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和友 新小岩 鰻  

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僕は鰻が大好物である。
一に鰻で二にお寿司、三に天婦羅、四にしゃぶしゃぶすき焼き、五が焼肉、六に蕎麦。
七八がなくて、九にオムライス、十におでん。
栄養は十分に取れているが、多分長生きしないな。
そういえば鰻っていうと、これまで大好きか、食べられない の二種類の人間しか出会ったことがない。
好みがえらく極端に分かれる食い物なのかもしれない。
また、食べられない、という人の9割5分は蛇が大嫌いでもある。
さらに、この人たちは穴子も鱧も嫌いである場合が多い。
当たり前か。
この間、鰻屋で法事をやったのだが、〆の鰻重の代わりに海鮮丼を頼んだのが15人中4人いた。
27%。
食えないって、不幸だと思うが、余計なお世話か。
ここ、新小岩の江戸川区役所裏にある鰻屋で和友と言う。




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御覧の通り、行列店だった。
11時の開店前から、さすが、人気鰻屋だけあって長蛇の列だ。
いや長鰻の列であった。
新小岩には、子供がいない叔父叔母夫婦が住んでいたのでチョコチョコ顔を出しに行ってた。
そういえば叔母の名前は千代子だった。
行くときは、朝飯抜いて必ずここで並んで鰻を食べたもんだ。

しかし、今年に入ってからの鰻の稚魚不足はさらに深刻だ。
シラスウナギがほとんど獲れない。
近い将来鰻を食べられなくなるのは間違いない気がする。
27%などと言わず、鰻を嫌いな人の割合が、99.5%位になれば、日本海溝の鰻どもは僕の独り占めになるのにな。

で、この店、当時(と言っても去年のことだぞ。)は、
でかい鰻2尾半が乗った 特うな重が3,700円。
でかい鰻1尾半が乗った うな丼が2,900円。

破格の店だったのだ。
しかも、厳選された国産で、皮まで柔らかく、備長炭で焼く香ばしい臭みのない鰻で、老舗の高級店とは言わないが、この価格にしてはやけにハイレベルな店なのだ、った。

ましてやスーパーやチェーン店の鰻とは天と地か雲泥の差。
まあ、あれは食い物とも言えないが、まったく、別の食い物だ。
仮に国産であったとしてもスーパーや牛丼屋やファミレスで鰻は食ってはならない。
なぜなら、鰻と言うのは、鰻一本で商売が成り立つ極めて凄い食い物なのである。
蕎麦一筋、天丼一筋。寿司一筋といっても、ネタはたくさんある。
鰻屋は、普通ネタは鰻しかないのである。(前述したとおり、鰻の嫌いな人のためにキジ焼丼とかを出す店も多いが。しかし、タレは鰻の頭とか骨だぞ。)
そのためか、仕事も奥が深い。
串打ち3年、柿八年ではなく、裂き8年、焼き一生と言われるように、身の厚さが均等になるように丁寧に串を打ち、鮮度が勝負なため手返し良く捌き、全体にじっくりと熱が通るようジックリと色良く焼き上げる、職人の中の職人技の世界なのである。
だから、香ばしくふくよかで美味しい。
スーパーやチェーン店や中国が敵う訳がない。
しかし、本来は美味い食い物であるものを、大量に仕入れ、わざわざ不味く加工して売るこいつらのせいで、根こそぎ稚魚であるシラスウナギが乱獲され獲れなくなり、このところの鰻の価格の高騰は異常だ。
平賀源内には申し訳ないが土用の丑の日は廃止、スーパーやチェーン店で鰻の取り扱いは禁止、としてもらいたいな。



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これがうな丼である。
ご飯少なめバージョン。
一緒に行った叔母が食べた分。
90歳近かったが、一っぺら僕にくれて、残りは全部食べてた。




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それでもこの迫力。




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これが、デフォルト。
暴力的なほど盛ってあった。





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丼から鰻がはみ出して盛り上がっているではないか。
しかも、僕の掌ほどの肉厚。




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うーん、美味い。
タレはあんまり甘くなく、いくらでも行けちゃう。
ふわふわで、この価格でこれだけ食べられたら、150点。



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これはうな重である。





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ちょっと遠め。





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2尾半。
言葉はいらない。

ちなみに、今は
うな重はやってない。
頼めば重箱には入れてくれるが。
うな丼は2尾入り。3,800円になった 
それでも、安い。




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この間、三島の桜家で鰻を食べた。
僕が一番好きな鰻屋だ。
うなぎ重箱 1尾4,300円。
なお、1尾半 5,800円と2尾7,600円は、品不足の折か、扱っていなかった。
ついこの間まで、2尾5,500円だった。
稚魚不足、深刻。
何とかしてくれ。
死ぬ前の最後の食べ物は口で食べられれば、うな重を予定しているのに。

ちなみに、叔母は去年の7月、叔父は今年の3月、仲良くあの世に行った。
叔母90歳、叔父102歳。
二人とも大好きだった鰻のように、長~い人生だった。

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つじ半 日本橋 海鮮丼

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安くて量があって美味しい丼モンを食わせる店があるという。
誘われていってみた。
そもそも丼モンなんて、僕が子供の頃は、白い飯に醤油をかけて食べる醤油丼、煮魚の骨に残った身をこそぎ落として汁とともに飯に書ける煮汁丼なんてぇのを食べていた。
どんな貧乏してんだ。
と改めて自分の人生を振り返ってみた。
さて、来て見ると何とこんなに並んでいるじゃないですか。





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近所のデパート、といっても高島屋だが、デパ地下で高級日本酒とホヤの干物を買って来て、立ち飲みしながら並ぶことにした。
高級日本酒と言っても、たかが「獺祭」だが。






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酒も飲んだし、つまみも美味しかったので、さて、帰ろうかと思ったが、ここまで並んで悔しいので、待つことにした。
しかし、口寂しい。
ということで、近くにある和菓子の名店、「長門」でくず桜を買ってデザートにした。
さて、帰るか。
帰ってはいけない。
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ぜいたく丼。
990円。
だと。
醤油丼とか煮汁丼とかは、けして「ぜいたく丼」とは言わないと思うので、これは期待できる。
しかしだな、醤油丼だって煎餅の原料みたいなもんだし、煮汁丼だって鰻のタレと言えなくもないので、食えないものではないのだ。
念のため。





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グレードがある。
酒もあるではないか。
こりゃ天国だ。
と思ったが、すでにデザートも食べているような気がする。
何を食べたかは忘れたが、食べたことはかろうじて覚えていた。





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つじ半という。
実は、つけ麺の『めん徳 二代目 つじ田』と、天丼の『金子半之助』がコラボした店だとか。
そういえば、双方あちこちにあるが、確かに日本橋界隈にもあるな。
店名のつけ方の構造からすれば、つじ田と金子で、キンタでも良さそうだが、大冒険的でもあり、お下品だしなんとなく高級感ないからな。
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まずは、酔い覚ましのビールで。






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山盛りだ。
いろんな魚の切れっ端といくらだ。
イナダの刺身もついている。
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山盛で食べにくいので、まずは潰す。
これに、黄身を溶かした醤油をかける。
醤油かけご飯よりも高級だな。
おーっ、こりゃ美味しい。
パクパク食べてしまった。
こういう混沌としたものは美味しいんだよね。
食のカオス。
冷や飯に、刻み海苔とゴマと鰹節を振り掛けて、卵の黄身を落とし、熱々の玉葱の味噌汁をぶっかけてグジュグジュにかき混ぜ、薬味に茗荷と長ネギを添える。
こりゃ美味いだろう、と。
で、あっという間に食べちゃった。





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そしたら、空の丼をくれといわれた。
何だ、セルフサービスだったのか、と思ったが違った。
これに新たにご飯と出汁を入れてくれる。
ご飯の量もいってくださいね、と言われたが、今更大盛りというのも気恥ずかしいので不通に、と心にもないことを言ってしまった。






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で、京都は祇園の黒七味を加えるのだ。
だんだん、刻み海苔ゴマ鰹節黄身乗せ玉葱の味噌汁ぶっかけ・茗荷・長ネギ風味ご飯に近づいてきた。






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取り出したるはイナダの刺身である。
かつて、国会のイナダは失言も度重なり活きも悪かったが、これグー。
普通に山葵醤油で食べて美味しいのだが、味噌ダレがかかっている。






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では、出し茶漬けに。
エクセレント。
いやー、毎日でも食べたい。
深みのある味わいと甘みとコク。
イナダのサクシャキッとした食感と旨み。
いいねえ。






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いやー、満足して店を出ると、まだ並んでいるではないか。
たまには、遊びがてらに並んで、路上立ち飲みしてスイーツ食べて満腹になるのもいいなあ。
立ち飲み中のトイレはどうするって?






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店の前にある看板のこれか。
こんなとこで、小便していくヤツがいるんだな。
本当は、トイレは近くに山梨県のアンテナショップが入っているビルがあるのでそこでね。
時々ワインの試飲もやっているので、その時ゃラッキー。

たいめいけん 日本橋 洋食

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たいめいけん
って知らない人はあんましいないとは思うが、本店にいった話は身の回りでそんなに聞かない。
こないだも羽田空港で、たいめいけんのカツサンドをダイビング仲間と食べたが、結構美味いし腹持ちも良かった。
しかし、誰も店に行ったことのある奴はいなかった。
むしろ、あのチャライ日焼けした三代目が気持ち悪いとかで、そんな店行くかよ、みたいな話で盛り上がってしまった。
日本橋たいめいけんは昭和6年創業の洋食屋だ。
確かに、今の顔グロ店主はシャルネズみたいで年齢不詳だが、計算すると三代目くらいではあるな。
洋食屋なんで、ウリはハヤシライスとかオムライスとかビーフカツレツとか蟹クリームコロッケとかなんだが、ラーメンもありそこそこ美味いのだ。
恐るべし日本の洋食文化。





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ここは、一階と二階に店があり、一階はカジュアルレストラン、二階は本格的な洋食レストランという仕切りがしてあるようだ。
僕のような貧乏人は一階というイメージだが、そんなことはなく、どちらもそれなりに高いが、今日は、ご接待ということで、二階なのだ。
横浜に、スカンディアというレストランがある。
やはり一階と二階が分かれていて、ここと似たようなコンセプトだ。
どちらも、なかなかシックな感じで良い雰囲気だが、こちらの店員さんは店主のキャラが反映しているのかどうか分からないが、フレンドリーで、下町の洋食屋にいるようなリラックスできる感じの応対だ。
いいねえ、 洋食屋 っていう響きがいいね。



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では、生ビールなどをまず飲んで。
ここの名物は、小皿料理という名の給食風盛り付け皿コースなのだ。
8,000円と15,000円の2つがある。
何でも、少しずつでもいいからたくさんの料理を食べたい、というリクエストした客がいたらしく、それが看板メニューになったとか。
奢ってもらって言うのは何だが、ついでに、値段ももっと安いといいのだが。






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一の膳。
どうやら、8,0000円のコースらしい。
15,000円コースはさておき、8,000円でも、でかい鰻重が2人前ほど食えるではないか。
左から右に上から降りていく。
最初は、ムール貝のマリネ。
トマトソースのマリネだ。
爽やかな感じ。
エスカルゴ。
にんにく風味が効いている。
ここって、フレンチだったのか。
たいめいけん風の的矢産牡蛎の塩辛だと。
蛤の殻に入っているところがご愛嬌。
日本酒で行きたいですな。
海老フライ。
さすが洋食屋です、美味しい。
10本くらい食べられる。
だだっちゃまめ。
山形名産。
これのボタモチ美味いんだよな。
ズンダ餅。
パパイヤのスモークサーモン乗せ。
何で、合うんだか不思議。
生ハムと似て非なるモンなんだがな。
サイマキのカクテルソース。
サイマキとは車海老の小型だが、十分でかい。
甘みがあるんだよな。
鮑の酒蒸し 肝ソース。
想像通りの味、柔らかい。
実は、鮑って値段の割にはあんまし美味いとは思っていない。
やっぱ鮑は、一に酒蒸し、後はなし、ではないか。
平目の刺身。
酢橘の香りで。
だったような気がする。
総じて、何を食べても美味しい。
流石です。




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少しずつ、つまめるので、酒もすすむ。
フロール・デ・バコ。
スペインの赤ワインだ。
重めだが、まろやかで甘い香り。
 



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二の膳。
ポタージュ。
箸休め。
実に香りが良い。
???
どうも思い出せない。
白身の魚の蒸したもののあんかけ?
洋食屋でそんなものはないか。
蟹クリームコロッケ。
大好物である。
衣の香りがいいし、オーロラソースも甘からず美味しい。
牛タンシチュー。
少しでも良いから食べたくなるんだよね、って気持ち分かるなあ。
よく煮込んだデミグラがグー。
稚鮎のフリット。
季節のモンだな。
これと新子を食べないと夏は来ないな。
あっ、鰻と鱧もだ。
ローストビーフ。
和牛の旨みがある。
しかし、ローストビーフは、腿とかよりもリブロースが好みだな。
若鶏のドリア。
鶏グラタンね。
帆立貝ミラノ風。
チーズとかトマトを使っているのでミラノ風か。
ますますフランスっぽいな。
蟹ポテトサラダ。
美空ひばりの唄に古賀正男のギターという取り合わせか。
古いな。





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コース〆のラーメン。
それこそ東京ラーメンというヤツで、トンコツ・トリガラをコトコト煮出したしょうゆ味。
美味しい。
スープが薫り高く、いろんなもんが混じった混沌の極みか。
洋食出身のラーメン屋店主って聞いたことあるけど、流石の味です。



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麺は細麺ストレートで、ツルンとした歯ごたえが良い。
叉焼も大好きな赤いヤツだ。
さやえんどうはご愛嬌か。



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ごちそうさまでした。
美味しかった。
生きている間にもう一度は来てみたいと思った。
接待で。
しかも15,000円の方で。

まるますや 赤羽 川魚料理

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関係ない話で恐縮です。
僕は一応巨人ファンだが、高橋監督が嫌いだ。
采配やコメントがひどいのと監督インタビューの後にアナウンサーが「ありがとうございます」と言っているのにムスッとした態度。
まだまだ、たくさん理由はあるが、監督としてだけではなく、人としても問題があるな。
当然今年もそんなに期待もしていなかったのだがやってくれました。
なんと、今日現在10連敗か。
こうなったら、次の菅野には悪いが11連敗の球団記録、更にロッテの持つ日本記録18連敗も超えてほしいな。
高橋が辞めて、齋藤とか江川が監督になったら、また巨人ファンに戻ろうか。


さて、本題。
最近の居酒屋ブームと言って良いのか分からないが、数多の店が掘り起こされているのは、
呑み助や日本経済の活性化に喜ばしい。
ただ、おかげで、人が押し寄せ、行列ができ、また、店の人にも余裕はなくなりサービスは低下し、これまで通っていた常連さんや御贔屓さんには不幸なことだろうなと、思う。
この店、過去に出張や病院の見舞い帰りに、5~6回ほど来たことがあるが、並んだことはなかった。
川魚料理で、安くて朝から飲めて超有名だが、久々に訪れたら、まさかの列ができているとは。
しかし、メンバーが3人だったので、たまたま席の空いてた座敷席の2階に案内された。





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ビールを頼んだ。
黒ラベルをくれといったら、今日はないと言うので、赤星。
コレも好きだが、一杯目は旨みとキレのある黒のがいい。
赤はやや重たいので、後で頼もうかというふうに思っていたのだが。
どちらにしても、好きなビールではある。
良いビールを置いてるんだよね。




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鯉の洗い。
ここのは、そんなに新鮮で旨いものではないが、つい食べたくなっちゃうんだな。
もっと新鮮で、シャキッとしていて、甘みと旨みがあるといいのにな。



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では、ウド。
この時期のモンだね。
この香りがたまらない。
酢味噌はこんなもんでしょ、という感じで、家庭料理的。





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そしたら、隣テーブルの人に黒ラベルが来ていた。
僕が注文を頼んだ人ではないオネエチャンが持ってきていた。
買い出しに行ったのか???
で、さっき、頼んだオネーサンに、何だ、黒ラベルあるんじゃん、と言ったら、変ねえ、ないって言われたのよ、ごめんなさいね、と何事もなかったように爽やかに謝られた。
仕方ない、誤られたのだが。
でも、飲み比べが出来て良かったぞ。






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じゃ鰻。
僕、多分5ヶはいけるかな。
やはり、一に寿司、二に鰻で、三は天ぷら、四五がなくて六に蕎麦か。
まあ、ふっくらと言うわけではないが、値段の割には美味しい。
タレも甘ったるくなく美味しい。
こんなんで飲む酒は美味いよね。





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では、とハイボール。
このくらい濃いと美味しいよね。
ハイボールのウイスキーはケチっちゃ駄目だ。
嬉しい。




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ハイ、鰻お替り。
今度は白焼きにしてもらいました。
いやー、ウイスキーならぬ、鰻のWで飲む酒は美味いね。
この後、いったいどこ行く気だ、と言われた。

ここ、当然禁煙店ではない。
ホントに、2階も煙草臭くて煙くて不愉快だった。
だったら行くなと言われそうだ。
確かにその通りだ。
実は、喫煙店であることで、とっても行きたいのだが行くのを躊躇している店は山ほどある。
早く受動喫煙防止法案が厚労省原案で成立しないかな。
厚労省がんばれ。
塩崎大臣がんばれ。
ガン患者は働くなといった大馬鹿議員を含む腐れ自民党煙草族議員をぶっ飛ばせぇ~。

パークサイドダイナー 有楽町 帝国ホテル レストラン

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帝国ホテルにあるパークサイドダイナー。
みゆき通りに面した一階のレストランだ。
さすが、帝国ホテル、何でも強気の値段には驚かされる。
ミートソースが2,000円だぞ。
650円以上のミートソースなんて食べたことないし、そもそも2,000円のミートソースが存在することさえ想像できなかった。
それが何と、2,700円のハンバーグを食ってしもたのだ。





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はい、まずはサラダ。
きっと、こんなんでも800円くらいするんだろうな。
しかし、ドレッシングのオイルがメチャ旨。
コクは当然あるが、クリーミーで旨味があるのだ。
驚きのドレッシングだ。
800円でもいいか。





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では、メインのハンバーグ。
皿が熱い。
くどいが、ハンバーグが2,700円なのだと!
ボッタクリではないか。
そもそも2,700円もあれば、ステーキだって上寿司だってうな丼だって食えるではないか。
ハンバーグなどに2,700円も出す奴はどうかしている。
僕だ。
奢ってもらったんだが。
「食い物だけは奢ってもらっちゃいけない。舌まで驕るぞ。」と死んだ親父に言われていたのだったが、腹が減っていたので舌が腐ることにした。





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まずは、このソースが美味い。
店のオネーサンに、ソース作るのに時間がかかるので15分ほどお待ちいただきます、と言われた。
鰻屋じゃねぇんだぞ、なんて無粋なことを言ってはいけない。
どうやって作るのかわからないが、酸味とコクのあるドミグラスソースなのだ。
これがまた美味い。
そして、肉はツナギのない、にくぅ~といった感じの肉だ。
美味しいが、自腹だと2,700円というと考えちゃうね。
でも、明るく広くてのんびりできるし、周りは外人ばかりだったので、ちょっとした海外旅行気分。
気持ちのゆとりとか満足度から言えば、値段は高くはないのかもしれない。
写真はないが、紅茶も美味しかった。
次回は、ぜひ嫌いな野菜カレーを奢ってもらおうと思っている。




多から家 浅草 天ぷら

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ある夜、浅草を歩いていたら、着物屋の前にこんな看板が出ていた。
よく見えない。
近寄ってみた。





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近寄ったら、「就寝禁止」とある。
「立小便禁止」なら分かるが、こんなところで寝る奴がいるんだな。
わざわざ着物屋の前を選んでか。
たまたまここで、行き倒れたなら分かるが。

寿司屋の前とか蕎麦屋の前とか天ぷら屋の前のほうがいいではないか。
余りモンくれるかもしれないし。
で、奇妙な想いのまま歩いていると腹が減った。





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僕は、寿司と蕎麦と天ぷらが大好きだ。
性格はウジウジしており金払いも悪いという気性はともかく、食い物の趣向だけは正しく江戸っ子である。
大抵何をつまみに食っても酒は美味しいが、とりわけこの三つの物をつまみながら飲む酒は格別だ。
単に、酒好きなので、鼻をつまんでも飲めるだろう、と言われていることは、どうしても解せない。

浅草は天ぷら屋さんが多い。
うれしい街だね。
僕の住んでいる、某駅周辺にはない。
チェーン店街。
しかも、「てんや」さえない。
あっても行かないと思うが。
ああ、そういえば、大好きな「吉野家」もねえな。

ということで、せっかく浅草に来たなら、天ぷら屋の前を素通りするのは、場末の江戸っ子がすたる。
んっ? 梅干 天ぷら?
食い合わせは、確か、梅干に鰻、西瓜に天ぷらだ。
大丈夫だ。
で、入った。




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渋いなあ。
三社祭の提灯がいいな。
油焼けした暖簾がいいな。
黒板の、めごち はぜ やさい かきあげ あなご 芝えび いか きす いいな。
視力検査みたいだ。
そして、禁煙だ。





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では、お銚子を。
銘柄は書いてあったが、忘れた。
燗酒は、ほんのりと香りの漂う温燗が好きなのだが、やや常温に近い温燗だった。
レンジだと、熱燗は簡単だが、温燗は難しい。
やはり熱を全体に伝わらせるには、熱湯に漬けるしかないな。
お燗というのはそういうもんだ。
本当は猫舌なのだった。





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はい、天ぷら。
奥のかき揚げは、芝海老。
ツルンとした歯ごたえだ。
甘い。
穴子がでかいのが一本。
ふっくらと揚がっている。
穴子のコクがある。
そして、お頭付きの車海老…あたま(り)まえか。
サクリ&シトリ感がたまりませんな。
いやー、なかなか美味しい。
ごま油の香りが芳ばしい。
しかも、もたれない。
こんなんで、飲む酒は美味いやねえ。
写真にはないが、天汁も僕好みの甘め。

実は、この店、かなりの老舗なのだが、全然高くない。
天ぷらは、江戸前(といわれる種類)の良いネタを普通に出してくれる。
何も足さない、何も引かない。
良心的な素晴らしい店だ。
冬になったら、鯊(ハゼ)を喰いにくるかな。
楽しみ。

長寿庵 茅場町 蕎麦

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スーパー浮世絵 江戸の秘密展 に行った。
茅場町の駅近くのビルの9階から7階でやっている。
なぜ、9階からなのかというと、エレベーターで9階に上がって展示を見て7階に下りてから、またエレベーターで1階に戻るからなのだ。
浮世絵をデジタル化して動かし、あたかもその世界に迷い込んだような演出で人気の展示なのだ。
入ると真っ暗で、一瞬お化け屋敷かと。
閉所暗所恐怖症が発症しないといいが。




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で、お化け。
これは、平将門の娘といわれている妖術使いの滝夜叉姫が呼び寄せた骸骨妖怪。
いやだな、こんなの呼び出されたら。
迫力あるぞ。
歌川国芳の作。




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葛飾北斎の百物語から「お岩さん」。
コミカルだな。
提灯お岩といわれているヤツだ。
お岩さんって、かなりの美人だったはずではないか。
祟られるぞ。
そういや、うちの会社にコレに似た社員がいるな。
オヤジだが。
僕ではない。



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お化けばかりだと、夜中にトイレに行けなくなるので、美味しいところを。
ただでさえ、最近は数回起きるからな。
初鰹。
ちょうど今の時期だねえ。
安藤広重の「鰹に桜」。
「目には桜 山ほととぎす 初鰹
帰りは鰹で一杯か。




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最後は、綺麗どころで。
吉原の遊女が格子から覗く。
これ、口が動いて、チュッとしてくれんだよね。
こんなところで、鼻の下を伸ばしていてはいけない。
で、腹が減った。
江戸といえば、何だ。
蕎麦か寿司か天ぷらか。
鰹ではないではないか。





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茅場町の駅のすぐ蕎麦。
ではなく、傍。
茅場町の長寿庵である。

大元は、元禄時代の1704年に京橋で創業した長寿庵。
なんでも、「長寿庵」という屋号(登録商標だそうだ。)の蕎麦屋は、現在、全国で250軒以上あるそうで、これらで構成する「長寿庵協同組合」には、「四之橋会」「采女(うねめ)会」「十日会」「実成会」の4つの会派があるそうだ。
そして、明治40年に暖簾分けを受けた この茅場町 長寿庵が、「十日会」の総本山とのことだ。
長寿庵協同組 関東十日会、ってことか。
似たような組織が他にもありそうだな。





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階段を地下に下りていく。
シックな店構えだ。
なんか高級料亭みたいで、敷居が高そうだが、そんなことはない。
至って、普通の老舗の蕎麦屋なのである。




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まずは、ビールと。
お通しは、蕗の煮浸しに茗荷をあしらったもの。
いいねえ。
つまみはこんなんじゃないといけないねえ。
蕗は旬だな。
さっぱり味に春の香りだ。




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では、刺身を盛り合わせで。
驚き、美味いです。
上から左に。
〆鯖。
脂はないが新鮮。漬かり方は中間くらい。
鮪。
インドの中トロか。
外れてたらごめんなさい。
これ、美味いです。
最高です。
噛んだときに、旨みと脂が口の中にワッと広がる。
まったく臭みなし。
雲丹。
普通に美味しい。
蛸。
あまり蛸には愛がないので普通だが、柔らかく美味しい。
鳥貝。
シャキシャキといいねえ。
烏賊。
ダルマか。甘みがあって、シャキッとしていて美味い。
勘八。
天然もの。活きが良く身がしまり、魚っ喰いらしいワイルドな味です。
蛍烏賊
新物。新鮮で文句なし。
恐るべし蕎麦屋。
刺身は茅場町の蕎麦屋に限る…か。




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店内。
落ち着いた雰囲気でゆったりできる。
灯りやテーブルや壁の色合いもいい。
奥には個室もある。




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では、蕎麦。
色白美人の、コシのあるスッキリとした蕎麦。
美味しい。
僕は、シティボーイなので、田舎そばよりこっちの方が好み。
つゆはやや甘めだが、スッキリしているぞ。
人間が甘いせいか、辛めの蕎麦つゆよりこっちの方が好み。
蕎麦湯も全部飲んじまった。

東京の老舗はやっぱしいいやねえ。
最近横浜の店に行ってないな。


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今半 上野 すき焼き

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僕は牛肉が大好きである。
しかも、黒毛和牛のややサシの入ったやつ。
生まれ変わるとしたら、牛だけにはなりたくないな。
だって、共喰いになる。
共食いと言えば、馬とか鹿も食べてるが。
美味けりゃいいか。
で、去年の会社の忘年会は、上野の今半でやったのだ。
あっ、写真は浅草になっているな。
この夜、浅草に行ったような気もする。
しかも、酔っ払っていたようで、怪奇写真のようになっている。




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最初に出てきた。
先付だが、八寸のようなもの。
本日は、酉の市だったのだ。
さすが今半、演出が粋だ。
熊手で、福を掻き集めるという縁起物だ。
僕がやったら、貧乏神とか自縛霊とかも一緒に集めてしまいそうなので、買ったことはない。
すでに、この時点で0次会をこなしていたので酔っ払っており、柿の器に何が入っていたかは記憶が定かではない。
そうだ、この後、浅草に出て酉の市に繰り出したことは、微かに覚えている。




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向付のようなもの。
鮪と鯛のお刺身だったような気がする。
すき焼きを食いに来たのでこんなものはいらないが、あれば豪華。
まあ、ロックコンサートの前座みたいなもんか。
良けりゃ、それなりに盛り上がる。
たまに、前座が真打を食うことがあるが、すき焼きに勝てるのはしゃぶしゃぶかステーキくらいか。

ちなみに、向付の向は「さき」とも読むので、先付と混同されることがあるが、先付は、お通しとか突き出しのことをいう。
お造りのことである向付は「むこうづけ」といい、違うものだ。
子供の頃、向坂(さきさか)君という友達がいたな。





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僕の嫌いな野菜の群れである。
豆腐や糸蒟蒻はそれなりに好き。
野菜ではないではないか。
左の今半という字の焼きが入ったのはなんだか記憶がない。
麩らしいのだが、食べた記憶がないなあ。





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見よ。
説明は要らない。





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ドーダ。




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こうやって着物のお姉さんというか、お母さんというか、おばちゃんというか、お婆ちゃんというかの人が焼いてくれる。
手際がよく、どんどん器に入れてくれた。
やっぱ、プロの手際と焼きの頃合いが素晴らしい。
まあ、人に作ってもらえば、たいてい美味い。




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おーっ、焼けてきたぞ。
おばちゃんと結構仲良くなって(酔っ払いなので適当にあしらわれていたのだとは思うのだが)、肉を余分に入れてもらったのと、帰りに肩組んで一緒に写真を撮った、ような記憶がある。(非公開)。




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こうやって卵にくぐらせてね。
うめ―!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最近、よく自宅ですき焼きをやっているけど、やっぱ今半のは美味しいね。
この程よい脂、ミルキーな旨み、黄身のコク、天国だね。
酒も実は良い日本酒がたくさんあったので、飲んだり、おばちゃんの目を盗んで割り下にしていた。
後で、叱られた。
見られていたとは不覚だった。




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〆は割り下で作った半生の卵掛けご飯。
死ぬ前に食べたい食べ物の一つだな。
ただし、口から食べられたらだが。

確かに値段は高いが、満足度もその倍くらい高い。
一年に一回くらいは行きたい今半であった。

銀座すし栄 松屋浅草地階店

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この寿司屋、朝10時から夜20時までやっている。
浅草松屋の地階食料品売り場にあるから、営業時間や休みがデパートと一緒なので、当たり前か。
江戸前寿司の他に、いなり寿司や茶巾寿司も店売りしているが、イートインで寿司食いながら朝から酒が飲める。
築地に行けば別だが、他ではなかなかそういうところはない。
16時まではランチタイムなので、サービス握りを頼んで、後はお好みのものを少しもらえばCPもよい。
ちなみに、本店は銀座7丁目にあった老舗だが、平成25年4月に閉店。
この浅草店も、開店して40年以上の老舗なのだ。
浅草の演芸ホールに行くときには、同じBFで地酒を買って、ここでは寿司折りを買っていく。



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さて、今日はお好みで行くか。
好きなものは二貫ずつ行く。
最初は、平貝と墨烏賊。
ごくごく普通に美味しい寿司である。
値段もお手ごろ。
墨烏賊は、まだ小さいので身も薄め。
甘みがあって美味しくいただきました。




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次は、コハダ。
甘くなく酸っぱくなく、良い塩梅に〆てある。
寿司を食いに行って、コハダは外せない。
とか言って、たいてい食うもんはどこの寿司屋行っても決まってる。
平目、金目、烏賊、鳥貝、小柱、平貝、コハダ、蝦蛄、車海老、赤身、中トロ、穴子、雲丹、鉄火巻きってとこか。
一万五千円コースだな。
酒飲むから、二万円か。
人生で何回も食べられないな。






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車海老。
一貫で500円くらい。
甘くて美味しい。
10本はいけるな。
そういう、はしたない食い方をしてはいけない。
僕の弟は子供の頃、父親に寿司屋に連れて行ってもらうと、トロしか頼まなかった。
トロ、トロ、トロ、トロ、トロ、トロ、トロ、お茶、トロ、トロ、トロ、トロ、って感じ。
馬鹿者め、トロっていったいいくらするのか知っとるのか。
って、当時のガキに言ってもしょうがないが。
まあ、父親は、食い物には金に糸目はつけなかったが、多分このガキ一人に一万五千円は毎回かかっていたと思う。
今、弟はウエスト90cmの高血圧である。
自分もかなりコレに近づきつつある。





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〆は穴子。
ツメは甘からずで、美味しい。
穴子もふっくらと甘く、穴子独特の旨みが出ていた。
お気軽で値段そこそこで美味しいな。
本日はこんなところで。
テイクアウトでもイートインでも使い勝手がよく、嬉しい店である。
ただ、ビールがもう少し安いといいかな。
すぐにでも、日本酒に切り替えたほうがいい。




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これが、穴子ちらし。
甘めではあるが、ボリューム感もあり、満足。
お土産である。




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銀座懐かし 懐かし銀座 今宵はあんたと 浅草ナウ
あんまし情緒ないな。

魚がし 福ちゃん  渋谷  立ち飲み

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この福ちゃん、渋谷のマークシティに沿った坂の途中にある。
かなり急な坂だ。
これをエッチラ登る。
最近久々にこの辺を訪れたのだ。
この坂の下に「福ちゃん」と「第三福ちゃん」があったが、今はない。
当時、この店が「第二福ちゃん」だったような気がする。
おばちゃんに聞いたら、第一と第三は立ち退きでなくなってしまったとのことだ。
道理で探してもないわけだ。
で、「第二」に入った。



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待っていると、まずは飲み物だけの注文からだ。
面倒くさい店だ。
好きな時に好きなものを注文させろって言いたいが、美味い魚をリーズナブルな価格で味わえるので、ちょっと我慢する。
その間、何をつまむか考える。
この店、量が多いので一人で入ると苦労する。
あれも食べたい、これも食べたいとなるが、そんなに食えない。
この選択が大事なのだ。
ちなみに、酒の注文は制限時間1時間のうちに何度でもいいが、つまみは一回だけ。
後であれもこれも食べたいといっても、ダメ。
ケチッ。
面倒くさい店だ。
こういう店は嫌いだが、美味い魚をリーズナブルな価格で味わえるので、もう少し我慢する。
が、禁煙なのはとっても良い。
美味い魚食って、煙草なんていう臭くて毒の煙を吸うなんてクソだな。
まだ、鼻の頭を舐めていた方が健全だ。
舌の短い人と鼻の下の長い人には失礼した。

鮃とメジの刺身、ポテサラを注文した。
ホントはズワイガニも牡蠣も食べたかったが、腹がパンクして死ぬ。
多分、もっとも笑われる死に方だな。




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ポテサラ。
普通盛という大盛だ。
ビールとこれだけで腹いっぱいだ。
シンプルで、普通のポテサラなんだが、好みの味なんだよな。
お勘定、と思ったら、まだ刺身が来ていないではないか。
しかし、よく「おあいそ」とかいう客がいるが、馬鹿者、「御愛想」は店がするもので客がするもんじゃない。
あと、酒の肴やつまみのことを、「あて」とかいう馬鹿者の関東人がいるが、あれは大阪とかの外国の人の言葉だ。
情けない。
あの食べログとかいうくそサイトの影響もあるな。
自分を棚に上げて言うが、アレに書いているやつは、知識も舌も文章も、もっとひどいのが多い。
また、過去に店から訴えられたりして、編集者も素養がないうえに度胸もないので、怖くて、ちょっと辛辣な記事やら、やや汚い話やら料理と関係のない記事は検閲して載せない。
また、担当者ごとにその基準はバラバラ。
最悪だな。
ソ連か北朝鮮か支那か。
書く奴も載せる奴もクソだ。
が、便利なのでたまに見ているが。
また、昔投稿したこともあるが。
カミングアウトしてしまった自虐ネタだった。




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では、刺身。
青森の鮃とどこかのメジ。
見よ、この量。
どちらも新鮮だ。
しかし、いくら僕がメジが大好物と言えども、もう向こう一カ月は食わなくていいかも。
登良屋のメジは1,700円で4.5切れだったな。
確かに、登良屋のメジの方が美味しかったが。

鮃は、この冬は食わなくてもいいな。
正月は、鰯を食った。
しかし、これだけ刺身があると、残して山葵醤油に漬け、ご飯に乗せてお茶かけて食いたい。
が、全部食ったぞ。
ちなみに、山葵は粉でイマイチなんだが、この値段では致し方ない。
メジ980円、鮃880円だったかな。




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グッと濁り酒。
辛口の美味い酒だった。
二杯飲んで酔っ払って、その時は銘柄を覚えていたのだが、帰りの電車でぐっすり寝て起きたら忘れてしまった。
今回は、僕の性格の悪さがはっきりと出た記事で失礼いたしました。
もう少し、性格の良い上品な言葉遣いの年寄になりたいと思いました、とさ。




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で、どうしても、蟹が食いたかったので、後日、ずわいを頼んだ。
鰆の炙りもあるとのことだったので、併せて頼んだ。
美味い肴で飲む日本酒は美味いな。
この世の天国、でも行く末あの世は地獄だ、な。僕は。

花長 天ぷら 大鳥居


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家のお墓は、江戸の場末、大森にある。
一応、墓参りは、年に4回くらい行く。
墓参りをすると、運転はするしお線香に火は点けるし墓掃除はするしで、腹が減る。
帰りには供養もかねて、昼ご飯を食べていく。
で、地元の叔父さんに、大鳥居に美味い天ぷら屋があるよ、と教わり昼飯を食いに行った。
なんだ、休みではないか。
墓参りは大体土日祝日の午前中に行くのだが、そこが定休日だった。
で、出張帰りの羽田空港からの帰路に、夜、大鳥居で降りてみた。
駅を降りて、品川寄りに渡る。
花長と書いて、はなちょう、という店だ。




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では、天ぷらコース、6,000円ので。
まずはビールでつまんで待っていると内暖簾の奥からご主人登場。
ポツリポツリと話す以外、黙々と、天ぷらを揚げる。
実直な職人さんと言う感じ。




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まずは、車海老。
香りが良くサラッとした天ぷらだ。
しっかりと揚がっている。
海老の甘みが心地よい。




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キス。
愛のある魚だ。
大振りなキスだ。
この魚、ホクホクふんわりとした食感と甘みのある白身が心地よい。
軽くて何枚も食べられる。
活きも良く、キスの真骨頂だ。





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植物だ。
専門外なので詳しいことは分からない。
ご主人がボソボソっと説明していたような気もする。
たぶん、百合根とソラマメ。
野菜には愛がないのでパス。




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日本酒にするか。
八海山。
スッキリ系の美味しい酒だ。
いくらでも飲めちゃうのが玉に瑕。
って、全然瑕じゃないじゃないか。





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いつも食べているカニ蒲鉾ではない。
本物のズワイガニそのものである。
蟹の天ぷらは美味いが、風味がイマイチ。
蟹はやっぱりゆでたヤツを、山葵醤油で食いたいな。





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メゴチ。
と呼ばれているものである。
正式な和名は、ネズッポ科のネズミゴチやトビヌメリなどで、これらを総称してメゴチと言っている。「メゴチ」という魚も本当にいるが、コチ科の別種。

コクがあって美味い魚だが、僕は淡白なキスのほうが好き。
亭主淡白留守が良い。
メゴチの天ぷらは、独特の松葉の形をしている。
中骨を境に両側の身を切り分けるのだが、これを松葉おろしという。
これの下ろし方を間違えたものを松葉崩しという。
嘘である。




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また、苦手の植物である。
舞茸と獅子唐か。
キノコは植物ではないな。




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掻き揚げ。
芝海老だ。
海老で美味いのは、車海老とこれ。
コレには手はつけない。





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こうやって天汁に浸してな。






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仕上げの掻き揚げ丼に。
なめこの赤出汁も美味しい。
コスパも良く、満足でした。






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店主退場。

玉ゐ 日本橋 穴子

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僕は、穴子が大好物だ。
アナコンダやオナゴも生き物としては、そんなに嫌いではない。
また、穴子も好きだが、鰻も好きだ。
鰻は自然保護の観点から、あまり食べないようにしている。
ただし、金持ちだったら、週に一ぺんは食べている。
全然自然保護ではないではないか。

で、梅雨から夏にかけてはやっぱ穴子を食わにゃ、秋が来ない。
また、穴子はいくら食べても、厭きが来ない。
という訳で、日本橋の老舗「玉ゐ」に穴子を肴にと、昼酒しに出かけていった。



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まずは、ビールだな。
キリンと来たもんだ。
穴子と、麒麟の首との共通点は、長い ということだな。

麒麟飲み 穴子来たるを 首長く 待つ楽しみや 夏の午後




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煮穴子のヌタと大根おろし添え。
上手に煮てあって美味いな。
穴子は鰻と違って淡白なので、いくらでも食べられちゃうし飽きない。
僕の場合、鰻もいくらでも食べられる気はする。
鰻の代用品が鯰なんて、なぜだか理解に苦しんでいる。




44P6040080ふっくら煮穴子
煮穴子だ。
上手に煮てあって美味いな。
穴子の味の濃厚さに、胡瓜の爽やかさ。
穴子のふくよかさに、胡瓜のシャキシャキ感。
実に相性がいい。



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お次は、穴子の白焼き。
穴子は、北は北海道から東シナ海の浅海に生息する身近な生き物だ。
東京湾にもまだまだ沢山いる。
江戸前で旬は梅雨時だ。
穴子は、メソと呼ばれる小型のものが、最上品と言われる。
脂も多くなく、小骨も柔らかく気にならず、身も硬くなく、それはそれは美味いではないか。
高知県で有名な「のれそれ」は穴子の稚魚だ。
大きくしてから食えばいいのにといつも思ってしまうが。




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こうやってな、山葵醤油で。
鰻のようにもったい感じがなく、切れがある。
淡白なので、いくらでも食えちゃうところが、この魚の特徴か。



77P6040092メソ箱飯
では、「メソ」の箱飯。
手前が焼き上げで、奥が煮上げ だそうだ。
一箱で二度美味しい。
どっちかといえば、焼き上げかな。
味に締りがあるし、焼きの香りがいい。
穴子本来の味を楽しむなら、煮上げか。
どっちも美味いからどーでもいいが。




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見よ、この照り。
二尾入って、1,800円。
かなり、コスパ高いと思う。



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さて、全部食べないで、少し残してくれという。
一気にかっ込んでしまうところを、すんでのところで店員さんに取り押さえられ、これだけ残った。
穴子茶漬けにするのだ。
7の写真を見ると、ちゃんと薬味が乗っているではないか。




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で、焼いた穴子の骨で取った出汁の入っている鉄瓶。
危うくお茶と間違えて飲んでしまうところを、すんでのところで店員さんに取り押さえられ、残った。
箸より重たいものを持ちなれない僕にとっては重労働ではあったが、穴茶のために頑張って注ぐ。




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薬味を乗せていただく。
いやー!!!
この世の穴子天国、日本橋。
天麩羅天國は、銀座八丁。
穴子の濃縮した出汁と穴子とたれと薬味が奏でるハーモニー。
実に美味しい。
日本橋で、フォーフレッシュメンを満喫した気分だ。
思わず、鼻歌が出てしまう。
一箱で、三度美味しかった。
さて、食後のデザートに鰻でも食いにいくか。


玉ゐ 本店魚介・海鮮料理 / 日本橋駅茅場町駅三越前駅

昼総合点★★★★ 4.5

淀 穴守稲荷 居酒屋

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羽田って言えば東京国際空港だが、かつては漁師町だった。
多摩川の河口で、淡水と海水とが混じる栄養豊かな海は、生き物の宝庫だった。
江戸時代には、ここで獲れた魚介類が徳川家に献上されていたという。
埋め立てや空港建設で、すっかり昔の面影はなくしたが、どっこい未だ穴子や貝類などの魚介類が獲れる江戸前の海なのだ。
で、場末の東京大好き友人と、そんな名残を残す穴守稲荷の「淀」で飲んだ。




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いいねえ。
江戸前てんぷら と来たもんだ。
しかも、ハゼに穴子。
酒は秋田の両関か。
まずいな。
いや、不味い酒なのではなく、飲み過ぎる予感が。




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突き出しはめかぶ。
ワカメの根元にあるビラビラの豪華なブラウスの襟のようなやつである。
色は茶色なんだが、熱湯をかけると、サーッと目の覚めるようなグリーンに変化する。
葉山にもたくさん生えているが、漁師さんが漁をしているので採ってはいけない。
これを三杯酢で。
美味いよね。
丼二杯は食べられるな。





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では、両関を。
辛口でキレのある酒だ。
クイクイと行ってしまう。
やっぱヤバいではないか。

最近日本酒を飲み過ぎると記憶をなくすことが多い。
歳のせいか。
で、コップに水をもらって、これを飲みながら日本酒を飲む。
趣はないが、こうでもしないと、一生酒を飲める体を維持できなくなってしまうのではないか。
ガンガン飲んで行きつく所まで行くか、水を飲みながらチビチビと存えるか、究極の選択である。
ただ、今の所、γGTPは30くらい。
人は、奇跡の肝臓と言う。




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穴子の肝である。
それを煮て、煮凝りになっている。
美味いなあ。
穴子の旨味が全て煮汁に凝縮している。
こんなのをつまみながら、チビチビ飲む。
もう何もいらないではないか。




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と、言いながら、穴子の白焼きを注文してしもた。
ふっくらとした穴子だ。
脂の乗りもしつこくなく、ほど良い。
山葵醤油でいただく。
穴子の香りと旨みと軽やかな脂のコク。
至福だのう。
もう何もいらない。




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と、言いながら、またまた、注文してしまった。
看板に、江戸前ハゼとあれば、天ぷらを注文しないわけにはいかないではないか。
まあ、専門店ではないので、天ぷらはこんなものかと思うが、ハゼはホクホクで甘みがあって美味しいぞ。
ただ、この地域特有の天汁の甘さは、ちょっと馴染めない。
醤油で食べてみたら良かった。





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手洗い場の手ぬぐい。
これ、欲しいな。


食べログへ


夜総合点★★★☆☆ 3.3



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テーマ : こんな店に行ってきました
ジャンル : グルメ

天國 天ぷら 銀座

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僕が天ぷらを大好きなのは、このブログの中だけでは有名な話だ。
しかし、天ぷらは高い。
しかも銀座で食べたらもっと高い。
で、僕はここに行く。
銀座8丁目にある天國だ。
ここ、2階3階はご宴席用、地下はカウンター。
高い。
だが、1階では極めてリーズナブルで美味しく天ぷらが食べられる。





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まずはビールだ。
突き出しは、烏賊の子供が詰まったやつをすっきり煮たもの。
いいねえ。
つまみがいいからビールも美味いや。




33DSCF0077マツタケの和え物
松茸と青菜の和え物。
天ぷら屋さんと言っても、法事や宴会などもやるわけで、料理屋さんと言った方が正確かもしれない。
こんなもんをつまみながら、またまたビールを飲む。





44馬刺しP6230019
では、馬刺し。
天ぷら屋で馬刺しとはとお嘆きのあなた。
ここ、料理屋です。
で、今日は良い馬刺しがありますよ、と言われ頼んだ。
馬刺し大好きな僕としては食べずにはいられない。
鼻を長くして待っていると、出て来た。
変なサシの入っていない、実に甘く柔らかい肉だ。





55DSCF0086ステーキ
では、ステーキ。
で、今日は良い和牛がありますよ、と言われ頼んだ。
いやー、本当に美味い。
柔らかいし、変なサシでない脂もそこそこでいいぞ。
一芸に通じるということはこういうことだろうな。
ステーキはやはり天ぷら屋に限る。
ステーキを天ぷら屋で食うなんて、変なやつかと思うだろうが、変なので仕方ない。
しかも、美味いときてる。





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お銚子など頼んだ。
ステーキにだって日本酒に合うぞ。
しかし、趣はないわね。





77DSCF0082アナゴ
煮穴子。
柔らかくて美味しい。
天汁でも当然専門家なのだから、煮汁も美味い。
美味しいぞ。
穴子の旬は、梅雨時期と冬と言われてはいるが、一年中美味い。
しかし、梅雨になると、やたら穴子が食べたくなる。
実は、僕はさっぱりと白焼きを山葵で食べるのが一番好きだが、煮たのも好き。
日本酒に合う。





88DSCF0095舞茸と掻き揚げ
やっと天ぷらだ。
これは、舞茸とかき揚げ。
実は、新橋に親戚があって、法事はいつもこの店と決まっていた。
だから、子供の頃から、3年間隔4年間隔6年間隔で食べてきた。
3回忌7回忌13回忌である。
ここの天ぷらは、胡麻油の効いた薫り高いもので、最近のヘルシーでライト感覚の天ぷらとは違う。
そもそも、胡麻の香りがプーンとしなきゃ江戸前の天ぷらではない。
かと言って、浅草の某店のように、ベタッと、もたれるように重たくもない。
ここの好きなのである。






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生酒なんて飲んじゃう。
天ぷらで一杯やるのは大好きである。
要は天ぷらが大好きなんである。
語彙が少なくて申し訳ない。
東京の下町の胡麻油の効いた天ぷらは実に日本酒に合う。
銀座は下町ではないが。
八丁目なので勘弁してほしい。





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海老や野菜。
サイマキではなく、冷凍海老だ。
安いので仕方ない。
サイマキ食いたきゃ、下か上に行くしかない。
でも、美味しいんだな。






1111P6230018.jpg
これは天丼。
海老も小さいかき揚げも穴子も入っている。
やはり、天ぷらは天ぷら屋に限る。
いやー、美味い天ぷらに美味い酒。
まさしく天国じゃ。
そりゃ天國だもの。
御後がよろしいようで。


銀座 天國 本店

夜総合点★★★☆☆ 3.5



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テーマ : こんな店に行ってきました
ジャンル : グルメ

天浅分店 蒲田 天ぷら

会社を休んで、所用でJR蒲田駅からすぐにある大田区役所に行った。
なかなか会社を休めない身の上、昼から大っぴらに酒が飲めるぞとやって来た。
で、どこで昼は食べようかと思案した。
やはり、天ぷらか。



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前にも書いたかもしれないが、僕は脚は短いし胴は長いしゲップよりもオナラを恥じるし、典型的な日本人である。
しかし、食い物の好みは典型的な外国人観光客だ。
好きな順に、寿司、天ぷら、しゃぶしゃぶ。
で、前に平和島の天浅を紹介したが、その支店に入った。




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一階は、入って左にカウンター、右に小上がりでテーブル二つ。
カウンターに腰掛け、ビールを注文する。
大瓶600円。
里芋と烏賊のゲソの煮っ転がし。
こういうのって美味いんだよねえ。
僕的にはかなり究極的な酒のつまみだ。
おしんこなんかもポリポリかじりながら。



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はい、天ぷら、1200円。
これで、ゆっくりビールを飲む。
ただし、横たわって他の天ぷらの枕になっている ”穴子" を入れてねとリクエストしたので、1,240円。
何のネタが交替ったかはわからない。
穴子は江戸前、そんなに癖のない美味しい穴子だ。
10本くらい食べられちゃうな。
左が海老のかき揚げ。
バナメイエビではない。
味は普通か。
あと冷凍海老が2本と茄子に薩摩芋。
胡麻油の香りもよろしく、満足の昼食となった。
ビール飲めたし。
このまま、飲みつづけていたいが、まだ用があったこととランチタイム?が終わりそうだったので帰ることとなった。
残念。

なお、カウンターでご主人が鱚を下すのを見ていたのだが、左ギッチョであった。
多分、昔ご主人の修行時代には、まだ左利き用の小出刃なんてなかったろうから、両刀使いかも。
手捌きが小気味良かった。


食べログへ
天浅 分店

昼総合点★★★☆☆ 3.0



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テーマ : こんな店に行ってきました
ジャンル : グルメ

鮨大前 寿司 有楽町

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有楽町に飲み物持ち込みOKの寿司屋があるという。
それもガード下にあるという。
揺れながら寿司を食って酒を飲んだら、酔いも早く回るかもしれない。
で、東京駅は「はせがわ酒店」で美味しい日本酒を仕入れていそいそと向った。
あった。
確かにガード下。
しかし、こざっぱりとした綺麗な店だ。



22DSCF0245.jpg
カウンターだけの小さな店だな。
予約でいっぱいらしく、ここに座ってと、ど真ん中を指示される。
望むところである。
って、喧嘩をしにいくのではない。
で、料理はお任せで。
で、大豆の塩茹でにちょいと味を利かせた突き出しが出る。



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有楽町のヨドバシカメラで買ってきたビールを飲む。
プレモレ…美味いなあ。
ビールはちゃんと店で冷やしておいてくれる。
店主が酒を飲まないので、酒はあることはあるが客の好きなものを持って来いとのことなのだ。
しかも、持ち込み料などというケチなことを言わない。



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で、刺身が出てきた。
左が真鯖で右がゴマ鯖。
軽く〆てある。
右側は、帆立貝に甘海老に、鮪の頭の身と鯛。
鯖は、種類と産地の違うものを食べ比べてみろという趣向か。
食べたのは初夏。
真鯖がこんなに脂が乗っているんだなと驚き。
日本は縦に長い国だからこういうことが出来るのかな。
すべて美味しく食べられた。



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じゃあ、日本酒。
醸人九平次。
大好きな静岡県の酒で、若い経営者が頑張っている蔵だ。
これ、山田錦の純米大吟醸。
EAU DU DESIR…希望の和泉…という変な名前が付いている。
失礼しました。
精米歩合50%。
う~ん、美味い。
すっきりしながら、なんとも言えない旨みと香り。
持込ならではの贅沢だねえ。



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これはアイナメ。
炙りにしてある。
夏のアイナメは美味しい。
上品な脂と甘みと。
江戸前の真骨頂だ。



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シシャモ。
普段我々が食べているヒシャモは、キュウリと呼ばれる別物。
これが本当のシシャモで、ちゃんと買うと目の玉が飛び出るほど高い。
味は深みがあり、脂が乗って実に美味い。
贅沢だ。



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岩牡蠣。
夏が旬の牡蠣だ。
口に含むと一杯に広がる磯の香り。
海の美味しいところをすべて閉じ込めた味は濃厚だ。



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鰹である。
厚切りにしてある。
夏の鰹でこれだけ脂があると嬉しくて気を失ってしまう。
そのくらい美味い。
それも、嬉しいことに腹側である。
もう、この年になったら放射線など関係ないので、復興のためにもバンバン三陸沖の美味い鰹を食いつくしたい。
ただ、痛風には悪いので考え物ではある。
苦しみながら長生きはしたくはない。



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では、磯自慢の大吟醸だ。
もう醸し人九平次は飲んでしまった。
でも、まだ真打が控えていたのだ。
大好きな磯自慢だ。
こりゃたまらんぞ。
メロンのような香りでフルーティで、かといって軟弱さはなく、スッキリだがコクがある素晴らしい酒だ。
この辺から段々と記憶があいまいになりつつある。



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鯨があるという。
ミンクだ。
ネットリと舌に絡みつき、鯨の独特の香りが口の中に広がる。
だが、鯨は、尾の身とベーコン以外、そんなに好きではない。
でも、たまに生姜を和えた竜田揚げが懐かしくなる。
懐かしの給食だ。
古いな。



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寿司が出た。
よく考えたらここは寿司屋だった。
鰯に小肌にバラ寿司のネタみたいな鮪との混ぜ合わせの鉄火巻き。
普通に食べられる。



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〆は甘海老の頭の入った、お味噌汁。
すごい飲んだ。
事実上、720mlの日本酒を二本飲んだ。




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で、最後にちょっと口寂しくて。
雲丹を握ってもらった。
美味い。実に美味い。

ここ、酒は持込で持ち込み料はないし、魚の活きもいい。
結構満足なんだけど、何か物足りないんだよな。

多分、ネタで食わせるけど、もっと仕事のした寿司を食いたいということかもしれない。
新鮮だけならなんでも言い訳ではないから。
って、贅沢だよね。


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鮨大前

夜総合点★★★☆☆ 3.5



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神谷バー 浅草 バー 

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神谷バーである。
明治13年開業の一杯売りの酒屋が明治45年にオープンした、バーという名の超老舗の西洋風食堂兼居酒屋だ。
今は、近代的なビルとなり、1階はバー、2階はレストラン、3階は割烹だ。
が、都営地下鉄浅草駅にこんな、看板がある。


22神谷バー(地下鉄の看板)0609220263
「変わらないものが、ある。」
「が」の後の点の打ちかたが気になるが、電気ブランだ。
「変わらない、ものがある。」
のが、インパクトがあるのではないか。
「ある」と「変わらない」のどちらに力点を置くか、僕の趣味でスマン。
ブランデー、ジン、ワインキュラソー、薬草の入ったカクテルである。
その配合が、どうやら秘密であるらしい。
まあ、養命酒みたいなもんだ。
と学生時代に友人が漏らしたことを思い出す。


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じゃ、まずはビールでも。
バス ペールエール。
きめ細かいクリーミーな泡立ち。
いいねえ。
香ばしい香りとジェントリーなキレ。
さすが、紳士の国のビール。
ここのウエイターさんと同じだ。
ここのウエイターさんの爺さんたちがやけにかっこいい。
紳士で背筋が伸びて、ホテルの老給仕さんみたいなのだ。
学生時代の彼女に、こういうふうに歳を取れと言われた。
なんだ、歳を取った今の姿を見てくれなかったくせに。
見なくて良かったか。
お客さんも昼から爺さんとか婆さんが多い。
当たり前だ。
昼間っから暇なのは、元気な爺さんか婆さんだけだ。
超高齢化社会の象徴のような店だ。


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さて、ビールも飲んだし。
出ました、電気ブラン。
きれいな琥珀色だ。
キリッと冷えているぞ。
甘い香りと40°の強いアルコールのコラボレーションが、実に新鮮だ。



55神谷バー(煮こごりと電気ブラン)
そして、煮こごりで、飲むのもおつなもんだ。
チェイサーの水を添えて飲む
戦前は、煮こごりっていうのは、駄菓子屋さんでも売っていた大衆的な逸品だ。
って、戦後の生まれだが。
明治・大正・昭和の人は、間違いなく、こうやって飲んでいたと根拠のない確信を持っている。
酒自体が甘いので、塩っぱいつまみよりも煮こごりのような甘いものの方が、口の中で、酒の味が柔らかく感じる。



66神谷バー(電気ブラン)-2
もう一杯行ってしまおうか。
2杯ではないか。
左はデンキブラン、右は電気ブラン<オールド>。
アルコール度数の違いがあり、デンキブランは30度、電氣ブラン<オールド>は40度。
何で、電気を漢字とカタカナで書き分けするのかは未だ不明。
値段は、オールドが100円高く、360円。



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僕はここのチキンライスが大好きである。
そもそもチキンライス自体が大好物であるのと、これの美味しい所を食べ歩いているので、必然的に余計好きになるのである。
〆は大抵これだ。
この陣笠みたいなへんてこりんなオムレツが面白い。
変に甘くなく酸っぱくなく、まろやかな美味しいチキンライスだ。



88神谷バー(浅草)
明治の昔から、永きに渡り、浅草の灯とその変遷を見てきた神谷バー。
食券を買って中に入れば、まだまだ現役の粋な爺さんウエイターが出迎えてくれる。
うーん、いいなあ。
ちなみにここの地番は、台東区浅草一丁目一番一号である。


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神谷バー

夜総合点★★★☆☆ 3.5

昼総合点★★★☆☆ 3.5



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天浅 天ぷら 平和島

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平和島には家の墓がある。
で、お参りの後はご飯を食べて行く。
場末なのだが、美味い鰻屋はあるし普通の鰻屋もあるし和菓子屋もあるし、なかなか捨てがたい魅力がある。
そして、天麩羅は、ここが行きつけの店だ。
天浅という。


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実は昔、うちは、この店に油をしょっちゅう買いに来ていたのだ。
と言っても、先祖は狐ではなく、体型的にはむしろ狸だ。
天麩羅油は何度かあげたら汚れるので捨てる。
この天麩羅屋は、良心的で数回挙げた綺麗な油でも、替えていた。
その油を安く買って、自宅の揚げ物に使っていたとのことだった。
父親は昔よく油を買いに行かされたらしいが、おかみさんとは馴染みはなかったようだ。
ここが裏口。
かつて父親はここに買いに来て立っていたのだろう。
まだ生きてはいるが。
子供の頃から法事となるとここの2階で宴会だった。
味に慣らされているのか好きなお店である。



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店内である。
極めて雑然だ。
しかし、庶民的で老舗の雰囲気を漂わせている。
京急沿線場末の東京では、これは高級店に分類される。
壁には、お品書きやジグソーパズルの出来損ないみたいな風景写真やおかみさんと大田区長・自民党代議士などと撮った写真などが飾ってある。
民主党支持者のお客さんが来なくなったら心配だ。
ある意味、シュールである。



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お茶とおしんこで待つ。
こういう時間もいいものだ。
ここ、ランチもやっていて、1,000円程度で天丼や天麩羅定食も食べられる。
わざわざ電車に乗って食べに来るような店ではないので(僕は行くが)、お客さんは近所の常連さんが多い。
フラッと来て、定食をかっ込んで帰る。
といった感じか。
昼から天麩羅をつまみで飲めるし、こういう店が近所に欲しい。


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これが昼のランチではない方の天麩羅定食の天麩羅。
油は胡麻の香りのする下町バージョンだ。
衣もそんなにカラッとしたものではない。
しかし、浅草の○黒屋のようにしつこくなくもたれない。
ただ、油の切れはあまり良くなく、一回、ペーパータオルでふき取るとさらにおいしく食べられるが、持ってくるのを忘れた。
持って来ても堂々と使ってはならない。
エビが2本、キス、かき揚げ、野菜が3品だ。
キスは近海ものだと思う。
美味しい。



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これがランチのものではない、かき揚げ丼。
ベースは、小エビと小柱。
それに野菜が。
もう少し油切りを丁寧にしてほしいが、美味しい。
天汁はさっぱりとしているが、ちょっと物足りないか。
もう少し多めにかけてくれると嬉しいが、塩分控えめには丁度良い。
エビと小柱が実に美味い。
良いものを使っている。



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天丼。
ランチのもの。
モタッとしてはいるが、好きな味だ。
エビが2本は嬉しい。
しかし、実は僕はさつま芋の天麩羅は好きじゃないのだ。

会社をサボって、ここで昼から天麩羅つまみにビールを飲みたいといつも思っている。
いまだ実現はしていない。
退職後の楽しみか。

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天浅




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玉屋 十条  中華料理

いかれたダイビング器材を使ってエアが止まった日には、呼吸をしないで楽でいいが、間違いなく死ぬ。
だから、ダイビング器材は、一年に一度オーバーホールをしなくてはならない。
しかし、この費用が馬鹿にならない。
これまで格安でオーバーホールをしてくれていたショップがつぶれて、大手量販店へ出したが、メチャ暴利をむさぼられた。
新しい器材を買った方がいいくらいであった。
友人に、十条にあるオーバーホール専門店を紹介された。
良心的な専門店だった。
その帰り、腹が減った。

       

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こんな店があった。
玉屋という、十条商店街のはずれにある花火屋ではなく中華屋だ。
なんか、地元っぽくて、入った。

          

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ラーメン500円からおしんこ300円・やっこ150円まである。
その他中華メニューもラインナップだ。
カレーやおでんに大好物チキンライスもあるぞ。
グローバルな店だ。
さらに「チャンハン」というチャーハンらしきものもある。
手書きのメニューが嬉しい。

          

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とりあえず、ビールを頼む。
キュウリの漬け物が付いてきた。
昼間っから、飲むビールは美味い。
こういうことに幸せを感じる僕って可愛い。
って、自分で言ってはいけない。

          

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店は小綺麗だ。
お爺ちゃんとお婆ちゃんとお婆ちゃんでやっている店だ。
老いらくの恋による三角関係ではなさそうだ。
孫らしき若い男の子も顔を出した。

          

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引き続き、つまみに餃子を頼む。
普通の餃子。
野菜が多い。
化調はご愛敬。

          

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実は、この店に入ったのには理由があった。
鄧小平氏の晩食
最高の味
担々めん

こういうウリ文句に僕は弱い。
騙されやすいタイプなのだ。
人生、これで何度泣かされたことかわからない。
表の看板にこれがあったので、何の変哲もない街の中華屋に入ったわけだ。

       

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さて、その担々めんだ。
こんなんだっけ?????。
イメージが全然違った。
スープは、東京豚骨スープにラー油を入れたようなものだ。
具は、普通の豚肉・ニラ・タマネギ・モヤシである。
挽肉ではない。
くどいが普通の豚肉である。

これが担々めんだ、と言われると、そりゃ違うだろ、と言いたい。
が、野菜ラー油ソバ、とか言われれば、それなりに美味い。
味もしつこくなく、ギトギトしていなく、さっぱりとしている。
僕のようなお年寄り向け。
実に奇妙だが、嫌な気分ではなかったのは、お年寄りの発するオーラか年輪か老人匂のおかげか。
安くて、それなりに美味しくて大満足だった。


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玉屋




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プロフィール

chromodoris

Author:chromodoris
ダイビングと海遊び、街歩きとグルメ、自然観察と庭いじり、魚釣りと素人料理、そして映画と音楽の日々。プレ前期高齢者が日々に翻弄されながら、人生の仕舞に向けての彷徨いを綴ります。

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