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田舎門 生麦 居酒屋

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いなかもん。
なんだ、僕のことではないか。
京急沿線の場末の東京に生まれた身。
本所や深川や浅草からみれば、それこそ、田舎もんである。
江戸時代のことではあるが。
ここ田舎門という店である。
場末の京急は生麦駅を降りて、線路沿いに東京方面に歩く。
右手に国道15号線に通じる”仲見世通り”みたいな所を通って右側にある。



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そもそも、こんな店、誰かに連れて来てもらわない限り普通は絶対に入らない。
僕は一人でも初めてでも入るが。
しかし、地雷を踏んだことは数知れず。
一度、ある店でヤンキーの宴会に遭遇して以来、一応店の入り口で聞き耳を立てることにしている。
しかし、入った瞬間逃げ出すわけにもいかず、仕方なく入ったが、気のいい奴らで、酒を注いでもらったりして意気投合してしまった。
僕も雰囲気が出ていたのかもしれない。
しかし、煙草臭くてたまらず、帰ってからファブリーズ1本を消費した。

果たして入ってみると客はいないが煙草臭かった。
店主が吸っていた。
で、突き出しは、豚の冷シャブ胡麻ダレ。
おっ、美味いぞ。



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じゃ、刺身行ってみよう。
黒板に書いてある魚のうち、3品を選べという。
900円。
では、左から、片口鰯、鮪の中トロ、蝦蛄。
をチョイスした。
鰯は鮮度は悪くないが、やや臭みが残る。
処理の仕方か。
鮪は美味しい。
蝦蛄はもっと美味しい。
こりゃまあ当たりだ。



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では、お酒だ。
普通のお酒だ。
この辺の店は、ビールは絶対にキリンにこだわるのに、日本酒には何のこだわりもない所が生麦らしくていい。
しかし、この徳利、5本も飲んでしまった。
なんだ、こだわっている割には、酒なら何でも飲むじゃん、なんて言わないでね。



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この海鼠が絶品であった。
実に美味かった。
海鼠は下処理が大事である。
多めの塩でヌルを落とすのだ。
これ、柔らかいし、絶品。



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最後にこれ。
芝海老の唐揚げ。
川海老なんかよりやはり芝海老だ。
芝海老によく似たエビで、猿海老というのがいるが、これがどちらかはわからない。
胡椒が効いていて美味しい。
こんなんで飲んでいると、やはり5本は飲んじゃうな。

この店、何の変哲もない居酒屋なのだが、食い物は美味しい。
しかも、生麦価格で、酒にビールにと飲んで、これで、一人3,000円。
また、立ち寄りたくなるような店だ。
また、行っちゃうだろうな。

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居酒屋 田舎門

夜総合点★★★☆☆ 3.5



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テーマ : こんな店に行ってきました
ジャンル : グルメ

サンオリーブ  神奈川  肉料理

11PC140018ステーキ用の肉
どうだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…と言いたくなるような肉だ。
A5の中でも最上位クラスの和牛ステーキ肉である。
冷めても固くならない頑なさだ。
柔らかな口当たりととろけるような甘みと旨みを含有したサシ。
こんな素晴らしい肉を食べさせる店がある。



22PC140017裏の入り口
サンオリーブというのだが、こういう良いものはひっそりと人知れずに食わなくてはならない。
僕のように屈折していると、悪いことをしているような気になるからである。
で、そういう人のために、この店ではステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼きを食べる場合、密かに裏口から入って上階に行かなくてはならない。



33PC140021肉
今日はすき焼きにする。
8,000円のコースだ。
飲み台を入れれば、僕の場合、15,000円くらいになる。
しかし、素晴らしい肉である。
僕は子供の頃、肉はほとんど食べさせてもらえなかった。
毎日、鯵の煮つけとかマグロの血合いの塩焼きとかばかり食べさせられてきた。
これはこれで大好物ではあるのだが。
そもそも、「すき焼き」なんていうものの存在を知ったのは、丸美屋の「すき焼きふりかけ」と出会ってからだった。



44PC140024すき焼き
では、早速出汁に潜らせてと。
香ばしい、実に香ばしい。
葱の香りもいいな。



55PC140025すき焼き2
卵を漬けて食う。
駄目だこりゃ。
ホッペが落ちて戻らん。
やっぱ肉はウメエ。
涙が出てくる。
初めてすき焼きを食ったのは、就職をした年の伊勢佐木町は「荒井屋」でやった忘年会であった。
こんな美味いもんがあるとは。
もっとも、あれは一定のこだわりがあり、「牛鍋」というのであるが。
「すき焼きふりかけ」の味とは違うということも初めて判った。

しかし、ここの肉は素晴らしいの一言に尽きる。
実に、肉は柔らかく旨みがあり、脂は甘く、至福である。
この店は川窪商店という15号線(第一京浜)沿いの肉屋さんが経営している。
が、この肉屋、只者ではなくて横浜食肉市場の仲買の資格を持っていると聞いた。
だから、自ら素晴らしい肉を選ぶことが出来るのだ。



66PC140029ステーキ
これがステーキ。
実は、今日はすき焼きコースかステーキコースかしゃぶしゃぶコースの3択であった。
僕は、本当はしゃぶしゃぶが好きなのだが、協調性があるためみんなの言うすき焼きに従ったまでだ。
しかし、ステーキも食べたかったら、向こうのお客さんが恵んでくれた。
親切な方がいらっしゃるものだと思ったら、知り合いだった。
仕方ないので、大ぶりのすき焼き肉をさっと茹でてあげた。
ちょっと損した。






77サンオリーブ(神奈川)0707300057
これが表口だ。
神奈川県横浜市には、「横浜」駅と「神奈川」駅というのがある。
「横浜」はご存じ、鉄道各社の乗り入れる大きなターミナル駅だ。
一方「神奈川」駅は、京急「横浜」駅の隣にある、各駅しか止まらないしょぼい駅だ。
その駅からすぐの宮前商店街。
櫛の歯が抜けたような商店街だが、何軒か味のある店がある。
その一つがこの店だ。
昔は、ここらが舟揚げ場だったそうだ。
1階は、とんかつ・ランチなど、2階はすきやき・しゃぶしゃぶ・ステーキ、というふうに分かれている。
では、次に1階のコーナーに。




88PC140027ワイン
まずカツから行ってみよう。
でも、その前にまずワインなぞ飲もうか。
って、バックはしゃぶしゃぶ肉ではないか。

DIEGO DE ALMAGRO
4,800円。
高いな。
スペインはヴァルデペーニャスのアルマグロにある、世界でも最大規模の大手ワインメーカー「フェリックス・ソリス」によるワインだ。
市販だと1000円ちょっとくらいか。
しかし、このワイン、只者ではない。
実は、「高級品」か「安物」かを見分けるテレビ番組の中で、多くのグルメ芸能人が十数万円のフランスワインより美味いと答えたといういわくつきのワインらしい。
グルメ芸能人と言ってもそのレベルである。
けっこう飲みやすくグイグイ言ってしまい、記憶をなくしてしもた。


99 071004 ヒレカツ 画像 038
ヒレカツの単品。
豚だ。
700円。
馬車道の勝烈庵も好きな店だが、肉自体はこっちのがはるかに美味いな。
ソースは勝烈庵のはご飯にかけても食いたい。
しかし、ここの肉には甘ったるいソースは合わないか。
肉自体に甘みがあるからだろう。



1010サンオリーブ(豚カツ定食)0707300055
これは、ランチの豚の腿のカツ定食。
850円。
キャベツ・マッシュポテト・みそ汁がつく。
また、揚げ物かよ、胸が焼けるぜ、とのご批判耳に痛うございます。 
が、このカツが凄い。



1111サンオリーブ(豚腿豚カツ)0707300052
アップするとこうだ。
まず、でかい。
これを食べて、年寄りの僕には夕飯が食べられないほどだった。
次に、もたれない。
衣も薄くて、旨味がある。
そして、肉が美味い。
夜はこれで一杯飲んでいる。



1212 10710010008
これは串カツ。
これは本来ならソースをベッチャリと漬けてビールを飲むのに適している。



1313PC140030メンチ
メンチカツ。
肉汁たっぷりのジューシーなカツだ。
メンチカツサンド大好き人間なので、パンが欲しくなるなあ。
ソースをたっぷりかけて食べたい。


1414 0710120007
次はボイルウインナソーセージ。
自家製かどうかは聞き漏らした。
マヨネーズが何とも言えない。
実は僕はマヨラーに近い種に分類されている。



1515 0710120011
これは、ポークソテー。
二枚重ねになっているのだ。
これだけ食べれば僕も豚も満足であろう。
ポークソテー好きとしては、嬉しい量だし質だ。
美味いぞ。



1616 071004 牛生姜焼き 画像 037
コレは、和牛の生姜焼き。
これも美味しい。
脂身のないロースか腿か。
コレは、定食で900円。
横浜中のカツや生姜焼きを食べ歩いたわけではないが、コスパ高い。

いずれにしても、ぜひ上で食いたい。
しゃぶしゃぶだ。
ステーキだ。
すき焼きだ。
できれば、2人前は食いたい。
年に1回は食べたい。
金がない。


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サンオリーブ




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テーマ : こんな店に行ってきました
ジャンル : グルメ

きしや 新子安 居酒屋

11きしや(新子安)0701260047
新子安では、40年もやっている老舗である。
リニューアルして、上品な灯が点り、一見高そうなお洒落っぽい店になった。
しかし、中身は、濃い味で煙草モウモウでオヤジがいっぱいで(昔は驚くほど)安い価格の、まさしく大衆店である。
しかし、いつのまにか、キリン一番搾りの大瓶が630円になっていた。
でも、安いか。
この辺は、キリンビアビレッジが近いせいか、どこの店もキリンで、しかも一番絞りを置いている店ばかりだ。
日本酒もワインもある。




22きしや(馬刺し)0701300026
まずは、馬刺しを。
キリン刺しはさすがにない。
馬刺しは美味いなあ。
見よ、この綺麗な色を。
しつこくなくて甘くて、極上である。



33きしや(穴子天麩羅)0701260056
さて、アナゴの天麩羅などという、海の近くならではの逸品もある。
刺身類、焼き物・揚げ物、お惣菜など、料理も豊富な店だ。

新子安には、ビクターの本社工場があった。
NHKのプロジェクトXでも紹介されたエピソードだが、家庭用ビデオでVHSとベータで争っていたころに、ビクターの技術系社員が、技術開発の議論をしたり疲れを癒したりした店でもある。
安っぽい言い方かもしれないが、「戦う男のロマン」の名残を残した店だな…。
今はその工場もない。
兵どもが夢の跡。



44きしや(モツ鍋前)0701300029
ここで必ずたのむのはモツ鍋だ。
ここの牛モツは、実に美味い。
いろいろなところでモツを食べているが、相当のもんだと思う。
特に、腸の部分は下処理がきっちりしていて脂もあり、大衆店では最高の質だ。
しかも、これで一人前780円だ。
値上げ前は680円だったような気がする。
しつこいか。
それでも、安い。
こんなことを書いているうちに、鍋が出来てきた。



55きしや(モツ鍋中)0701300031
醤油味の鷹の爪がピリッと効いた出汁で煮込んだモツ鍋だ。
嫌いな野菜も取れるし温まるし、今の時期は毎日でも汗を滝のように流して食べたい逸品だ。
食べ終わった後は、ご飯を入れて、牛モツスープが効いた美味しい雑炊だ。
満腹感と至福感に満ちて、店を後にする。
味付けがやや塩っぱいのと、化調がやや多めな点は、京急沿線下町に免じて許そうと思う。


66きしや(新子安)0701260049
これは、新子安側の入り口。
料亭かと思った。
大衆居酒屋割烹って何だ?
たまに無性にここのモツ鍋が食べたくなる。

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きしや




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テーマ : こんな店に行ってきました
ジャンル : グルメ

Star Dust  スターダスト 東神奈川 横浜  Bar  

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タバコを吸っていた若い頃、この店は大好きだった。
ジッポーで火をつけたタバコの煙が似合う店だったからだ。

でも、タバコをやめてからは、我がままにも髪の毛や衣服に付く匂いがたまらなく嫌だったので、バーのようなところは遠ざかっていた。
でも、ある日、お目当ての店がいっぱいで、久しぶりに行ってみようかという気になった。
いまさら語るまでもない、あまりにも有名な店である。

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東神奈川から海へ向かってのんびり歩く。
行き先は瑞穂埠頭だ。
別名ノースドックという。
米軍の物資を陸揚げする供給基地だ。

国道15号線の歩道橋を渡る。
そうすると橋がある。
村雨橋という。
ベトナム戦争の頃、道路交通法違反の戦車を輸送する米軍に対し、当時の飛鳥田横浜市長が座り込みをやって止めたという、思想信条はともかく由緒ある橋だ。
左手に下水処理場を見てさらに歩く。
コットン・ハーバーのマンション群が見えてきた。
遠く、みなとみらいの土筆ん棒、NTTのタワーも見える。

そして、店内へ。

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凄く混んでいる。
そして、やっぱりタバコ臭い。
運悪く男ばかりの団体客の二次会にぶち当たってしまった。
おじさんは嫌いだ。
でも、扉も窓も開いていて、気持ちがいい。
店の中のタバコの脂の何ミリかは、昔僕が付けたものであることは間違いないかもしれない。

ハイボールを飲む。
ハイボールは角でなくてはならない。
なぜか、昔からそうなのだ。
羊羹は虎屋、初めてのネックレスはオープンハートでなくてはならないのと同じだ。

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このお姉さんたちは年を取らないな。
昔、米兵たちがこれを見て故郷に残してきた恋人に想いを募らせていたかもしれない。
そんなことを考えながら、この美人たちを相手に飲む。

兵(つわもの)どもが夢の跡、か。

この店の先は、米国である。




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ちなみにお目当てだった店は、東神奈川駅前の「根岸家」である。
ここも換気が悪くて、かなりタバコ臭いんだけどいい店なんだ。
県の禁煙条例の遵守徹底。

帰りには、もちろんここに立ち寄った。

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バー スターダスト バー / 仲木戸駅東神奈川駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


みのかん 神奈川 横浜 居酒屋

一人静かに文庫本を片手にハイボール

「横浜」という駅名は誰でも知っていると思うが、「神奈川」という駅名を知っている人はそう多くはないかもしれない。
京急線の上り各停で、横浜の次にある駅である。
駅を降りると、山側にJRと京急をまたぐ橋が架かっている。
青木橋という。
渡ると国道一号線(第二京浜)、渡らないで、国道15号線(第一京浜)が走る海側に行く。
そうすると、宮前商店街の入り口になる。

ここは、「神奈川宿歴史の道」の中で旧東海道の面影を残す数少ない場所のひとつだそうだ。
かつて、商店街の右手、横浜駅方面は海で、荷揚げ場もあって栄えたという。
通り沿いには、うっそうとした木々に囲まれた、もともとは源頼朝創建と言われる重厚な州崎神社がある。
今は、商店街も櫛の歯が抜けたようになっていて、寂れている。
商店街を抜け、第一京浜に出て、道沿いに鶴見方面に向かう。
幸ケ谷小学校の前を通りしばらく行くと、「滝の橋」の信号に出て、そこを左折。

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左手角が「みのかん」である。
神奈川駅からは、10分程度の道程であろうか。    
ご覧の通りの風情である。
このレトロ感漂う店は、午前中から営業している市民酒場なのだ。
おっちゃんとおばちゃんとで、店を切り盛りしている。

この時間帯設定は、近くに、横浜中央市場があるからだろうか。
河岸が引けた後に一杯引っ掛けて帰るのか、はたまた京浜工業地帯全盛の頃の名残なのか。
店内にはいると、右にカウンターとその奥に厨房、左にテーブル席が3つほど。
全体として、田舎のじいちゃんの家の土間にいる雰囲気だ。
         
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メニューを見ると、何の変哲もない。
が、しかし、よく見ると、
ハイボール180円、酎(チウ)ハイ240円、清酒180円、ゆどうふ150円、ゆでたまご100円、きんぴらごぼう180円などなど…この価格。
(現在若干ですが値上げしています。この写真は平成8年当時のもの)
立ち呑み屋ではない。
ちゃんと座れる市民酒場なのである。
             
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ハイボールのダブルを注文する。
炭酸は、Mission of Californiaという。
Hotel Californiaを口ずさみながら待つ。
突き出しにおでんが付く。
ちなみに、この突き出しはサービスだ。
でかいジャガイモとちくわ。
見たとおりの味である。
素朴。
湯飲み茶碗には、練り芥子がたっぷり入っている。

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これで帰れば、ハイボール代で済むが、それじゃあ、お店に申し訳ない。
ゆでたまご、ゆどうふ、きんぴらと豪華ラインナップを注文する。
ハイボールをもう一杯。
これで、2,000円はしない。

一人で黄昏れるも良し、あるいは友人とヒソヒソおしゃべりも良し、この雰囲気の中で、遠く昭和を想う。
そんなお店だ。

みのかんや 兵どもが 夢の跡 か…

国道から一歩入った昔ながらの住宅街。
ここだけポツンと薄明るい。
ハーンの「むじな」を思い出して、一人ニヤリとする。

ちなみに、ここは「座りみの」という。
東神奈川の神奈川区役所近くに、ここの親類がやっているという酒屋の立ち呑み「立ちみの」があるらしい。

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プロフィール

chromodoris

Author:chromodoris
ダイビングと海遊び、街歩きとグルメ、自然観察と庭いじり、魚釣りと素人料理、そして映画と音楽の日々。プレ前期高齢者が日々に翻弄されながら、人生の仕舞に向けての彷徨いを綴ります。

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