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鳥喰 吉野町 ラーメン

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一時期、週に2回くらい、外でラーメンを食べていた時期があった。
第一期ラーメンブーム(そんなのあったのか?)の20年位前かな、関東中のラーメン屋を食べ歩いていた。
太った。
血圧上がった。
で、100軒くらい回ってやめた。
藤沢にあった「めじろ」、早稲田にあった「一条流がんこ」、佐野にあった「幻のラーメン」が美味しかったなあ。
佐野と言えば、あのおっかない鵠沼にあった故佐野さんのところも美味しかった。
今でも、年に一度くらいはDNAを受け継いだ戸塚店で食べている。
みんな過去形になっているな。
横浜家系は苦手。
ゲロ吐きそうになる。
スープや麺自体、そのものと言えばそのものだが。
失礼しました。
家系よりも下品とは思われるが、ラーメンショップ系は休み休み何とか食える。
この辺が人体の不思議なところである。
まあ、馬鹿舌なんで、そんなもんだと思ってほしい。
その時、自分でも、鶏や昆布や煮干しやシイタケや玉葱などでスープ作って、ラーメンの自作もしていた。
いやー、自分で言うのもなんだが、はっきり言って自作のが一番美味かったな。
今は、年も取ったし飽きたし、手も震えるので、止めた。

久々にラーメン屋に入った。
年寄りなので病院帰りに立ち寄った、吉野町のラーメン屋だ。
車で通りかかるといつも行列だったので、試しに入ってみようと。





22塩ラーメンP1130005

これは、シンプルな塩。
澄んだ綺麗なスープだ。
よいお出汁が出ています。
甘いね。
海苔と鶏つみれ・腿・胸と草か。
鶏叉焼、ちょいと鶏臭いな。
鶏だから当たり前だがね………。
鶏肉のトッピングって、気になっちゃうんだよな。





33特製鳥の醤油P1130007

これは、特製醤油。
要は、デフォルトに味玉とローストビーフみたいのが付く。
やはり鶏出汁は美味い。
野菜の甘みも感じるな。
よく出来たスープだと感心。
鶏肉はやはりイマイチ。
ローストビーフはいらないかな。
味玉は大好物なので、何を食べてもたいてい美味しい。




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麺は中細で、ストレート。
コシがあり伸びることなく、スープともよく絡んで美味しい麺だった。

この店、後で聞くと、ミシュランビブグルマンに載ったらしい。
それに載ったから美味いと言うわけではないとは思うが、普通に美味しかった。
「とりくい」だと思ってたが、TRICKだと。
お笑い系にしてはやけに美人の、仲間由紀恵という人がやっている店ではないようだ。




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ただ、近くには大好きな「流星軒」もあるので、次回の通院時はそこかな。
店主が矢沢永吉ファンで、店内グッズから音楽からそれなんだよな。
矢沢永吉って、生理的に大嫌いなんで行きたくないが、ラーメンは美味いので我慢している。
では、流星軒の醤油。
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和泉屋 黄金町 居酒屋

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東京に比べると数こそ違え、横浜にも、 良い居酒屋  と呼べる店は何件かある。
このお店もその一つ。
黄金町の駅を降りて、大通りを渡り日ノ出町方面にちょっと行くとすぐ右にある。
昔、職場で無礼講の宴会をやるときには、しばしば、ここで馬鹿騒ぎをしたものだった。

「和泉屋」という。
この界隈で「和泉屋」という店は3軒知っている。
クッキー屋ではない。
泉屋か。
阪東橋の「和泉屋」
吉野町の「和泉屋利助」
そして、ここ。
どれも素晴らしい店だ。

みんな家族でやっている店だな。





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まずは枝豆。
昔、枝豆を茹でようと思って、束ねてある紐を解いたら小さな蛇が出てきたことがある。
シマヘビみたいだった。
僕は蛇も蜘蛛もそんなに苦手ではない。
しかし、あの時は驚いた。
蛇はもっと驚いたろう。
そっと、外に逃がしてやったが、豆と一緒に茹でなくて良かった。
枝豆を食べる度に思い出すな。






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では、乾杯。
やはり夏は生ビール。
過ぎていった夏を偲んで生ビール。
炬燵に入って生ビール。
花見で一杯生ビール。
だな。





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では、つまみに行こう。
青柳のヌタ。
僕は、ヌタが大好きである。
貝やマグロや分葱などを酢味噌で和える。
ここの酢味噌はさっぱり系で美味しい。
僕は、自分で作るときは、砂糖少々と辛子を入れて、好みの味にする。
味噌のトロッとした感じが沼田(ぬた)のようだということで、こう呼ばれるらしい。





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ここのポテトサラダは美味しいぞ。
何といっても、卵たっぷり。
卵サラダというのだ。
葱の揚げたのも香ばしく、ちゃんと一捻りしてある料理なのだ。
友人を連れていくとこれを注文して、美味いだろう、美味いだろう と自慢する。
僕が作ったわけではないのだが。






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河豚のから揚げ。
もちろん、虎河豚ではない。
ショウサイか何かだろうけど、河豚は何を食ってもうまい。
ここ、冬になると河豚ちりも食べられる。
今から楽しみ。
夏は泥鰌もあるが、僕は実は好きではないので、基本的に泥鰌は食べない。
好きな人いるんだよね。
でも、歯ごたえとか噛んだ時の独特の香りというか、やっぱイマイチ好きじゃないな。

で、河豚の骨をつかんでムシャムシャやる。
衣も香ばしい。






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こうなったら酒だろう。
菊正宗の樽酒。
僕は、大手酒造メーカーでは、菊正と大関ならどちらかといえば好んで飲む。
こういうものだと思えば、これスッキリして冷でけっこう美味いんだな。





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刺身食う。
上から右へ。
鰹、〆鯖、アオリ烏賊、真鯛、鮪、鰯。
ここ、ありきたりの居酒屋ではない。
刺身が美味いのだ。
僕の通う魚を売り物にする他の店と比べても全く劣らない。
若旦那の目利きか、爺ちゃんの指導か。
居酒屋レベルははるかに超えている。

本日は、鰹が極めて新鮮。
脂のない僕好みのシャンとした鰹だ。
また、鰯が美味い。
魚がいいのと処理がいいので、まったく生臭くない。
他も、当然美味しい。
〆鯖なんぞ、血合いの色を見てほしい。





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あんまり美味いんで、鰹お替り。
こりゃいいぞ。
ごらんのとおり脂はない。
いわゆる関東流でいう初鰹だな。
戻りの脂のたっぷり乗った鰹も美味いが、年寄りなんで、やはりこういう鰹が一番じゃ。






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ここの名物の一つと言われている。
フライドチキンである。
いや、若鶏のから揚げである。
スパイシーではなく、醤油ベースのから揚げである。
そこが和のテイスト。
居酒屋のやる唐揚げはこれじゃないとね。
骨付きで豪快に頬張りたい。





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〆は鉄火巻きで。
鮪は良いものを使っているし、海苔もパリッとしていて口の中で溶ける。
山葵やガリにもこだわりがある。

すでに、30年以上ポツポツと通っているが、最近はまた、月二ペースになってきた。
食べて美味しいし、飲んで懐にやさしい。
実に素晴らしい良心的な老舗居酒屋なのである。






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和泉屋

夜総合点★★★★ 4.0



関連ランキング:ふぐ | 黄金町駅阪東橋駅日ノ出町駅




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ジャンル : グルメ

魚せき 弘明寺 寿司

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弘明寺に古くからある寿司屋である。
近年、隣のマンションの一階に移って、店は新しく綺麗だ。
元々大正13年創業だそうな。
現在の店主は四代目で、この辺の老舗の寿司屋のいくつかは、ここで修業をして独立したとのこと。
また、店主の魚へのこだわりは強く、知識も相当のモンだって、プロだから当たり前か。
そんなことで、美味い魚を話題に美味い寿司が食える店でもある。




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では、平目の昆布〆をいただく。
やっぱ平目は昆布〆だねえ。
よく利尻の昆布を買ってきて、自分でも平目の昆布〆は作る。
自己流だが、昆布を酒でよく拭く。
昆布が、酒に馴染んで広がるまでじっと待つ。
平目に薄く塩をして、しばし冷蔵庫に置く。
平目を軽く拭い、昆布に挟んでラップで包む。
半日ほど置く。
美味い。
でも、ここの方が美味しいな。




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では、お酒なんぞ。
八海山だ。
こういうスッキリとしたお酒は、寿司には合うなあ。
ついついガブガブ飲んでしまうところで、お里が知れる。




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では、新子だ。
身の艶も良く、塩の塩梅も良く、〆加減も生のようで生ではない。
ご飯は、ちょっとシャキッとしていないのが残念だが、魚は素晴らしい。




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〆鯖。
あれ、何だろう、この香りは?
聞くと、なんと隠し味は味噌だと言う。
どこでどう、味噌を使うのかは、聞くのを忘れた。
趣ある味だな。




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利尻の馬糞雲丹。
こう書くと汚い。
形状が似ているということなんだろうが、そのことが全てである。
でも、美味い。

ウニの食べられる部分は卵巣か精巣で、よく、これは卵?と言われるが違うのだ。
卵巣か精巣かは、卵巣の方が橙っぽいと言われているが、成体では双方橙色になるので、僕のようなド素人には区別はつかない。
一般的には、精巣の方が濃厚で美味いと言われているが、これまった、僕のようなど素人の味オンチには分らない。
ただ、通常は、卵巣精巣が混じって箱に入っている乱世(卵精)状態なので、オッ、一口目と味が違うな、ということはあるかもしれないが、これまで、それは気のせいだと思ってきている。




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この日は、まだ夏なのに、スミイカがあるという。
え゛っ、スミイカ? って聞き直してしまった。
冬に比べて、濃厚さはありながらも柔らかいという、独特な風味があってファンがいると言う。
では、と食べてみた。
おーっ、その通り。
これはこれで美味しいが、僕は冬の肉厚のが好きかな。





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では、とゲソ。
ツメが塗ってある。
こりゃ美味い。
身よりこっちのが美味い。
ツメも甘くなく、さりとてしつこくなく。
いいねえ。




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〆に鉄火巻をいただく。
おいしゅうございました。
値段もそれなりだが、良心的。
博学なご主人の話に耳を傾けながら、飲む一杯は、この世の至福あの世で心残り。
良い店です。


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魚せき寿司

夜総合点★★★☆☆ 3.7



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ジャンル : グルメ

ステーキハウス B&B ステーキ 港南中央

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この店、横浜市営地下鉄の港南中央で降りて、鎌倉方面に鎌倉街道を10分ほど歩くとある。
すぐ側に環状2号線が立体交差している。
お客さんが並んでいる。
そう、今日は22日なのだ。
この店、一桁に2が付く日と29日がステーキの特売日なのだ。
早速並ぶ。
並んでいる間に、顔と右腕の2箇所を蚊に食われた。
僕は、もっとも効果絶大な蚊除けと言われている。
友達の間では、アウトドアの必携と言われ、重宝されている。
O型、大酒飲み、野菜嫌い?という蚊を寄せる3条件が揃っているからか。






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本日の特売内容だ。
安い。
ただ、ちょっと気になる点がある。
450gは2,800円。
300gは1,650円。
200gは1,100円。
だったら、450gで2,800円よりも、300gと200gを頼んだ方が500gと量は多いし値段も安い。
謎だ。

本日は、この店の近くに住んでいる友人から、ぜひ一度食いに来いというお誘いがあったのだ。
隣に天丼の店もあり、梯子でもいいぞと言われた。
馬鹿者め、そんなことをしたら、腹がパンパンで、この後酒が飲めないではないか。
って、ステーキ鱈腹食った後でも酒飲むか?





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で、とりあえずビールを頼むことにした。
店内の感じ。
カウンターに椅子席が10数席。
強面のお兄さんとそのお母さんがやっている。
店内には、BeatlesとElvis、そしてどういうわけかシャネルズの写真が飾ってある。
煙草はOK。
出口に近い所に座っていたら、奥の席から煙が回ってきた。
ガテン系のお兄さんお姉さん御用達のパワーあふれるB級グルメ店なのである。
仕方ない。




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では、とステーキが焼きあがった。
300gである。
450gは食えないのではないか、という不安感と、さっきの組み合わせの割高感から避けた。
足りなきゃ200gを追加すりゃあいい。
熱い鉄板にジュージューといってる。






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ミディアムレアである。
和牛のように、サシの入った柔らかい肉ではない。
そりゃ値段を見れば当たり前である。
しかし、歯ごたえのある赤身の、ガシガシ食うタイプの肉だ。
アメリカで昔食ったステーキを思い出す。
味はそれなりだが、肉食ったぁー、という満足感をひしひしと味わえる店だ。
ランチもやっており、とにかくステーキを安く腹いっぱい食いたいと思ったらお奨め。

ちなみに、僕の友人の御母さんは、今年で84歳だ。
車は運転するし、一人で歩いて上大岡に買い物に行くし、全然ボケていない。
この店も常連で、入れ歯でステーキをガシガシと食べているらしい。
凄い。
僕の人生の目標到達点の一つであることは間違いない。
いつまでも、お元気でと、思う。

いずれ、ステーキ爺さんと呼ばれたい。
実態はすでにそうだが。

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ジャンル : グルメ

若蔵 井土ヶ谷 居酒屋

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井土ヶ谷って、結構良い店のある町である。
弘明寺よりレベル高いんじゃないかと思うが、これは個人的な感想です。
何でこんなところで飲んだかと言うと、昔、駅近くの住宅前と言うバス停の側に、地元の人が集う沖縄料理屋があった。
ものすごく煙草臭いのだが、奥の座敷は閉めると別世界となり、結構隠れ家的で気に入っていた。
また、料理も沖縄で食べるような本格的なもので、なんちゃっての沖縄料理屋の多い中、お気に入りで通っていた。
その店の常連さんだった友人が、まだまだ良い店があるよ、と教えてくれたのがここで、こっち方面の仕事の帰りに訪ねてみた。



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店内にはジャズが流れ、かっこいいお兄さんが二人いた。
カフェか。
と思ったが、刺身の盛り合わせを頼んだ。
左上から、平目、〆鯖、鰯、真鯛。
白身は、ちょっと包丁の味がしたが、活きは及第点。
〆鯖と鰯は普通だが、けして悪いものではない。
これで、1,600円ならコスパは悪くない。



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では、まずビールで。
おーっ、ヱビスだ。
濃いねえ。
水替わりとはいかないので、味わいながら飲む。
この、突き出しの、つくねが美味しい。
上手に鶏の旨みを引き出しており、出汁も単純に鶏だけで取っているものではない。
鰹・昆布などのちゃんとしたものだ。



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良い食い物があると、次に必要なものは、いい女、である。
残念ながら、そういう環境で飲んでいないことがつくづく悔やまれる。
皿の文字を呼んでその気になる。



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牛のたたき。
実は、ここのご主人の実家は肉屋だそうで、良い肉が手に入るみたいだ。
確かに、赤身に程よくサシが混じり、なかなか良い感じだぞ。
最近、ユッケとか牛の生肉が食べられなくなって、ちょっと寂しい感じだったのだが、嬉しい。
肉食わないと力付かないと思っているし。



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おーっ、柔らかくて甘い。
口に広がる牛の旨みはたまらない。
美味いなあ。
山葵醤油で食べる。
牛肉は、ステーキでも山葵醤油に限る。



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オムレツである。
普通のオムレツを想像したのだが、ご覧の通り。
餡かけにして、ネギなどを配す。
普通のオムレツではなく、和の工夫がなされている。
出汁も良く効いていて、こりゃ美味い。



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は、日本酒。
南部美人だ。
岩手県は、二戸市の(株)南部美人がおくる美味しい酒である。
日航の国際線ファーストクラスで提供されているらしい。
乗ったことはないので確認はしていない。
うーん、香りは良いが決して突出しない。
料理に合う酒である。



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天使の海老があると言う。
僕は、森永のエンジェルからエアロスミスのエンジェルまで、天使という天使がすべて大好きである。
別にロリコンなのではなく、いつか僕にも幸せが来てほしいからである。
で、天国に一番近い島はニューカレドニアである。
天国には天使が住む。
そのニューカレドニアで養殖されていることから、天使の海老と言われているらしい。
厳密に言えば、天国ではなく、天国に近いということならば、天使はまだいないのではないか、と思うが、はぐれたのもいるかもしれないので、細かいことは言わない。
この海老、きれいな水で、添加物を使わずに育てているこだわりの品だそうで、評判がいい。
食べてみる。
確かに、甘く澄んだ味わいと香りは、確かに美味い。
塩焼きがやはり海老は美味いなあ。



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ここは、肉屋のスジの店であると先程書いた。
スジ肉ではない。
で、メンチがお勧めという。
メンチは大好物だ。
食べると必ず胸焼けはするが。
特に、谷中の「いちふじ」のは必ず夜中に起きる。
肉たっぷりというか、肉だけで安くて美味いのだが、脂がすごい。
当たり前だ、油で揚げるのだ。
ここのは玉葱も入っていて、その分重くなく、そして、なかなか美味しいぞ。
さすが、肉屋だ。
って、玉葱は入っていても、どういうわけか八百屋でメンチは売っていない。
どこもメンチを売っているのは大抵肉屋に決まってる。



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じゃ、〆だ。
なんだ、豚カツか。
これも肉屋のおすすめとのこと。
今回のブログ、前半と後半は全く別の店を紹介しているようだ。
で、実に脂身の美味しい豚カツだ。
ただ、ちょっと脂身が多かったが、豚の真骨頂だな。
甘くて、とろけて、ホッペが落ちるとはこのことだ。
ここ、肉党・魚党どっちもオーケーというところがいい。
さらに、両者ともレベルが高い。
井土ヶ谷に来たらここだな。



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ただし、飲み過ぎると高い。
当たり前だ。
また、飲み過ぎて、裸になってはいけない。
当たり前だが、僕の場合、自信がない。


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いざか屋若蔵

夜総合点★★★☆☆ 3.5



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マハカリキッチン 弘明寺 インド料理

11PA110028 マハカリキッチン
弘明寺に住んでいる飲み仲間から久々に連絡があった。
毎日インド人が、インド料理店のビラを商店街で配っているが、感じがよい人なので一度いってあげたいので行かないかと。
韓国や中国には親愛の情はまったくないが、インドにはそれなりにシンパシイがある。
ぜひ、行こうということになった。
マハカリキッチンという。
“ママカリキッチン”だと鰯の仲間の酢の物になってしまう。
“ハバカリキッチン”だとトイレと台所が一緒になってしまい衛生上問題があるので間違えないようにしたい。




22PA110030パパド
まず、これが出た。
お父さんに食べさせたいものである。
パパ、どう?
失礼しました。
まあ、インドのおせんべいというようなものか。
パパドという。
チャナ豆の粉で作った生地にスパイスを練りこんで、油で揚げたものだ。
これ、結構美味いんだよな。




33PA110046ビール
ビールのつまみにいい。
なんとここの店、黒ラベルだな。
いいねえ。
2本頼んじゃおう、2本。




44PA110049チキンサラダ475¥
まずは、チキンサラダだ。
コールスローの材料にスパイシーなチキンが入っている。
ヨーグルトと香辛料に漬け込んだチキンを串に刺し、タンドールと呼ばれる窯で焼いたティッカというヤツだ。
骨がついていると、タンドリーチキンになる。
475円。
中途半端な値段だがリーズナブルで、美味しい。




55PA110050ミックスグリル999円 タンドリチキン・ガーリックティカ・タンドリブラウン・シークカバブ・フィッシュティカ
ミックスグリル999円。
ドンキホーテのような価格設定だ。
タンドリーチキン、ガーリックチキンティカ、シークカバブ、フィッシュティカである。
ティカティカして目がくらむ。
ソーセージのようなシークカバブはまったく臭みがなく、かなり美味しい。
フィッシュティカはカジキだが、大抵どこのインド料理やで食べても大抵生臭い。
インドの人は魚の扱い方を知らないのかなあ。
しかし、これだけで十分満足だ。




66PA110054グローバーナンディヒルズ
では、ワインだ。
インドワインがあるという。
グローバー・ナンディ ヒルズ!!
カベルネソーヴィニヨンとシラーズヴィンセンスからなるスパイシーなワインだ。
スパイスとフルーツの交差した香りが複雑だ。
交差であり、交錯ではない。
フレンチオーク樽で6ヶ月間熟成させるという。




77PA110055グローバーナンディヒルズ
オーッ、力強くしっかりとした味わいだ。
結構華やかだし。
インド料理には確かに合うな。
グラスは、キリンシーグラムだ。
ここ、前は焼肉屋で、居抜きで買ったようなのだが、食器もそうかも。




88PA110060マトンマサラ900円
マトンマサラカレー。
オー、濃厚。
けっこうバターが使ってあるようだ。
スパイスの香りといい味わいといい、美味しい。
マトンも全然臭みがない。
こりゃいいぞ。




99PA110063ダルカレー
ダルカレー。
イチローならぬダルビッシユが毎朝食べているカレーである。
嘘である。
ダルとは豆のこと。
インドでは「豆」カレーが普通なのダル。
ベジタリアンが多いからそのための蛋白源なのかな。




1010PA110065ダルカレー
何豆だろう。
グリーンピースも入っているな。
インドでは、ダルカレーは普通の家庭料理らしい。
豆のコクがアクセントとなって美味しい。
クリーミーな味わいだ。




1111PA110056チキンビリヤニ
チキンビリヤニ。
チキンの入っているビリヤニ。
ビリヤニとは、一言で言えば、複雑な手順で作る炊き込みご飯のことである。
ピラフとか鯛飯の世界だ。
おーっ、スパイシーな香りに、このインディカ米の香ばしい香り。
こりゃ美味いぞ。
炊き込みのスープは当然にカレーである。
マトン、チキン、野菜、エビ、魚などが、その具になる。
どちらかというと北インドの料理らしい。




1212PA110061バスマティライスup
ビリヤニに使う米だ。
バスマティというインディカ米。
ヒンズー語で「香りの女王」という意味らしい。
実は、この米、生で食べさせてもらったが、穀類の薫り高い香りとコクがあった。
本当に美味しかった
米粒が極めて細長く、米粒がしっかりしていて、調理しても粘り気が出ないそうだ。
確かに、炊き込みご飯に向くな。
焼酎にもよいかも。

この店、ネパール人の兄弟とその奥さん4人でやっている。
実に人が良く感じの良い方々でいろいろと話をした。
以前はそれぞれ東京と神戸で店をやっていたらしいのだが、一緒に弘明寺で開店したとのこと。
とても美味しいし、リーズナブル。
通って、応援したい店だ。


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マハカリキッチン

夜総合点★★★☆☆ 3.7



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シルバー ロック 吉野町 バー

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以前、生麦で飲んでいて、京急線線路近くの2階に、安くて良いバーを見つけた。
電車が通ると揺れた神田川のようなバーであった。
僕みたいな貧乏飲んだくれサラリーマンダイバーのために、ボランティアでやっているとしか思えない驚愕の店だ。
えらいベロンベロンで行ったのだが、確かハンバーグが3個80円、アーリータイムスのボトル1本が980円。
ハンバーグ3個がですぞ、3個、ボトル1本がですぞ、ボトルが。
で、よく場所を覚えていなかったが、その次に行った時にはなくなっていた。
あれは一夜の夢、狸か狐に化かされたのか。
と思っていたが、肥溜めの風呂に浸かった様子もなく不思議な気持ちだった。
で、たまたまネットで、この系列店が吉野町にあることを知ったのだ。
バー シルバーロック。
鍵屋さんではない。



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吉野町と言えば、

「喜楽や」


「みーしゃ」

という名店が揃う。
美しが丘か山手か葉山の次くらいに移り住みたい街だ。
ちょうど、場所は「みーしゃ」の対面。
店の中はウッデイだ。



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では、と、まずでかいポップコーンが。
さあ、映画見るぞって、画面はない。
結構おいしくて、モグモグ食べてしまうぞ。
こういうものは普段あまり食べないのだが、食べてみると案外美味いもんだ。
しかし、後引くな。



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酒より先に、チーズなんか頼んじゃった。
腹減りオジさんなのだ。
パルメザン。
これ、擦りおろさなくて、そのまま食べて美味しいのだ。
好きなのだ。
けっこう大きな板だぞ。



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では、酒だ。
おっ、ブッカーズがあるではないか。
ブッターズは僕の飲み仲間だ。
これ、酒屋で買っても5,000円くらいするバーボンだ。
1ショット、710円だと。
あまりにも安いではないか。



6乾杯。
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ジム・ビーム社による手造りバーボンで、熟成樽の中から職人が最高の状態だと見極めたものが直接瓶詰された逸品だ。
割水や濾過を一切していない原酒である。
強い果実のような香りだが、飲むと案外マイルドでとろけるようだ。
63度をチビリチビリと飲る。
おいおい君たち、ロックにしたらもったいないぞ。



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では、生ハム。
塩っぱくなくて美味しい。
これでアボガド巻いても美味しいんだよね。
酢飯を巻いても美味しいが。
メロン巻くよりそっちのがいいな。



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ローストビーフ。
和牛だそうで、そこそこ美味しい。
けっこうな量だぞ。



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浅利の酒蒸し。
これもかなりの量だ。
塩加減が良く美味しい。
浅利の殻の模様って、一定のパターンはあるが、実は同じものがない。
当たり前か。
しかし、色や模様は遺伝するらしく、住むところによって模様の系統などが違うらしい。
血筋ってやつか。
こんなことを考えながら食べていると、愛情が湧く。
僕の友人で、浅利の砂抜きを見ていて、水をピューピューやっているのが可愛くて可愛くて、ついに食べられなくなり近所の川に放した奴がいる。
シジミだったら川だろうが、浅利は海じゃないか?



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じゃあ、ボトル入れるか。
な、な、なんだとぉ。
アーリータイムズやハーパーが980円だと。
まさか、一杯の値段ではないだろうな。
やっぱりボトルだ。
予想通りだったのでこんなに驚くことはなかった。
しかし、ジャックダニエルズだってボトル1,680円だ。
ほとんど原価じゃんか。
一応一人480円の氷代は払うが、異常である。
というか嬉しい価格である。



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で、どうせならジャックダニエルズにする。
居酒屋の「真露」より安いではないか。
僕はあんなもんは飲まないが。
ジャックダニエルズは、テネシーはリンチバーグにあるバーボンの酒造メーカーの看板商品だ。
ちょいとワイルドで深い味わい。
バーボンは好きだな。
飲んでる僕は、バカボンだが。
そういえば、最近、近所のダイエーで、「ジャックダニエル テネシーハニー」 っていうのを見つけた。
どうも、ジャックダニエルズ ブラックにハチミツを加えたリキュールらしいのだ。
キューティーハニーじゃないぞ。
好きだが。
怖いものは見たいが、どこかで止めておけという声が聞こえてくるので、未飲。



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飲み方は、ハイボールで。
さっき、度数の強い濃厚なのを飲んだのと、ボトルだとパカパカ飲んじゃうので、水替わりにこれにした。
要は、どっちにしてもパカパカ飲んじゃうということだ。
でも、ついつい強めに作っちゃうので、こりゃ酔っぱらうな。




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二日酔いしないように、腹に少し貯めなきゃ。
っても、食べ過ぎるとゲーゲーしちゃうのでやっかいだ。
要は、飲み過ぎるなということだ。
ハンバーグ。
味は普通である。
でもパクパク食べちゃう。



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豚の煮込み。
ドーンとボリュームがあるぞ。
柔らかく、脂もすっかりプニプニになり、僕の腹みたいだ。
鍛えねば。
共食いではあるが、美味しい。
さすが食いでがあるな。



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さらに食うか。
合鴨の燻製。
これもドーンとしている。
変な臭みもなくスモーキーで美味しい。
ご飯のおかずでもいいな。



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では、お勘定と。
酒は安いが食い物は高いんじゃないの、と疑うあなた。
これまで食べたものを順に。
パルメザンチーズ 380円
生ハム切り落とし 280円
ローストビーフ  280円
あさり蒸し    380円
ハンバーグ    180円
豚の煮込み    480円…これは、高いな。
どこが高いんじゃい。
合鴨燻製     280円
この量では、原価割れではないか。
驚愕である。


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シルバーロック

夜総合点★★★★ 4.0



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ジャンル : グルメ

明明 中華料理 弘明寺

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昔々、クリープを入れないコーヒーなんて、というCMがあった。
不味いコーヒーは、クリープを入れなきゃ飲めないということか。
そんなに美味いのかと、せっせとクリープだけ飲んでたら、気持ち悪くなった。
コーヒーを入れないクリープなんて。

で、これと同じで、化学調味料を入れない中華料理なんて、と一般的には言われている。
中華料理の旨みの一端は、確かに化調に負うところは大きい。
多少は化調を入れることもやむを得ないだろうとは思う。
しかし、あるのである。
無化調中華料理の店が。
明明(みんみん)という弘明寺にある蝉のような店だ。



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そう、この店は、天然の旨みで出汁を取っているのである。
コックさんは、中華街の萬珍楼で修業をされていた方だそうで、こだわりがある。



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では、早速、ビールでも。
大好きな、モルツも黒ラベルも500円だ。
良心的。
サービスの枝豆も美味しかった。



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まずは前菜を頼んだ。
上から時計回りに、叉焼、くらげ冷菜、茗荷の中華和え、棒棒鶏。
叉焼は旨みがある。
ややシトッとしていたかな。
クラゲ冷菜は黒酢で和えているが、ツンとしない柔らかな風味だった。
茗荷は香りが良い。
棒棒鶏は、ピーナッツダレではなく、中華風葱味噌ダレだった。
全体的に、甘口。
そして、やはり無化調ならではの優しい味だった。
僕は嫌いではないが、多分、今の人たちにはかなり物足りない味だと思う。
でも、もうひと工夫必要かな。



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海老のチリソース。
チリや酢は突出しない、エキゾチックな香りだ。
また、海老の火の通しが抜群。
プリプリとはまさにこれのことを言うのであって、僕のお尻のことではない。




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彩野菜の香り炒め。
スープの味が実にいい。
やや塩辛いが、味は様々な旨みの要素が入っている。
そのスープに野菜が絡んで実に美味しい。
野菜嫌いの僕が美味しいと思って食べた逸品だ。
次回もこれを食べたいと思わず思った。
どっちだ。



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ここ日本酒に「獺祭」がある。
それも何と1グラス500円。
これって一合じゃないのか?
150ccかな。



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では、注いでもらう。
やはり美味いなあ。
中華料理屋で日本酒を飲むのは、生まれて初めてだ。
中華料理屋は、だいたいろくな日本酒がないものなのだ。
だから、こりゃ画期的だ。
野菜炒めと日本酒合いますなあ。



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お勧めは?
と聞いたら、みんなだという。
それじゃ食べきれないので順位を付けてくれと言ったら、餃子は?と言われた。
じゃあ餃子。
おっ、おおおっ、これ美味いぞ。
家で作る餃子に味が似ている。
こりゃ、いくらでも食べられる。



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では、好きな蟹玉。
こりゃ、×だ。
なぜなら、具の筍が多すぎて、どこにいるかよく解らない蟹とのバランスを著しく欠いている。
もともと、蟹玉にコリコリ感のある筍は合わない。
これが勝って、他の具が霞んでしまう。
味自体は悪くないのだから、筍玉とならないでほしい。



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で、瓶出し紹興酒。
もともと、そんなに紹興酒は好きではない。
普通である。
一応年代物だが、まだまだ年数が足りないのか。
昔飲んだ高級な年代物紹興酒は美味かった。
酒も人も年と共に味わいや円やかさが出て来て、魅力的になるものだ。
僕も初老の位置がいるが、なぜモテないのだろう。
確かに年寄り全員に、味わいや円やかさがあるわけではない。



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〆はこれだ。
3年ぶりに食べる冷やし中華。
僕が一番嫌いなのは、酢でツンと来て舌がピリピリする、安いハムが入っている、干からびたキュウリの入っている、冷やし中華だ。
一番好きなのは、酢が円やかで、叉焼が入っていて、シャキッとしたキュウリが入っている冷やし中華だ。
これは後者。
酔っ払っていたので、叉焼は食べたような気がしただけだが。

しかし、甘い。
何分に、ここは全体的に味付けが甘い。
このへんがもうひと工夫だが、無化調の意気込みは買うし、良い店だと思う。

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中華ダイニング 明明

夜総合点★★★☆☆ 3.1



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和泉屋利助 吉野町 居酒屋

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家族で自宅でやっている居酒屋は良い居酒屋である。
なぜなら、料理は心であり家族仲良く営む店が不味いわけがない。
実は、持ち家でやっていれば家賃を払わなくて済むので値段もそんなに高くはない。(はずだ。家のローンはあるのかもしれないので古い建物の方か良いかもしれない。)
当然外れも山ほどあるが。
ここは、市営地下鉄は吉野町にある、そんな良心的な居酒屋である。



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では、まず、つきだし。
大好物の里芋と蒟蒻だ。
色は濃いが、良い塩梅の煮方だ。
こういうので飲む酒は美味い。


33PC200072豆腐のチーズ
これは、豆腐のチーズに酒盗を乗せたもの。
チーズと言っても、豆腐の味噌漬けかなと思う。
こういうの好きなんだよね。
自分でも作れるが、この味は出ない。
酒盗はご存じ、鰹の内臓の塩辛。
酒の肴でも美味いが、僕はお茶漬けも好き。



44PC200073〆鯖・イシダイ・アカイカ・
では、刺身行ってみよう。
左から、〆鯖、石鯛、勘八、赤烏賊。
〆鯖は中がレアの新鮮なもので酢の塩梅もグーだ。
勘八は、僕がそんなに好んで食べる魚ではないので普通。
石鯛は絶品。
この時期のものは脂があって磯臭くなくて実に美味い。
こういう魚を食いたいなあ。
赤烏賊はゴードーイカといわれるやつで、ネットリはしているが、スミイカなどと比べると甘みや旨みにやや欠ける。
肉厚で天麩羅が美味いのだが。
全体的にレベル的には高いとは思う。



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では、酒だ。
ここ、良い酒を揃えている。
この酒は、獺祭である。
山口県の大好きな酒だ。
すっきりと香りも良く旨みもある。



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カキフライも欠かせない。
僕が好きなのは、当然生で食べられて、それをさっと揚げた、中は熱いが生のヤツだ。
こういう揚げ方は難しい。
このレベルならば満足だ。



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では、清水の大舞台から飛び降りてみよう。
河豚である。
貧乏なので二人で行って一人前にした。
でも、後で出汁で雑炊を作るので一人前でも不本意ながら十分なのだ。
トラフグではないが、アカメか何かだろうか。
前にも書いたが、僕の家では、河豚より美味いものはあるのだから食う必要はないと言われていて、大人になるまで河豚は食べたことはなかった。
要は貧乏であっただけで、糞爺に騙された。
河豚は十分に美味いではないか。



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では、お決まりでまずは骨付きあたりから出汁に潜らせる。



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嫌いな野菜を入れるのは不本意だが、あるので仕方ない。
同行者に、野菜も食わにゃあかん、と説教を垂れられた。
椎茸と豆腐くらいにしてほしいと思うが、どちらも野菜でない点が弱い。
後で何か言われるだろうが、なるべく河豚中心に食べてやろうと思う。



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で、あっという間に、僕が河豚を食べ尽くしたので、すぐに雑炊の支度をしてもらった。
一人前だが、取皿は当然2人前だ。
儲けの薄い客だ。
おしんこは手作り。
黄味は盛り上がっている。
卵とオッパイはこうでなくてはいけない。



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出来上がり。
三つ葉を添えて。



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これで、帰りにラーメン屋に行かなくて済む。
河豚の旨みを凝縮した雑炊。
こんな美味いもん、もっと昔から食ってりゃ良かった。
重ね重ね爺さんのやつめ。


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和泉屋利助




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みーしゃ  吉野町 洋食

11みーしゃ2(吉野町)
僕の昔からのお馴染みで、お気に入りのレストランである。
「みーしゃ」という。
そんな歌手がいたような気もするが、日本の唄は演歌と民謡とグループサウンズしか聴かないので、寡聞にしてよく知らない。



22みーしゃ(みーしゃ人形)
入ると熊さんが出迎えてくれる。
八つぁんはいないか?
いない。
この熊、ミーシャという。
店の名前の由来である。
1980年に開催されたモスクワオリンピックのマスコットキャラクターで、本名はミハイル・バターピッチ・タプテキンという。
カボチャのバターピーナッツ和えではない。
シエフがロシアでコックとして働いていたことから、この店名にしたという。



33みーしゃ(生ハム・アボガド、無花果、烏賊トマト)0609080002
では、さっそくお通しが出る。
左から生ハムのアボガド巻。
イチジク。
烏賊のトマト煮。
それぞれ、想像通りの味である。
ここのお通しは美味しいので、お替りをしたこともある。



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では、ワインをいただく。
イタリアワインである。
ポセナートのメルロ、2007年物である。
これにイチジクは良いかも。
綺麗な色の爽やかな酸味のある軽やかワインだ。
ポセナートは、イタリアはソアヴェ地区における老舗自家ぶどう栽培瓶詰め農家のひとつだそうだ。
市販だと1,000円くらいで買え、CPは高い。
調味料入れもミーシャだ。



55みーしゃ(赤ピーマンのムース)0609080008
赤ピーマンのムース。
味付けはコンソメベースの、香りのよいムースだ。
これならピーマン嫌いでも、平気だ。
ちなみに、僕はピーマンの肉詰めを揚げたやつが好き。
それじゃ、お惣菜か。



66みーしゃ(浅利とポテトの香草焼き)0609080003
アサリとポテトの香草焼。
ポテトグラタンの様なのだが、アサリの旨みと香草の香りが実にマッチしていて美味い。
こりゃいくらでも食べられるし、栄養もある。
ワインがガバガバと進む。
シジミで作れば肝臓にも良いが、手間がかかる分お値段は高くなりそうだ。



77みーしゃ(アマダイのムニエル)0609080006
アマダイのムニエル。
京都では「グジ」と呼ばれる。
水気が多いので、一夜干しや西京漬けにしたら抜群にうまい。
バカの一つ覚えで魚と言えば刺身だと思っている方々に是非食わせたい。
身離れの良い、シャキッとした身に、旨みと独特の香りがある。
実に美味い魚だ。
また、容姿も抜群味も良い。
ピンク色の美しい魚体、ちょっと御茶目なおでこ、クリクリっとしたパッチリ御目々。
これが人の女なら三顧の礼をもってでも嫁にもらうべきだ。
素材の旨みが味わえるので、当然、ムニエルにしても良い。
みーしゃの真骨頂だ。



88みーしゃ(合鴨腿のソテー)0609080011
合鴨の腿のソテー。
これ、好きなのだ。
いわゆるコンフィのような感じ。
塩味が絶妙で、ワインも進む。

このお店、素材を生かした、どちらかというとシンプルな料理を出す。
その上、その素材の旨みを十二分に引き出している。
素材が良いこと、それをさらに美味くする腕が良いこと、それ以上は何もいらない。


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欧風料理店 みーしゃ




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一扇 阪東橋 寿司 日本酒

横浜市営地下鉄「阪東橋」を降りて(階段を上って?)横浜橋商店街と反対に市大センター病院方面に行った左側のマンションの2階にあるお店だ。


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一扇という。
「おいしい日本酒を用意してございます」だとぉ。
実は、ご主人の手をかけた肴とお寿司と日本酒のお店だ。
こんなことが書いてあって入らないわけにはいかないではないか。
嬉しい罠である。



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入口には酒瓶が並んでいるではないか。
壮観だなあ。
僕の部屋みたいだ。
そうなると壮観とは言わず雑然というのだ。
で、中に入る。
左側にLの字のカウンター。
右側にテーブル席があるが、事実上は物置となっている。



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では、日本酒を。
見ると銘酒の数々が短冊に書かれて張り出してあるではないか。
この店で、日本酒を頼まない奴はとんでもないバカだ。
と腹の中では思っているが、僕は気が弱いので言えない。
ご主人に、そっと言おうと思ったが、止めた。
カウンター隣に、場所柄かその筋風の親が子と煙草を吸いながらレモン酎ハイを飲んでいた。
で、僕は、澤屋まつもとだ。http://isa1014.blog.fc2.com/blog-entry-17.html



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酒造好適米である雄町の無濾過純米吟醸である。
まろやかな中にキンとしたキレがある素晴らしい酒だ。
だめだ、止まらない。



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ちょいと突き出しを。
エビにトマトにキュウリと。
こんなのをつまんでクイクイ飲っていると本当に幸せな時間が流れる。
大体そういうことで、調子に乗って飲んでいる。
後で苦痛の時間が怒涛のように押し寄せてくることもしばしばある。



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さて、次の酒じゃ。
すっかり、時代劇口調になってしもた。
山形県は村山市が誇る高木酒造株式会社の銘酒、十四代だ。
両方とも飲ん仕舞いやした。
美味かった。
この酒独特のメロンのような香りが口腔に目いっぱい広がる。
しかし、これがいつまでも残るようなことがなく、引き潮のようにサーッと溶け込んでいく。
これだけ独特の香りがあるのに、まったく肴を邪魔しない素晴らしい酒である。
これ2本丸々飲みたいと思ったが、酔っぱらうし、そもそも一杯でも高いのでやめた。
何事もほどほどだ。
って、守られたことがない。



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タコブツ。
近海物のいわゆる地ダコだ。
佐島で採れたものだと言う。
柔らかいが味のないアフリカ産とはまったく別の食い物だ。
濃厚な旨みと香り、そしてこの歯ごたえ。
タコファンのタコオヤジは止められない。



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どんどん行くぞ。
静岡県は掛川市の、毎明治5年(1872)創業の蔵元、土井酒造場がおくる「開運 純米ひやおろし」だ。
戦国時代に徳川と武田の戦いがあった天神城の涌き水と55%まで磨いた山田錦から造られている。
この、ひやおろしは、前冬に仕込んで低温貯蔵した純米酒を熟成させ、この秋にタンク2本分だけ蔵出ししたものだそうだ。
米の美味さと豊かな味わい、柔らかな香りと風味がマッチした実に優しい酒だ。
やっぱり静岡の酒は美味いなあ。



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つまみにどうぞと。
サービスだが、人によっては、ゲッとか思う人もいるかもしれない。
アナゴの頭の煮たやつである。
僕は、アナゴの頭を見ると招き猫ダックを思い出すので、これだけ出されるのは良い気持ちがしない。
でも、当たり前だが、食ったらものすごく美味いぞ。
ゼラチン質も含めチューチュー音をたてて吸ってしまった。
介錯というか、活き〆の跡が生々しい。
くわばらじゃ。
でも美味いのじゃ。



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綿屋である。
宮城県栗原市の金の井酒造がおくる銘酒だ。
左が、「綿屋 純米原酒 雄町六十 ひやおろし」。
実に旨みのある酒だ。
しかも、果実香りが清々しい。
しかし、かと言ってけして料理とは喧嘩をしない爽やかさがある。
右は、純米吟醸。
こちらも香りが実に良い。



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では、カニとモズクの酢の物。
カニはズワイの爪。
ちよいとレモン香で。



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山形正宗純米吟醸の生酒。
創業明治38年、山形県は天童市の水戸部酒造がおくる銘酒だ。
どっしりとした旨みと酸味、しかし、呑み飽きのしないキレがある。
やっぱり山形の酒は美味いなあ。
この店、ご主人が日本酒に独特のルートがあるようで、実に良い酒がある。
ちなみにここのご主人の趣味は盆栽である。
しかし、そんなに年寄ではない。



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アサリの煮たの。
多分値段のほとんどが手間賃だ。
大粒のよく太ったアサリを丁寧に剥いて、薄味で煮付ける。
大好物の食べ物の一つである。
こんなのを一つ一つつまみながら、美味い酒をチビリチビリとやる。
最高だねえ。
チビリチビリならばそんなに飲み過ぎないし。
って、すでに相当飲んでいるではないか。



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秋鹿の純米吟醸の古酒である。
1998年のもの。
大阪にある明治19年創業の秋鹿酒蔵のものだ。
やや酸味が強く、もともと古酒は好きではないのでこんなもんかなと。
ちなみに、これサービスで頂いた。



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鰹が食べたくなった。
脂の乗った良いのがあるということで頼む。
古酒とか飲んでいると、鰹のように味のどっしりとしたようなものの方が合うな。
平目だと負けちゃう。
コチなんかだと惨敗だろう。
それなら、つまみなんか取らない方が良い。



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今度は山形正宗の生酒が出てきた。
こりゃ、ストップがかからなくなってきたぞ。
明日はどうにでもなれの気分になってきた。
こうなると本当にヤバイ。



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少しお腹に入れましょう。
ここ、よく考えたら寿司屋であった。
鮪赤身、ダルマイカ、平貝である。
鮪はネットリとしており、イカは甘みと歯ざわりが良く、平貝はシャキッとしていて活き貝である。
飯はやや柔らかめ。



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本日、鯵がお薦めだと言う。
酔っ払っていてどこの産だか聞き漏らしたのか、単に忘れたのか分からないが、脂が乗っている。
脂が乗っているだけではなく、身がしっかりとしていて味も凝縮している。
最近、新鮮でも水っぽい鯵が多いと感じているので、こりゃヒット。
しかし、そういう店って季節感のない仕入れをしているのだろうか。


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煮ハマ。
ラッコといい勝負くらいの貝っ喰いである僕としては、必然的にこういう選択になる。
これを肴に、酒が飲みたかった。
今度良い蛤を沢山買って来て煮て食べようかと真剣に酔った頭で考えていた。
この夜ハマグリを煮ている夢も見た。
これは、早く作れというお告げに違いない。



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酒の〆だ。
兵庫県は、山陽盃酒造の播州一献無濾過原酒ひやおろし。
どうも、日本酒の名前っていうのは、色々ごちゃごちゃと戒名や寿限無のようでいけねぇや。
これ、兵庫の「夢錦」つていう米を使用し、4月に造った酒を5カ月間土壁の貯蔵庫で熟成させたそうで、やや酸味はあるもコクのあるお酒だ。
が、自分としては、やっぱり山形と静岡の酒が好きかな。
外れがないやね。


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最後に出してくれたお味噌汁。
大好物のナメコである。

この店、病院が近いせいか、その筋の客が多い。
高齢者や患者とかヤクザという意味ではない。
時折カウンターで聞こえる話を伺うと、ドクターやナースか。
ドクターで煙草を吸うやつがいたら、救いようのないアホだと思うのでどうでもいいが、ナースは吸う人が多い。
仕事が大変だからなあ。
ヤクザもそれなりに仕事は大変だとは思うが。
でも、寿司屋のカウンターの煙草はご法度にしてもらいたい。

この店、肴も酒もそれなりのレベルだ。
しかし、値段もそれなりのレベルなので調子に乗ってはいけない。
後は煙さえなければなあ。

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一扇




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三河屋 弘明寺  定食・居酒屋

弘明寺はいわゆる下町だ。
弘明寺観音と昔ながらのアーケード商店街の街だ。
ここと、横浜橋商店街、洪福寺松原商店街が横浜の老舗3大商店街と言われている。
昔と比べると店も様変わりはしているが、まだまだ元気だ。
銘酒を扱う酒屋、叉焼や焼鳥の美味しい肉屋、老舗の洋食屋、バラエティに富んだラインナップだ。
特に、ここのところ高齢者の一人暮らしを対象とした、小分けの惣菜を扱う店も増えてきた。
観音橋のたもとから石を投げると、爺さんか婆さんに当たる。
年寄りは大切にしなくてはならないがこう多くなると、多少雑な扱いになっても仕方あるまい。
って、祟られるか。
ある意味では、高齢化社会の最先端を行っている”ナウ”な街である。



11三河屋(弘明寺)0606080004
そこから鎌倉街道沿いを少し上大岡に向けて歩き、右路地に入るとこの店はある。
昔からやっている。
お父さんとおばちゃんたちとでやっている。
通い出してから何十年経つだろうか。
客も昼から爺さん・婆さんが飲んでいる。
昼から酒が飲める。
夜は酒が飲めるが定食も食べられる。
いわゆる街の定食屋に小料理屋を足して2で割って、老人介護施設にしたような店だ。



22三河屋(ブツ)P6080011
料理は、旬のものを中心に、とても種類が豊富だ。
そして、量があり美味い。
揚げ物から刺身まで、僕のような何でも食べたい口には、満足の品揃えだ。
しかし、年寄りには毒だが。
まずはブツなんぞをつまんで一杯飲む。
ビールは、キリン・アサヒ・サッポロ・サントリー・エビスを揃えてあり、選択が楽しみだ。



33三河屋(鮎塩焼き)P6080014
まずは、夏の夜には鮎だろう。
川魚はあまり食べないが、鮎は別格。
最近とんと美味しい鮎を食べていなかったので嬉しい。

ここ、2階に座敷があって、宴会もできる。
襖で仕切ってあるので、騒げば隣の声がよく聞こえる。
学校の先生がよく使うようで、隣り合わせになることが多い。
なぜ知っているかというと、あの人種は地声が大きいのですぐ分かる。



44三河屋(子袋)P6080010
では、ここの名物、こぶくろの炒め物。
お酢と醤油に芥子を溶かす。
それにつけて食べる。
コリコリとして旨味が肉汁とともに口の中でに広がる。
コレ、ファンが多くて、一人で二皿頼む友人もいる。




55三河屋(レバーステーキ)P6080006
レバーステーキ。
誰だ、こんな体に悪いものを注文して。
痛風持ちには大敵である。
が、美味しい。
これに最も合うのはやはり濃いビールである。
書いた瞬間に右足の親指が疼いた。



66三河屋(穴子天ぷら)P6080007
夏だなあ。
穴子のてんぷら。
肉厚の地穴子だ。
ここ、魚料理はマアマアだが種類が多い。
爺さん・婆さんは魚を食わなきゃあかん。
肉なんて食ってたら、早死にする。



77三河屋(豚カツシグレ)P6080015
しかし、ここの次なるモノはコレだ。
お腹も減ってきたので、豚カツの時雨かけ。
豚カツに味付けのキノコ類と大根おろしの乗っかったものだ。
これは、ここの名物の一つでもあり、定食もある。
もちろん、醤油で食べる。
揚げ立ての定食屋の豚カツは醤油に限る。


何度も書くが、ここの店、地域性からか爺さん・婆さんが多い。
ウザイ、ガキどもはいない。
実に落ち着いて、ゆったりできる。
人数がいれば、二階の座敷牢でノンビリもできる。
学校の先生が不幸にも隣にいなければだが。
いつまでも残しておきたい、大事な店だ。

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三河屋




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トルーヴィル 洋食 真金町 阪東橋

市営地下鉄「阪東橋」を降り、関内方面に向かって大通公園の右側の歩道を歩き、横浜橋商店街入り口を過ぎて最初の角を右折。
大鷲神社に向かって歩き、一本目の道を左折。
前方のきらびやかなラブホテル街の灯りを目指して、そこには入らないで、300mほどいった右側にこの店はある。



11トルーヴィル(阪東橋)0703070019
横浜真金町は昔の色街。
今はラブホテル街。
しかし、中消防署が隣接してあるので、万一火災に遭っても助かる可能性は極めて高い日本一安全なラブホテルである。
話が飛躍してすまない。
桂歌丸だって住んでいる。
だから何なんだ。
この辺は、お酉様の時は賑やかだが、普段は静かで暗い。
この店は、華やかなラブホテルのネオンの裏通りに、ひっそりとたたずんでいる。
ピザやスパゲティ(パスタではない。)など、一応タリアンっぽい洋食屋さんだ。



22 0710250119
お店の中だ。
入って突き当たりがカウンター・厨房で、右手のスペースに4人掛けテーブルが5、6組並んでいる。
ここも、やはり例のラブホテルの隣の印刷屋に詰めていた時に、ご飯を食べに来ていた店の一つだ。
長い間付き合っていて、お互いかなりいい年になっても何らかの事情で未だ結婚に至らない二人が、シミジミとワインを傾けて飯を喰うといった感じの店だ。
僕のことではない。
初デートで連れて行ったら、お別れ必至。



33トルーヴィル(ミックスフライ)0703070023
さて、まずはミックスフライだ。
海老にクリームコロッケ(多分カニクリームコロッケだと思うが、よく判らない。)に白身の魚だ。
しつこさが全くなく美味しい。
もちろん、タルタルソースは手作りでまろやかだ。
洋食屋さんのフライとはこういうもんだ。



44 0710250131
ガーリックソースのハンバーグ。
ドミグラではなく、醤油ベースのソースだ。
間違いなくイタリアンではなく洋食屋である。
やや甘めのソースだが、手作りの味わいのあるハンバーグだ。



55トルーヴィル(チキンガーリックソース)0703070020
でも、ここでの大のお気に入りはこれ。
何が凄いのか、と言われてもどうということはないのだが、このチキンのシャリアピンソースステーキは美味しい。
ソースをご飯にかけて食べるとさらに美味しい。
やった人は見たことがないが。
良心的な洋食屋さんの素朴な味だ。



66 0710250125
大好物のオムライス。
ごくごく普通のオムライスである。
何も奇をてらわずシンプルで普通においしい。
こういうものはいつも食べていても飽きないものだ。
このケチャップの量も嬉しい。



77トルーヴィル(ミートソース)0703070026
ナポリタンもなかなかだぞ。
家庭で作るようなケチャップ味が突出するのものではない。
ちゃんと手作りの香り良いトマトソースで作ってある。
実は、こんなナポリタンが食べたかったのだ。

店には大変申し訳ない言い方だが、ちょっと時の流れから取り残されたような、時空を超えた雰囲気がたまらない。
死んだ人や懐かしい人にも会えるかもしれない。
やばいか。
ここのナポリタンは確かに別世界のものかもしれない。

しかし、夜は、客が入っているのをあまり見たことがない。
だからこそ隠れ家のように落ち着くのだが。
場所柄、入りにくいのは仕方がないが、もっともっと繁盛しても良い店だと思う。
ただ、このうらぶれた雰囲気だけは壊されたくない思いもある。
複雑。

確かに、このラブホテル街の中を歩いて行くのは、慣れるまでかなり勇気が必要だ。
僕はもう平気だが。
暗い夜道にポツンと光が燈る。
映画のワンシーンになる洋食屋さんである。



88 0710250123
このお皿の意味は不明。
ちなみに、ここは出前をやっていて、最初の店の写真に配達用バイクが写っている。
ラブホテルからも注文が来るのだろうか。


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トルーヴィル




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ジャンル : グルメ

『狐狸庵』 洋食 阪東橋

11狐狸庵(阪東橋)0611200006
横浜市営地下鉄「阪東橋」駅から大通り公園南側を関内方面に向かい、横浜橋商店街入り口を過ぎて最初の角を右折。
大鷲神社に向かって左側にこの店はある。

この周辺は、鰻、天ぷら、寿司、河豚、豚カツ、洋食、中国、台湾、韓国、タイ、イタリアンなどの居ながらにして世界1周グルメの旅ができるグローバルな地域なのだ。
さすが国際都市ヨコハマだ。
しかし、お世話になったことはないが、一帯のネオンはかなり怪しい。
ラブホ街なのである。
そう、昔は遊郭などがあった色街だったのだ。




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ここいらで、随分古くからやっている洋食屋さんである。
多分30年くらい。
なぜなら、その頃、近くの印刷屋に仕事で一週間ほど缶詰めになっていたことがあって、その時は毎日昼飯を食べに来ていた。
そういえば、印刷屋の横はラブホテルで、平日の昼間っからホテルに入るカップルの品定めをしていたな。
嫌な趣味だ。
何だ、ちゃんと仕事していないではないか。



22P3190105野菜ピクルス
まずは、ピクルス。
色鮮やかでいい。
こんなのをポリポリやりながら、ビールを飲む。
居酒屋気分である。



33P3190103テリーヌ
シーフードのテリーヌ。
4色ある。
こんな国旗があったようななかったような。
これが何か当ててみろと言われてもわからない。
そんな程度の舌である。
綺麗である。
サッパリとした自家製マヨネーズ風ソースも美味しい。



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チリワインのようである。
知らない種だ。
けっこうドッシリとしているが飲み飽きしない癖のない味だ。
どっしりとしていて癖がないとは僕のようだ。
デブで個性がないということではない。



55孤狸庵(スペアリブ光)
ここは、手のこんだ美味しい料理を極めてお手軽な値段で食べられる店なのだ。
お酉様の時に、自慢のスペアリブを露天で売っている。
その時の値段は、お酉様価格だった気がする。
その点は気に入らないのだが、これがそのスペアリブ。
甘めのタレによく漬け込まれた肉が香ばしく美味しい。
骨までしゃぶってしまう。
この店のHPに犬のお土産にどうぞと書いてあった。
犬の分け前を横取りしてはいけない。



66牛生肉・胡麻サラダ0711190005
牛肉を胡麻のドレッシングで味付けしたサラダ。
柔らかで甘くて素材の味を引き出した一品だ。
いいねえ。
ユッケ食いたい。
レバ刺し食いたい。
今までなんともなかったし(下痢くらいはしたろうが)、自己責任でいいから食わしてほしい。



77ワイン0711190001
ロバート・モンダヴィのウッドブリッジ「カベルネ・ソーヴィニヨン」。
お口クチュクチュのモンダミンではない。
市販で1,000円程度のカリフォルニアワインである。
安いが、果実の風味にスパイシーな味付けがなされていてコスパだ。
飲みやすいぞ。
肉だからと言って、フルボディにこだわる必要はないと思うし。
高くて頼めないし。
だからわかってないとか言われてんのだろう。



88ハンバーグ・ガーリックソース0711190011
さて、ここのお勧めハンバーグである。
普通においしい。
値段なりだ。
アクセントのカリカリに揚げた葱も良い。
付け合せも綺麗だ。




99狐狸庵(ハンバーグ)0607050023
これはガーリックソース使用のハンバーグ。
やはり、ソースが美味しい。
ハンバーグって、子供のころほとんど食べたことがなかった。
だいたい小鯵の煮つけとかマグロの血合いの焼いたのとか、いかにも子供が嫌いだろうと確信できるものばかり食べさせられていた。
ある意味、いじめか虐待である。
昔、菅原洋一が三日前のハンバーグとか言われていて、子供心にそんなもん食いたくはないと思ってはいたが。
ちなみに、僕は、会社に入って酒飲みに進化するまでは好き嫌いの帝王だった。
今では、小鯵の煮つけとかマグロの血合いの焼いたのとかは大好物である。
食味は3歳までに決まる。



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また、ここのビーフシチューも美味しい。
ソースがかなり手間ひまをかけて、きちんと出来ているから、美味しいのだ。
スネだろうか、肉もとろけるように柔らかい。




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チキンソテーのトマトソース。
ここのお店はにんにくを上手に使う。
これもトマトのすっきり感にニンニクの香りが絡み美味しい。
チキンも柔らかく、まったく臭みがない.
変な居酒屋で同じ4,000円を出すなら、ここで美味しいものを食べて美味しいワインを飲んでいたほうがはるかに良い。
きっと気持ちも豊かになるし、何と言っても沢山酒を飲まずにすむので健康にも良い。
そう、質を楽しむのだ。
この後、弾みがついて、どこかの立ち飲み屋で一杯引っかけて帰ったら元も子もない…



1212ガーリックスパゲティ0711190012
ガーリックスパゲティ。
洋食屋さんなので、パスタなどとは言わない。
ベーコンと小葱が相まって、シンプルながら香り豊かだ。



1313狐狸庵(ハウスワイン)0607050011
ここのハウスワイン。
狐狸庵というと遠藤周作を思い出すが、コリアンといえば韓国。
遠藤周作がお好きなのか、韓国料理店が周りに多いためなのかなどと思っていた。
実は、店によれば、素材そのものを活かしながらも、それが色々な形に化けて、客を楽しく驚かす料理を提供したいというのが由来らしいのだ。

誰のデザインか、このラベルは狐と狸のコックさんが、料理対決をしている感じだ。
可愛くないところが可愛い。
このワイン、化かされたつもりで飲んでみたが、どうしてどっしりとしていて、なかなかいい。
調子よく飲んで、タヌキやキツネの誘いに乗らないよう乗らないようまっすぐ帰らなければ。

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狐狸庵




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喜楽や 吉野町 居酒屋

ふとしたことで知り合った方々と宴会をした。
男もいるので、別にナンパしたわけではない。
服役仲間の出所祝いとかでもない。



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初めてお会いする方もいらっしゃり、もともと人見知りでオタクなので、一応ご挨拶代わりのお土産にと”ウコンの力”などを買って会場に向かう。
場所は吉野町「喜楽や」だ。
そう、知る人ぞ知る店で、当たれば凄い新鮮な刺身がそれこそ低価格で食べられ、外れれば食い物に箸を突き刺して帰りたくなるようなメリハリの聞いた店なのである。
明日の運勢を占うには適している。
降りしきる冷たい雨の中、宴会が始まった。



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とりあえず、サービスのおしんこ。
トリオシ。
一押しという意味ではなく、とりあえずおしんこの略。
オヤジギャクと無視してくださって結構です。
塩加減が絶品なのである。
喜楽やのご主人しんちゃんが、魚の仕入れの帰りに、三浦の農家のオバちゃんのところで買ってくるものだ。



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シコイワシの南蛮漬け。
シコイワシの天ぷらが食べたかったのだが、本日はなしとのこと。
実は、こっちも好き。
一手間かかっている。
ビールのつまみにゃ最高。



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さて、刺身だ。
左奥から、
イナダ、真鯛、カンパチ。
左手前から、
アオリイカ、金目鯛。

今日のは大当たりだ。
三浦半島の魚は美味い。
特に天然物のカンパチの腹側の刺身は、脂が乗って絶品。



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アンコウ鍋。
二つ頼んだのだが、一つしかないそう。
お喋りに夢中になっていて、これ食べ損ねた。



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では、十四代の本丸。
山形は村山の高木酒造の銘酒だ。
皆さん初めて飲むらしく、美味しいといって飲んでくれた。

果物のエキスを飲んでいるような、ふくよかな香りと甘み。
しかし、まったく魚とは喧嘩しない。
実に素晴らしい酒だ。



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天ぷら盛り合わせを頼んだ。
そしたら、アッという間に無くなっていた。
さらにもう一皿、追加で注文した。
再び、あっという間に無くなっていた。

僕の口には入らなかった。



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で、赤ナマコ。
僕は年寄りなので、こんなものをつまんでシコシコ飲んだ。
そろそろ葉山の海にも増えてくる時期になった。
いつも、涎を垂らしながらダイビングをしている。
旬は冬というが、美味しい。



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振り向けば、鯛とカンパチの兜煮。
新鮮なのでとても美味しいと思われる。
推測なのだ。
これも食べていない。



画像1010P4220014.jpg
おいおい、ここでカツ煮かよ。
人のことは言えない。
「勝康」でも最後はカツ煮だった。]
ここでは食べたことがなかったので、どれどれ〆に食べようか。



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その前に記念写真。
ピース。
とかやっていたら、またまた食べ損ねた。




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えっ、餡かけ焼きそばか。
かつ煮が最後ではなかったのだ。
謀られた。
しかし大発見、イカが入っていたのか。
この店では注文したことがなかったんだな。

よく飲みよく食べよく語った。
しつこいようだが、いつの間にか、ギャル曽根が混じっていたのか、おしんこと鮟鱇鍋と天ぷらとカツ煮と焼きそばは食い損ねた。
4勝5敗だ。
来場所は勝ち越さにゃ。
ギャル曽根に勝ってどうする。

アッという間に楽しい時間が過ぎてしまった。

ところで、参加された方に竹の子をいただいた。
かぐや姫の保護者のような方だ。
帰りの電車の中に忘れていかないよう、竹の子が一本、竹の子が二本と念じながら帰ったら、寝てしまった。
羊じゃなくても効果があるものだ。
今度ウミウシでやってみるか。

で、二駅乗り過ごした。

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喜楽や




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「梅月」 阪東橋 横浜橋  とんかつ・和食  

横浜橋商店街は、横浜を代表する商店街の一つと言われている。
特に、最近では韓国の食材店が増えて遠くから仕入れに来る方も多いと聞くが、まだまだ老舗も多くあり、三吉演芸場へと続く下町の商店街は健在だ。
魚、野菜、天麩羅、鰻、河豚、寿司、お惣菜、和菓子、精肉などの店が並び、いつも活況を呈している。
もし不幸にしてゴキブリに生まれ変わるならば、この街に生まれたい。



11梅月(阪東橋)0608300012
ここは、その商店街の、入り口に構えを成す、「とんかつ」の店だ。
しかし、よく画像を見ると、「とんかつ」の下に「ふく料理」とも書いてある。
豚と河豚は漢字で書くと親戚のようなものでもあるが、このような店がなければ一生出遭うことがなかったのも事実である。
ここ実は、揚げ物だけではなく、魚介もこなす下町の食堂なのだ。



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まずは〆張鶴のしぼりたてを。
実によい酒だ。
日本酒とはまったく素晴らしい酒で肴を選ばない。
豚カツに良し河豚に良し、饅頭にも良しだ。
饅頭は怖くないが、つまみを頼む。



33PA070056.jpg
酒飲みには嬉しくなる一品だ。
烏賊の生干し。
烏賊はそのまま焼いてももちろん美味いが、ちょいと干すと更に風味を増していい塩梅となる。
こんなんで酒を飲んでいると止まらなくなる。
肴はあぶったイカでいい~♪とは上手いことを言ったものだ。
でも、刺身も食いたい。



44梅月(鰯刺身)0608300016
鰯の刺身。
豚カツ屋でこのレベルの刺身を出すとは只者ではない。
脂が乗って実に美味い。
ここの店のゴキブリに生まれ変わりたい。



55梅月(チキンかつ)P6140010
ここが豚カツ屋であることを忘れていた。
やっぱりカツを食べなきゃ。
って、チキンカツかよって。
実はここのチキンカツは絶品である。
さすが、餅屋は餅屋。
くどくなくチキンと揚がっていて,美味しい。
鶏自体にも旨味がある。
肉の質の悪さをたっぷりの香辛料で誤魔化している、どこぞのナンタラチキンではない。
まともな食い物は美味いという見本だ。



66梅月(舞阪カキフライ)0610190016
さて、冬は何と言っても牡蠣だ。
牡蠣と言えば、からっとした衣に中身半生のジューシィなフライと、昔から相場は決まっている。
でも、牡蠣鍋も美味いか。
生姜と煮ても美味いか。
酢のものも美味いか。
要は美味いのである。



77PA160084.jpg
しかも、ここのは、そんじょそこらの牡蠣じゃない。
舞阪直送のでかい新鮮な殻付き牡蠣を直前に剥いて、2個合わせて揚げるのだ。
だからこんなにでかい。
ちなみに僕は牡蠣や鯵の魚介のフライは、醤油派だ。
刺身をソースでは食わん、というのがその理屈だ。
フライだろうとコロッケだろうと絶対に醤油なのだ。
要は何でも醤油なのだ。
全然理屈になっていなかったか。



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熱い、ハフハフ、ジュワッ、オー火傷した、ハフハフ、ヒャー!!!美味~い、甘~い、ジューシ~ぃ…。
あとは言葉がない。
生でもなく揚げ過ぎてもいない。
絶妙の火の通りである。
牡蠣フライは好きでいろいろなところで食べる。
美味しいのもあるし、なんでこんなに不味っ…と想像を絶する牡蠣フライもある。
その中で、たぶん、こんなに美味い、レベルの高い牡蠣は、滅多に食えないと思う。

ここは、いつも街のおじちゃん・おばちゃん・おにいちゃん・おねえちゃんで賑わっている。
カウンターで一人ゆっくり飲んでいる人、食事をしている中年の夫婦や若いカップルなど様々だが、
こういう店がある限り、横浜の下町はまだまだ元気だ。

未だ僕は、この店で豚カツを食べていない。


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梅月




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アポロ 曙町 バー

昔からある横浜のバーはいい。
歴史があって落ち着くし、遠くで汽笛が聞こえる。
加齢による幻聴ではない。
さて、今回はある意味、極めつけ、の店だ。
と言っても、お化け屋敷ではない。
横浜は曙町、風俗店が並ぶ鎌倉街道沿い。

             

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ここに、アポロはある。
スナックでもありパブレストランでもあり、しかしてその正体はバーでもある。
靴は売っていない。
ダイビングの機材ももちろんない。
(アスリートやダイバーにしか通じないギャグですんましぇん。)

もう、何十年も昔か。
やばい、年代も思い出せなくなってきている。
この曙町の裏通りに、S鮨というお寿司屋さんがあり、安くて新鮮で量が多かったので、すっかり常連となった。

今もこの界隈を覆い尽くす業種は変わっていないが、当時もこの辺は、いわゆる一大”トルコ風呂”街だった。(トルコ風呂を知らない人はネットで調べてね。僕も最近知ったんだけど。)
ところが、そのような汚らわしい店に、”トルコ”という名称の使用はまかりならん、と誰かが騒いで国際問題にまでなり、湯房とかメンズクラブとかの暫定名称に変更した時代だ。
今は、ソープランドと呼ばれているらしい。

随分お詳しいんですね、なんて思わないでね。
この時代の人にとっては常識だから、なんてエクスキューズしてみた。

その湯房とメンズクラブの間にあった、入りにくいことこの上ない寿司屋だった。
オマケに、この手の業界は伝統的に、口開けに打ち水をするので、撥ねてこれも歩きにくかった。

しつこいけど、随分お詳しいんですね、なんて思わないでね。

この寿司屋、当たり前だが、初めから常連だったわけではない。
今では誰でも知っているが、当時、”三陸沖の戻り鰹”なんて、あまり一般に知られていなかった。
僕が、初鰹を食いながら、晩秋の戻り鰹も美味いよ、と偉そうなことを言ったら、ご主人と、素人が生意気なこと言うな、と喧嘩になった。
今思えば大人げない話だ。
ビール瓶を叩きつけて、啖呵を切って出ていった。
若気の至りだ。
金を払ったか覚えていない。
要は酔っ払っていたのである。
ちなみに、この親父さんも飲みながらタバコ吸いながら鮨を握るというモク中・アル中のとんでもない寿司屋なのである。
今だったら絶対に入らない。

随分経って、他の常連さんを介して、僕にお詫びしなくちゃいけない、とオヤジさんが言ってる、という話が伝わってきた。

たまたま、オヤジさんが、鰹は初鰹、という江戸っ子の良き伝統をこよなく大事にして、そう思い込んでいただけの話なのだ。
ただ、オヤジさんも気になっていて、食ってみたら脂が乗っていてもの凄く美味かった、とのことで、めでたしめでたし、手打ちとなった。

ちなみに、僕もみずみずしい初鰹の方が好きだ。

その後、再び通うようになった。
厚切りで出してくれる、中トロ、ブリ、ヒラマサ、シマアジ。
大盛りで出してくれるウニ、イクラ、スジコ。
オバチャン自慢のアラの味噌汁。
まだ、キンメやサンマやカレイは刺身で食べる時代ではなかった。
厚切りの鯨のベーコンが安かったし、えらく品物が良くて美味しかった。
必ず食べた。
今はその店もない。
もともと痛風と糖尿病もちの御主人の、具合が良くなかったようだ。
まだ修行中だ、ということで寿司は握らせてもらえなかったが、ずっと手伝っていたY校出身の次男は、店を継がなかったようだ。

前置きが長くなったが、そして、ここで寿司を食べた帰りに一杯引っ掛けた店がアポロだ。

             

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ご覧の通り、極めて怪しげだ。
フリや一見の客で入れたら大したモンだ。
このブログは、そんな店ばっかしだ。

隣と一階は、しっかりファッションヘルスである。
昔はサロニコスとかいうギリシャ料理屋だったかな…忘れた。
知らなかったら、絶対に入らない。
僕も長年行ってなかった。
本当に久しぶりに行ってみた。
“終夜営業”が元気だ。
泊まるとこに困ったら、ここで飲める。

そして、狭い階段を上がって2階へ。

       

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このチープな造りがたまらない。
重厚さはないが、気楽なアメリカンポップのような店だ。
本当に良き横浜を残したバーの一つである。
こんな街にあって、こんな造りなのに、結構若い人が多い。
そして、驚き、”カップル”が多い。
若い人なので”アベック”ではないようだ。
どうみても、女性は風俗系には見えない。

カウンターのマスターは、もう70歳を超えている。
ジャズと美空ひばりを愛した、亡くなった、野毛の”パパジョン”のマスターらとともに、良き横浜のバーテンダーの一人と言われている。
目配り、気配り、そしてファンキーさは、天下一品の方である。

       

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やっぱり、ハイボール。
この店では、これしかないな。
グビリ、と飲む。

       

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コースターも嬉しい。
氷川丸、山下公園、ベイブリッジ、マリンタワー、QE2…。
うん、横浜だ。
このチェックのビニールのチープなテーブルクロスにピッタリだ。

       

66P8290132.jpg
腹が減った。
やっぱり、この店では、ピザだろう。
もっと美味いピザは、他にたくさんある。
宅配ピザだって、美味しいところはある。
でも、ここでは、こういうピザでなくてはならない。
古き良き横浜に、ゴテゴテ着飾ったピザは似合わない。

アポロ バー / 阪東橋駅黄金町駅伊勢佐木長者町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


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浅見本店 立ち飲み 横浜橋

いわゆる酒屋の角打ちである。
横浜橋商店街の市大通り側口。
大通りに面している。
横浜の超下町だ。
ちょうど酔来軒の左斜め前。

       

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ご覧の通り、金色の看板に重みがある。
左が酒屋で右が角打ちとなっている。
かなり年期の入った店だ。

       

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地元のおっちゃんやヤンキーのお兄ちゃん。
濃いお客さんたちだ。
さっきまで、ヤンキーの姉さんもいた。
僕のようなお上品なサラリーマンは異質。
馴染みのお客さんが多く、お店の方との会話も弾んでいる。
犬連れもOKだ。

       

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それでは、濁り酒など。
わりと濁りは好きだ。
これは秩父錦おり酒。
一杯220円だ。
甘くなくすっきりとした酒だ。

店では、電話がよく鳴る。
居酒屋さんからだろうか、お酒の配達の注文がひっきりなしと入っているようだ。

       

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店の中のディスプレイ。
歴史が積み重なった酒箱がズラリと並ぶ。
こうみると、壮観である。
壁にはメニューが。
場所柄、マッコリまである。

       

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つまみは、おかず海苔という味付け海苔。
とても、海苔と呼べる代物ではないが。
多分、アオサ海苔か。
こんなんでも、一人静かに飲むのにはよい。

       

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20:00閉店。
静かに今日も終わった。
兵どもが夢の跡か。
カウンターや天井の色合いがいい。
神棚がいい。
たかが、立ち飲みなのに神々しささえ感じる。

参拝して帰る。

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浅見本店 立ち飲み居酒屋・バー / 阪東橋駅伊勢佐木長者町駅黄金町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0


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ソムタム タイ料理 阪東橋

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1ソムタム(阪東橋)0703260010
僕のお気に入りのタイ料理屋だ。
何がお気に入りかというと、取り立ててはないが、特徴的な点を言うと、

カラオケがない。
タイの若いお姉さん方の歌はなかなか捨てがたいものもあるが、これに日本人のオヤジが絡むと最悪である。
オジサマの歌は聴きたくない。(ん?自分は?)

あと、空調が効きすぎていない。
僕は、原始人なのでクーラーのいる場所に長時間いると、駆逐される。
つまり、すぐに風邪をひく。
だから、真夏でも上着を持ち歩いている。
ここは、ノースリーブの女性にとってはいいが、そういう人とは行ったことがない。

逆に、気に入らないのが、煙草を吸うタイ人の客が多いこと。
総じて、タイ人はよく煙草を吸うし、だいたいタイ人の若い娘にくっついている日本人のオヤジの多くもよく煙草を吸う。

料理は、総じてもの凄く辛い。
これは、言えば調整してくれる。
"本場の味"なので、辛いのは仕方ないが、体調が悪いと拷問である。
また、体調がよくても、翌日はたいていお尻から火が出る。

             

画像2
2P2280052ヤムウンセン
ヤムウンセン。
春雨のサラダである。
これは、鳥の挽肉を使ったバージョンだ。
ニョクマムで香りを付けて食べる。
えらく辛い。
青唐辛子は、中の種はできるだけ取り去ってから食べる。
この種が激辛なのである。
かつて八丈島で島唐辛子の種を食べて死にかけたことがあったが、それに継ぐ辛さである。

          

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3ソムタム(海鮮春雨)0703260022
何だ、これもヤムウンセンか。
微妙に違う。
これは、海鮮春雨

気持ち、海老の量が多い。
イカも入っている。
皿も違う。

             

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4ソムタム(シンハービール)0703260012
ビールが進む。
当然、タイビール。
シンハー。
サンスクリット語で「獅子」のこと。
初め、伝説の麒麟だと疑わなかった。
わりと飲みやすく、アジアのビールでは美味い方だと思う。
東南アジアの麒麟麦酒か。

          

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5カシューナッツ炒め0703100025
どういうわけだか、中華もある。
これは、鳥とカシューナッツの炒め物。
シャンツァイがパラパラとばらまいてあるところがタイらしい。
でも、台湾料理でもやるな。
まあ、日本で、ラーメンや焼き飯があるようなモンだ。
これ、エスニックでなかなか美味い。

          

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アサリの炒め物。
6ソムタム(アサリの炒め物)0701010025
アサリが冷凍であるため、ちょっとボソボソしているのは残念。
味付けは大変美味しい。
牡蛎ソースのような調味料を使っている。
辛さもちょうど良く、ビールが進む。

          

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7P2280047ワイン
ビールばかり飲んでいても、腹が膨れるばかりだ。
最近、すっかりワイン党になっている。
味はロクスポわからないので何でもいい。
この店には、いつも違うワインが置いてある。
ないと、店のお兄さんが、近所のスーパーに買いに行く。
何を飲んでも、3,000円。
酒は総じて高い。

          

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8P2280050茄子のカレー煮
そうすると、ちょっとコッテリ目がいい。
茄子のカレー煮。
こりゃ美味い。
こりゃ辛い。
レッドカレーの粉のような味。
結構気に入った。

          

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9P2280045焼きそば
さて、本日の〆だ。
タイ焼きそば。
これにニョクマムをかけて食べるのだ。
美味い。
やめられない、タイ料理。



画像10
10海老チャーハン0710310031
何が〆だ。
これも美味しいエビチャーハン。



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11ソムタム・(蟻んこサラダ)0703260013
こんなのもある。
アリンコサラダ。
食ったことはない。
今後食う気もない。



画像12
12ソムタム・(タイの唐揚げ)0703260016
こんなんもある。
これ、タイの蒸し物。
写真は、どう見てもタイじゃなくてイサキだろ。
鯛の蒸し物ではなくて、タイという国の蒸し物ということか。
そんなわけはない。




画像13
13ソムタム(像の織物)0703260028
横浜のタイ料理屋のいい加減さで、どこでも何でも料理一皿、だいたい1,000円。
だから、なるべく量があって、みんなで食べられるものにしている。
けして、一人で食べたのではない。
くれぐれも誤解のないように。


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ソムタム タイ料理 / 阪東橋駅黄金町駅伊勢佐木長者町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0


テーマ : こんな店に行ってきました
ジャンル : グルメ

酔来軒 中華料理 横浜橋

酔来軒である。
今やマスコミなどで大変有名になってしまったお店だ。
市内や近郊都市からも食べに飲みに、B級グルメが通う人気店である。

       
場所は、市営地下鉄「阪東橋」で降りて、横浜橋商店街のアーケードの中を大桟橋浦舟線という大通りへ向かって歩く。
商店街を抜けて大通りに出たら左折、すぐ左にある。

       
ここは、お母さんと二人の息子さんの三人でやっている店である。
家族経営。
さすが、下町だ。
やっぱり、お店とはこうでなくてはならない。
この3人、顔がよく似ており、誰が見ても親子であることがわかる。
店の中には、このとおり、オオトカゲの剥製が飾ってあり、趣味の良さを伺わせる。
僕はコレを見るのが楽しみの一つでもある。

       
まずはビール。
お通しの茹でもやしで。
料理は、上の息子さんが主に作る。
亡くなったお父さんゆずりのよい腕である。
ご両親は、共に横浜中華街に生まれ、人を介して知り合ってご結婚され、ここに店を構えた。
このお父さんという方はなかなかの人だったらしく、思い出話になると一家総出で盛り上がり、ついつい閉店まで居座ってしまう。

       
肉団子である。
ん?塩じゃないのか?と聞かれそうだ。
塩でも良いかも。
今度特注で頼んでみようか。

       
ただの肉団子ではない。
中には、プチトマトが入っているのだ。
これ、美味いのだ。
肉の旨みに爽やかなトマトの甘みが絡み味わいを出している。
使っている肉の質もよい。

       
これは、イカの天麩羅というか。
回転寿司で握るような小さな甲イカを揚げたもの。
フリットという感じ。

       
醤油と酢に芥子を溶かしてつける。
ちょっと揚げ物で一杯飲みたいな、というときにはコレがいい。
イカ自体が軽いので、もたれない。

       
さて、トカゲの写真を見て欲しい。
「美味 酔来丼 \400」
これである。
ここの名物だ。
亡くなったお父さんが、そろそろ値上げをしようかな、と言うと、必ずいいタイミングでマスコミの取材があり、値上げしそびれて価格据置という代物。
で、いまだに400円という驚異的なお値段なのである。

       
ご飯の上に、半熟目玉焼き、茹でモヤシ、シナチク、葱、それと味自慢の自家製チャーシューが乗ったものである。
要は、ラーメンの具がご飯の上に乗っているのだ。

       
これに、前出のお皿の、醤油と油と芥子を溶かしてかける。
そして、グシャグシャに掻き混ぜる。
お作法は、ビビンバだと思えばよい。
これが、不思議にめちゃ美味い。
酒のつまみにしても良い。
タバコやカフェインか覚せい剤じゃないが、かなりの常習性がある。
危険である。
時々ムチャクチャ食べたくなる。
たまに震えもくる。
そして、また今日も通うのである。
お母さんや息子さんたちの人柄が、ホスピタリテイに溢れているというということは言うまでもない。

ちなみに、ここの餃子とワンタンも僕は好き。
あと、絶品手作りチャーシューと蟹玉。
いずれ紹介させていただきます。

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酔来軒 広東料理 / 阪東橋駅伊勢佐木長者町駅黄金町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5
昼総合点★★★☆☆ 3.5


プロフィール

chromodoris

Author:chromodoris
ダイビングと海遊び、街歩きとグルメ、自然観察と庭いじり、魚釣りと素人料理、そして映画と音楽の日々。プレ前期高齢者が日々に翻弄されながら、人生の仕舞に向けての彷徨いを綴ります。

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