しをした。
今度は、ゴチャゴチャ言わないで、黙ってメニューに指を刺した。
角度とかで間違われないように、縦と横で両腕の指を駆使して示した。
かくなる努力の結果やっとこれが飲めることとなった。
大好きな黒ラベル。

    
鍋に火が回ってきて、スープが対流することにより、下の具が上に浮いてきた。
ん?
何だ、この黒いのは。
げっ!!! げげげ!!!!!
鶏の足だ。
いわゆる、もみじ。
僕は鶏の足のこの鱗みたいのが大っ嫌いだ。
しかも、黒い。

こんなのが入っているなら初めから言ってほしかった…
って、店の人は僕が鳥の足を嫌いなことは知らないのに勝手な言い分である。
ましてや、生まれも育ちも中国人だ。
僕の屈折した過去なんか知るわけがない。

屈折した過去1 昔、祖父が庭で飼っていた鶏を、”今日はご馳走だぞ”とつぶしたのを、血抜きから解体まで一部始終呆然と見ていて、お腹が痛いと言って夕飯は抜きだった。

屈折した過去2 昔、秋吉久美子が主演した映画”赤ちょうちん”で、主人公が狂って鳥をムシャムシヤ食べていたのを一部始終見て呆然となり、彼女のヌードシーンが記憶から飛んでしまった。

屈折した過去3 昔、手塚治の漫画”火の鳥”の1シーンで、親切にしてくれた鳥人間を殺して、主人公がその足をムシャムシャと食べているのを一部始終呆然と見て、ケンタが食べられなくなった。

という忘れていた3重のトラウマが鮮やかに蘇った。

    
だんだん、出来上がってきた。
小姉が途中まで鍋捌きをやってくれる。
しかし、しっかり、黒い鶏足は上に常駐していた。

もみじにはゼラチン質が多く含まれ、コラーゲンたっぷりのコクのあるスープが取れる。
ラーメンなどの出汁でも御馴染みだ。

美味いのはわかるが、黒い足の方は苦手。
嫌なものには変わりないが、せめて、白いのにしてほしいし、見えないところでやってくれればなあ。
そっと、鍋底に押し込んだ。
怖かった。

       
では、毒消しに紹興酒。
毒消しではないか。
こういう辛いモンにはビールがいいが、鍋の量からすると腹一杯になってしまう。
で、これ。
割と安くって、1,800円。
ん?まだ高い?

       
でも、なんだかんだ文句を言いながら食べた。
鶏は気持ち悪いが大好きだ。
なんだ、かなり美味いじゃん。
当たり前か。

コラーゲンたっぷりのスープに、麻と辣と赤唐辛子のスープ。
辛くてピリピリするがいい。
鳥は多分輸入の冷凍物だろうが、確かにブロイラーの臭いはしない。
もう少し解凍に注意すれば、もっと美味いかもしれない。
体はあったまるし、滋養にも良い。

       
この通り。
ニンニクがゴロゴロである。

この鍋を食べて家に帰ったら、いいからとにかく風呂に入れ、と言われ、翌朝は、窓を思いっきり開けられるのは必至だ。
鍋を食べる汗とともに、体中からニンニク汁がほとばしっているだろう。
15個くらいは食べた。
小さくて目立たないが、鍋の底には足の踏み場もないほどニンニクが敷き詰められていたのだ。

    
さあ、〆は麺だ。
美味しいぞ。
鍋の〆は麺かご飯だ。
コクのあるスープは麺に限る。

    
ちょっと煮込むと、また、つまみになる。
これで、残った紹興酒を楽しむ。
コッテリとした料理にホントに合う酒だと思う。
ゲッ!!! 鍋底にチラリと鶏足らしきものが伺える。

ところで、滋賀県は近江に鶏足寺(けいそくじ)という寺がホントにあって、紅葉の名所なのである。
この期に及んで僕への嫌がらせのオヤジギャグとしか思えない。

なお、あんなにニンニク漬けとなったのにもかかわらず、この3日後に風邪を引いてしまった。
残念ながら、鶏足寺のご利益はなかった。

杜記 伊勢佐木町店中華料理 / 伊勢佐木長者町駅日ノ出町駅関内駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0


一力 石垣島 おでん

石垣島の繁華街を散々歩き回って、酒を飲んでいた。
なかなか、面白い街だ。
みんな夜遅いし、僕と趣味が合う。
石垣の人は、翌日ちゃんと仕事をしているのだろうか…。
僕はろくに仕事なんかしていないが心配になる。
人の心配はさておき、翌日もダイビングだということを、ある一点からプツンと完全に忘れてしまうところが僕の良いところでもあり欠点でもある。
で、〆は…、と思っていたら、暖簾があった。

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石垣島の繁華街、美崎町の北側の通りを渡った大川の路地を入った左側にある。
なかなか渋い構え。
ピピピッときた。
チビ太に劣らない、おでん好きな僕を呼ぶ。
あいかわらず行き当たりバッタリで知らない店に入ってしまったが、この店、実は「メンガテー」と並ぶ石垣島を代表するおでん屋さんだったのだ。
ビギンがデビュー前に通っていた店でもあるらしい。
  
入ると左がカウンター、右がテーブル席である。
客はみんなカウンターにいたのでテーブル席に荷物を置く。
異質なのが入ってきた、という感じの雰囲気が伝わってきた。
そうだろう。
見たこともない顔なのに、スェットの上下にサンダルと毛糸の帽子だ。
寒かったのだ。
隈取りとサングラスはしてこなかった。

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で、餃子が出てきた。
この餃子、バカ美味。
草がシャリシャリとアクセントになって爽やかでいい。
草は野菜とも言うらしいのだが。
品が良く美味しい餃子なのだ。
ラー油で食べた。
美味いラー油だ。
「ラー油も美味しいですね」
と言ったら、「普通の市販のだ」と言われた。
先に餃子を褒めるべきだった。

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カウンターの、僕の左側に座っているIT系と思しき男性は、話し好きでいろいろとこの街の話をしてくれる。
僕の右隣に座っている教員風の女性は、昨年から八重山の舞踊を習っているらしく、その楽しさを語ってくれた。
やはり、その土地の地元で飲む、ってこういうことなんだろうな。
やっと、椅子がお尻に合ってきた。
目の前には宝の山「おでん」だ。

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当然注文は好物のソーセージとはんぺん。
そして、まあまあ好物のテビチ。
それまで、散々食べて飲んできたのだが、非常にさっぱりとした出汁でいくらでもまだまだ食える。
テビチは旨味があり、ソーセージは大好物の完全なアメリカンタイプ…ってどんなだ???
高血圧注意報の僕にとって、塩加減はバッチリだし美味しい。
かなりのレベルのおでんだと思う。
ここは通いそうだ。
って、石垣島だった。

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酒瓶が並ぶ。
最初からここでも良かったかも。
常連さんばかりのようだが、なんか居心地がいい。
相手はそうは思っていないかもしれない。
が、そんな良い店だ。
酔いもかなり回ってきたのでそろそろお開き。

明日は二日酔いと船酔いのダイビングだろうな、と
薄れていく記憶の中でそう思った。
良い子のダイバーは真似をしてはいけません。

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メンガテー 石垣島 おでん

僕はおでんが好きである。
これを肴に飲む酒が一番好きだ。
でも、寿司も焼肉も天麩羅も好きだ。
要は、酒があれば何でもいいということだった。
ということで、どこに出かけても、土地のおでんやさんがあれば必ず入る。
特に、沖縄のおでんは、大好物のソーセージが入っている。

一力・石垣島
は、ラー油も美味しかった。
たから・宮古島
は、家族経営の賑やかなお店だった。
うらわ・那覇
は、いかにも歌いだしたくなった。
悦っちゃん・那覇
は、トイレが良かった。

           

メンガテーという。
変わった名前の店だ。
実は、屋号だそうだ。
店主の方のお名前が迎里さんで、それに前がつく。
前迎里=メンガテーとな。
黒島に迎里御嶽というのがあって、その前に住んでいらしたのだろうか?
いい加減なことを言ってはいけない。

市役所から離島ターミナルに向かう、横筋にこの店はある。
看板には、おでん・焼肉・焼き鳥とある。
焼肉と焼き鳥があるような気配はない。
そういえば、あの名店、「千葉白浜の浜千鳥は」、ラーメンはありそうだったが、秋刀魚はなさそうだった。
でも、ラーメンを注文したら、「んなもなぁ、ねぇ」と言われた。
秋刀魚は絶品だった。
良いキャラのオバーチャンだった。

で、メンガテー。
ちょっと怪しげな雰囲気だ。
ちなみに、この表通りには入り口はない。
2階に店があるわけでもない。

             

通りから狭い路地に入ると店の入り口があるのだ。
ところが、この入り口の前面に小さな側溝があって、フラフラッとサンダルごと足を踏み入れてしまった。
酔っ払いとしてはごく自然の行動である。
そして、さすが南国、蚊でも湧くのか、側溝の中には殺虫剤と思しき液体が入っており、白濁していた。
汚ねえ。
えんがちょ。
で、殺虫剤とボウフラ?まみれのどぶ水にぬれた靴下のままで、店に入った。
そのことは黙っていたが。
許してください。

   

これが入り口を中から見たところ。
暖簾が実に綺麗だ。
この暖簾は、名物お母さんの85歳の誕生日を記念して、娘さんたちが贈ったそうだ。
と記憶しているが、お客さんだったかもしれない。
酔っ払っていたので、間違ってたらごめんなさい。
今は、娘さんが店をやっている。
この娘さん、僕と同じくらいかな、と思っていたのだが、年齢を聞いてびっくりした。
実にお若くて綺麗。
テビチなどのコラーゲンの効果か。
酔っ払っていたので、見間違ったらごめんなさい。
また、娘さんでなくてお嫁さんだったらごめんなさい。
    


テビチを煮るお母さんの写真が飾ってある。
店は娘さんに任せたとはいえ、まだまだお元気だそうである。
常連さんのボトル、玉の露が並ぶ。
僕がここに婿入りしたら、逆玉の輿。
この店、宵の口は、観光客も来るらしいのだが、夜も深まるにつれ地元客ばかりとなり、24:00には満員だそうだ。
信じられない時間帯だ。
本当に沖縄時間だ。
間違いなく翌日はろくに仕事はしていないはずだ。
決め付けてはいけない。
地元のお客さんは、たいてい、おでんを食べて〆にそばを食べるそうだ。

   

では、まず請福。
散々飲んできたのだが、これはクイクイいける。
やばいな。
溝にはまるくらいだから、かなり酔っ払っているが、まったく酒を飲みたくなくならないくらい進む。
しかし、気持ち良くたくさん飲んでたのに明日は二日酔い、なんて神様は非情だ。
ターボチャージャーの肝臓がほしい。

    

では、おでん。
もう、かなり眼がかすんできている。
と思ったら湯気だった。
好きなものが並んでいる。
汁は濃いめだ。

今思えば、ママの指綺麗だ。

   

では、一皿。
大根、卵、テビチ、青菜だ。
ばっちりと汁がしみている。
確かに一力と比べると味が濃いというかしっかりしている。
好みとしては、一力だが、コクがあって美味しいぞ。
酔っ払っているので、あまり当てにはならないとは思うが美味しい。

       

ということで、食べ尽くし一歩手前。
この最後の一口がなかなか食えない。
間違って骨を食べて喉につまらせて死んでしまっても、豚を恨むわけにも行かない。
豚の祟り。
そばも美味しいとのことだったが、残念、ギブ・アップ。
ここも、一軒目で来て、ゆっくり食べて飲みたい店だ。
明日も、なんか予定があったような記憶があったが忘れた。
確か…ダイ………ビ???

そういえば、ドラクエにメガンテという超強力な自爆呪文があった。
飲みすぎちゃって、
メンガテーでメガンテェ~!!!!!
なんちゃって。

無視してくださって結構です。

あっ、! 皆、おんなじこと言ってますね。

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田舎っぺ 伊東 居酒屋

静岡県は温暖な伊東市にある居酒屋さんである。
伊東の駅から歩いて5分。
湯の花通りを下って、パチンコ屋の湯の花ホールを右折、まっすぐ行って道なり左に折れて右側の2階にある。
また、駅からスーパーのグルメシティを通り抜けていけばまっすぐである。



このお店は、ダイビング帰りに寄る三島のお寿司屋さんに紹介してもらった。
伊東に行くならどこ?
という話の中でハトヤならず「田舎っぺ」とのこと。
寿司屋からの紹介となれば行かないわけにはいかない…。
行くのか行かないのか、どっちなんじゃ?

で、行くことに。
17:00開店ということで、ちょっと早いが電話をしたら”どうぞ”とのことで向かう。
ダイビングの器材を抱えてエッチラオッチラと階段を上がる。
階段を上がって入ると逆L字に、お座敷・通路・カウンターが配置されている。
普通の居酒屋だ。
メニューを見たが、やはり普通の居酒屋である。

女将さんは和服の似合うなかなかの美人。
旦那さんは強面の職人タイプ。
タバコを吹かしている。
ちょっと不安になる。



とりあえず、お通し。
牛スジの煮物。
おっ、薄味だがきちんと良い出汁が出ていて美味しいぞ。
こりゃ、悪くない。



豆腐サラダ。
こんなのは僕の趣味ではないが、酒を飲んでも”野菜を必ず一品”頼む牛みたいなやつがいるので仕方ない。
さすが、居酒屋である。
この手の食い物は沢山ある。
モヤシ炒めからグラタンまであるぞ。

しかし、これも美味しい。
何だろう?
取り合わせかドレッシングか。
酸っぱ過ぎることなく味が良い。



では、お酒。
菊源氏生酒。
もともとは静岡県の大仁の酒だった。
大好きな静岡のお酒の中では、僕が好きではないという稀な酒である。
この酒、今は灘の”富久娘”の傘下となり、神戸で造られている。
米だけは弁解がてら、せめて静岡産ということなのか。
糖類・酸味料のおまけまで入っている。
知っていたら絶対に飲まなかった。
酔っ払っていたら美味い美味いと飲んでいた。
僕なんてこんな程度である。



さて、肝心の魚は如何に。
これ、カマスの塩焼きである。
さっき、海の中で群れで泳いでいて、食いたいなあとレギュレーターと指をくわえながら思っていたものだ。

カマスは、本当は水っぽい柔らかい魚なので、干したほうが身と旨みが凝縮して美味いのだが、これはシャキシャキとして美味しい。
活きが良いのだ。
肝も入っていたので食べたが、まったく臭みがなくて美味。



さて、刺身だ。
まずは、ワラサ。
ブリの若魚である。
身を噛むとサクッとしている。
甘みもある。
脂はまだそんなにはないが、新鮮である。
”ハマチ”と称する養殖物とはまったく別の食べ物である。



これはイサキ。
眼を見れば伊東近海の朝取れだとわかる。
小型なので身がやや柔らかいが、脂があって甘くて美味しい。

しかし、酒がねえ。
静岡県には、開運とか磯自慢とか初亀とか臥龍梅とかもっと良い酒があるのに。
多いんだよな、料理は良いのに日本酒がイマイチな店。

この店、次から次へとお客さんが入って、18:00過ぎには満員だ。
常連さんが多いようで、知る人ぞ知る地元の方々の店だ。
お値段もせいぜい一人3,000円もあれば十分。
魚と料理はお勧め。

田舎っぺ 居酒屋 / 伊東駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


勝康 関内 トンカツ -カツで越の寒梅、オツか奇手か -

とんかつ屋である。
だが、刺身もあるし居酒屋メニューもある。

             

関内駅南口を山側に降りて、横断歩道を渡る。
赤いレンガの教育センタービルを右に見てさらに山側を直進。
途中車道も渡ってさらに直進すると、左の角に寿司屋がある。
そこを左折すると左側にある。

       

まずは、生ビール。
お通しは、ポテトサラダ。
トンカツ屋のポテトサラダである。
根拠はないが、美味しいのである。

    

初鰹の刺身だ。
臭みがなく瑞々しい。
肉切り包丁で切ったのだろうか?

鰹はやっぱりとんかつ屋に限る。

       

ちょっと青い物。
アスパラだ。
こんな健康的なものをつまんでご機嫌だ。

野菜嫌いだといわれているが、アスパラだけは好きだ。
クセがあるからか。
マヨネーズをどっちゃりかけたらもっと好きだ。

       

玉ねぎリング揚げ。
やっと、トンカツ屋らしきメニューが出てきた。
そろそろ真打登場に胸が高鳴る。

    

やっと、二つ目か。
アジフライ。
何はなくともアジフライ。

僕はいろいろとうるさいが、アジフライにもうるさい。
まず、

アジは刺身になる生の新鮮なものでなくてはならない。
たまに臭いのや冷凍物に当たるのだが、楊枝を刺して帰りたくなる。
アジに罪はない。

デカ過ぎてはいけない。
15cmから20cmくらいがお上品で旨みがあってよろしい。

刺身でも食べられるので、揚げ過ぎてはいけない
要は身の甘みと衣の芳ばしさを楽しみたい。
素材の良さである。

つけるのは醤油でなくてはならない。
よく、ソースをかけるやつがいる。
刺身はソースでは食わない、ということを思い出して欲しい。

実は、どうでもいいいようなことである。

  

おーっ、やっとトンカツ。
ではなく、鶏カツである。
ここの鶏カツはジューシーで美味いのだ。
安い定食屋の、生臭いのと硬いのは勘弁して欲しい。

そして、絶品はこのソース。
ご主人が丹精をこめた自家製である。

ソースが美味しいといえば、やはり横浜の"勝烈庵"だ。
ここのは、勝烈庵よりは辛め。
だが、野菜たっぷりスパイシーな美味しいソースで、これだけで3杯飯は必至だ。

   

そして、ここの良いところのもう一つに、日本酒が揃っていることだ。
いわゆる有名銘柄の中の良いお酒といった品揃え。

「越の寒梅」については通常一杯840円だが、お一人様一杯に限り525円。
このサービスはうれしい。
寒梅なんて、という人もいるが、やはりそれなりに美味しいと思う。

なお、お一人一杯というが、僕以外は日本酒を飲まない人ばかりで5人で行ったとする。
そうすると、寒梅は一杯しか飲めないのか、というとそうではないのだ。

他の4人が飲まなくても、「一グループ客一人数当たり一杯限り」というこの店の独特の解釈なので、結果僕は一人で5杯を@525円で飲めるという素晴らしいシステムなのだ。
その際、ついでに勘定も回すことにしている。

    

では、寒梅を。
それじゃ、カンバーイ!!!
無視してくださって結構です。

すっきりとした、いかにも越後の酒だ。
今は日本中美味い酒はあるが、昔は寒梅が美味かった。

    

これはメンチカツ。
厚みがあってジューシーで美味しいぞ。
トンカツ屋ならではの肉の美味さだ。

    

次は海老だ。
でかいぞ。
これは醤油で食べて美味しい。
衣サクサクで身は甘い。
火の通し方だな。

    

〆はカツとじ。
うーん、香ばしい。
汁も甘からず辛からず。
カツは揚げたてだしいうことはない。
やはり、餅屋は餅屋。



この店、毎月6日と26日は、一人につき「いいちこ」か「白波」が一本サービスなのだ。(ランチタイムを除く。)
つまり、5人で行くとボトルが5本プレゼントされる。
インデアン嘘つかない。
ホントある。
ちなみにこの日の朝は、「サービスだから来てね」と必ずオバちゃんから会社に電話がかかってくる。

一人一本、君は飲みきれるかな?
一応、一ヶ月間有効なのだ。

さらに、料理一人2000円以上の宴会を10人以上でやると、貸切にしてくれる上、越の寒梅一本か焼酎二本をプレゼントしてくれる。
もう君は行かないわけにはいかない。

とんかつ頼むの忘れた。

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郷 (さと) 鎌倉 居酒屋

君たち女の子、僕たち男の子、ヘヘへイ ヘヘヘイ…。
気が触れてしまったわけではない。
55歳の誕生祝なのだ。
そういう気分なのだ。

       

「居酒屋」という店ではない。
「郷」という。
“ごう”ではなく、”さと”と読む。

鎌倉駅東口を降りて、東急デパートを過ぎて右の道を行く。
突き当たりに、丸七商店街という狭くて屋根のある、昭和の闇市にタイムスリップしたレトロな商店街がある。

鰻の寝床のようなところに、まさしく鰻屋、揚物屋、花屋、雑貨屋、パン屋、魚屋などが軒を並べる。
その、入り口に羅生門のごとく鎮座するはこの店だ。

       

入る。
相当勇気がいる。
まあ、この一画は鎌倉という街のイメージから完全に浮いている。

僕もこの町に来ると浮いているが。
この店も然り。
汚い。

でも、僕にとっては中の上くらいか。
黒光りしたカウンターがそれなりにいい。

       

では、まずは生シラス。
シャキシャキしている。
生シラスは鮮度が命である。
横浜ではこのレベルは食べられない。
さすが地元。

一枚目の写真を見て欲しい。
「地物生シラス定食」とある。
この店、昼は定食屋なのだが、オバちゃんによると昼はもっと鮮度が良かったとのことだ。

      

では、酒をもらう。
店構えとは相反して、魚は良いのだが、酒がちとねえ…。

良いものを出す店なのに酒がダメな店はいくらでもある。
けっこう良い寿司屋でも、日本酒がねえ…、という店も沢山ある。

一升2,000円もしない酒でも、美味い酒は沢山あるのに。
なのに、どうしてこう不味い酒をわざわざ置くのか居酒屋・寿司屋七不思議の一つである。

まあ、飲めないほどではないが。

       

ヤリイカ。
小型だが、地物である。
柔らかく甘みのある烏賊だ。
美的にはイマイチだが。

店構えで判断してはいけない。
人は見かけによらない、とも言われているではないか。
そういう意味では、僕なんてきっと仕事も出来るし良い人のはずなんだが。

               

さて、飲めばトイレに行きたくなる。
入り口からではなく、奥のドアから出ると市場の通路に出た。
暗い。
何かいる。
張り紙だった。

実は、この戸の向こうがトイレなのである。

      

げっ、外に出てしまった。
しかし、「御手洗」との表示がある。
まるで、沖縄のおでん屋のトイレのようだ。
千葉にも似たようなのがあったような気がする。
しかし、両者よりも遥かにこちらのが格上のような気がする。

       

右が小便器。
左が個室。
個室はベニヤか。

鎌倉の駅の近くにもこういう店が残っていること自体、奇跡的かも。
このトイレはいつまでもあって欲しいな。
彷徨える鎌倉武士の亡霊たちもホッとする場所かもしれない。

こんなこと書いてたら、背筋が寒くなってきた。
実は、お化け大嫌いなんです。

しかし、カメラを持ってトイレにいくのはやめましょう。
(ちゃんと人が入っていないことを確認してあります。)

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プロフィール

chromodoris

Author:chromodoris
ダイビングと海遊び、街歩きとグルメ、自然観察と庭いじり、魚釣りと素人料理、そして映画と音楽の日々。プレ前期高齢者が日々に翻弄されながら、人生の仕舞に向けての彷徨いを綴ります。

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